ancojamさんのレビューリスト　

やんごとなき高貴な方は驚愕の表情にも気品がある笑なんだか近頃表情筋がうるさい令嬢ばかりだったので、それだけで読んで良かった。ずいぶんと牧歌的なお国のようで、びっくりするくらい全員が魅力的なキャラ。この話には波乱はいらないかな。なんちゃらしたからスローライフ始めます的なものよりよっぽど癒される。

可もなく不可もなく。一話目はざまぁ展開もあって読み応えあったけどな。これ系のアンソロジーの中じゃ、まぁシチュエーションは似たり寄ったりだけど奇抜な設定で飽きることはなかったかも。とはいえレンタルでも良かったかもなぁ。

購入当時はエロ目すぎて深く考えてなかったけど(まぬけ)、いま読み返すとまぁまぁクズな話だったなぁと。そもそも他人に水かけられる奴が有り得なかったわ。加害者は俺が俺がばっかりで、いや相手被害者だから。お前犯罪者なって気持ちになったら一瞬で読めなくなった。なにこれ成長？最近ざまぁ読み過ぎてBL飽きちゃったからかも。

主人公が何したの？ってくらい周囲の人間が糞すぎる。溺愛＋妹(王子)に制裁はもちろんとして、元の家族にも何かしらの報復を求む。何がって、そもそもダイニングテーブルにこの子の椅子が用意されてないじゃん。家族全員で虐待してるじゃん。絶対に許せない。

アンソロジー版で読んだけど、これほんと一番好き。他のレビューにもあるけど1巻分にして欲しい！ざまぁを、、、私にざまぁをください！！

最終巻まで読んだ感想です。変にダラダラ延ばすことなく、スピード感があるところがいかにもタイムアタックという雰囲気で、最後まで中弛みせず楽しく読むことが出来ました。乙女ゲーム同様、悪役令嬢ものもすっかりご都合主義が当たり前になってしまいましたが(兄と婚約しているのに弟に好意を寄せられてる的な)、子どもの頃から王妃教育を受け、次世代を担う存在として育てられていればそのまま王妃にというのも当然の流れなのかなぁと最近では思うようになってきています。王位を継ぐ者が恋愛脳だと苦労するって現実世界でも確かに。スピード重視のためもの足らなさは若干ありますが、すっきりとした後読感なのでオススメです。

続きが気になるので読み進めていますが、何というか貴族社会が舞台なのに使用人から当主まで全員表情がうるさい。大したことでもないのに大げさな顔と台詞で、読んでいてとにかく疲れる。喜怒哀楽、すべてゴチャゴチャとうるさい。大衆演劇みたい。

主人公が傲慢で性格の悪い令嬢ってことで、正しい悪役令嬢といえなくもない。男性陣に全力で腰掛けなので、共感も同情もすることなく読み終えたー。

私がなるしま先生から卒業することになった作品です。所謂中二病なヒトが好みそうだな、と今になったら思う。私は違いが分かる、的な。この歳になって思うことは、ふんわりオブラートで結論を曖昧にするならスピード重視で簡潔にということ。女の長話みたいなもんです。ダラダラと要領を得ず、さんざん話したがオチがない。とはいえなるしま先生が悪いわけではありません。こちら側の問題です。

驚いた、、、なんて素晴らしいお話しなんだろう。我が家にお猫様にいるからフィルターかもしれないけど。それにしたってものすごい熱量。初めての作家さんでここまで鷲掴みにされたの久し振り。お話しは流行りの人外(異種間)ですが、お互いの差を寿命という摂理になぞらえているためかやたら説得力を感じました。とはいえハピエン信者からしたらあのラストは賛否両論かもしれないな。いやでもそれを含めてとてつもないセンスのある作家さんだと思う。終始受け子くんを”雀”と呼んでるのがなんかもうたまらないくらい良いし、あやかしらしく達観してるようで脇はやけに人間臭い攻め様も好評価。作中の何気ない言葉遊びや、セリフもお洒落。なにより周りを固める他の化け猫さんたちが、個性がありながら出しゃばらないのがより良い。えちー好きの人でも絶対読み応え感じると思う。途中、これほんとに終われるのって何度もページ数確認しちゃった。正直初見では受け子くんの攻め様に対する気持ちがコトって変わるタイミングが分からなかったけど、それは即物的な私に問題があるのだろう。きっとこれから何度も読み返すうちに掴めるはず。というか、この作家さんのセンスを理解できる読者になりたいと思えるほどの名作に出会えました。余談ですが、読了後たまらない気持ちになって睡眠中のお猫様に抱きついてしまいました。寿命かぁ、寿命。私がきちんと看取るから、摂理から外れないで是非とも来世でまた出会って欲しい。