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かずばんびさんのレビューリスト 

定番すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。
2018-02-12
評価点
2
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
「中途半端。帯に短し、タスキに長し。」(1)異論のある人は多いでしょうが、私は、古典の名著や長編の文学作品を漫画で読んで、「ともかく触れてみる」、「概要を掴む」、「復習や補足に使う」といった読書スタイルには、基本的に賛成です(しかも、映画や動画よりも、原作には忠実かも。)。                  (2)しかし、10頁度なら、ネットの「まとめサイト」とか、「Youtubeの作品」解説とかを2〜3視聴すれば、それで十分だし、色々な人の考えに触れることができるので、こちらの方が得るものは大きいかと思っています。 無料だし。 そういう観点から言わせてもらううと、この本は、端的に「中途半端。帯に短し、タスキに長し。」というとこでしょうか。(3)漫画という意思伝達手段の長所である「読みやすさ」、「理解のしやすさ」、「マイペースで読める」ということを考えると、興味はあるけれど、原著では、とても気軽には読む気はしない「大作」(たとえば、「聖書」、「資本論」、「カラマーゾフの兄弟」とか)が、漫画化には向いているのでは、ないでしょうか。(4)ちなみに、少年少女向けの小説しか読んだことがないような小学校中高学年の子供へのプレゼントとしては、良いかもしれません。
実験人形ダミー・オスカー
2017-03-29
評価点
4
Renta!で購入済み
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<エロ官能美、ドラマチックなるも、少しワンパターン>(1)まず、ピンナップにしたいほど官能的な絵柄が素晴らしい。作画の叶精作氏は、上村和夫氏と並び、未だだもって、芸術エロの両巨頭!(2)小池一夫氏原作の話筋もしっかりしており、40年を過ぎた今もも十分、面白く楽しめる。特に、本作は、人工知能やアンドロイド等の到来を具現化しているので、2017年の今、読んでも非常に面白い。(3)未読の人は、無料分だけでも、是非、読んでほしい。漫画通なら外すことはできない名作だと思う。 ただ、一話一話は素晴らしいとしても、読み続けて行くうちに、毎話のワンパターン的展開が、やや気になり、全話を通じての構成が感じられない(小池作品は、この傾向が強い」。)。 そういう意味で△1点とした。
天上の弦
2016-11-29
評価点
4
Renta!で購入済み
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 <実話と知って、ビックリ> 主人公の 陳 昌鉉さん、実在の人だったんですね!ネットで調べてみると、様々な逸話や本人の写真とか出てきてのは驚きでした。 作者の少し昔風の画風も、この作品には良くあっているかと。 戦中、戦後の辛く息苦しくも、ちょっと“純”な時代の再現がみごとです。 文学的表現をすれば、「自然主義・漫画」とも言うべきでしょうか。日本史の教科書代わりに若い人に読んでもらいたい作品です。
王様ゲーム 臨場
2016-11-28
評価点
2
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<バトル・ロワイヤルの亜流?> 独創性、惹きつけるものをあまり感じませんでした。 
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ
2016-11-25
評価点
5
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<西洋社会を知るには、絶好の本>  西洋中世を描いた作品は少ないので、歴史好きにとっては、とてもありがたいです。 西洋やイスラム社会での宗教の重要さ、果てしない宗教抗争が、今も続いている訳を垣間みることができた感じです。 また、銃、砲術、集団戦法とかの軍事面の近代化の萌芽が描かれている点も興味深いです。 しっかりした歴史考証、個性的な登場人物、等も魅力的です。 強いて言えば、主人公を初め、登場する少年少女が純粋すぎる点と、画が可愛すぎるのが切ないです。 読み応えのある作品でした。
8♀1♂
2016-11-20
評価点
5
Renta!で購入済み
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 <幸福絶頂の中の逆ハムレット的苦悩?>  絵がキレイで嫌味がなく、話の鈴も分かりやすいので、気がつくと、主人公の伸一郎様になりきっている自分がいました。 8人の女の子の誰もが個性的で魅力的。まさに願っても叶わないハーレム状態。  しかし、この中から一人を選ぶとなると、難しいし辛い。 できれば、8人全部とつきあいたいってとこかも? 自分が、その立 場だったら、選ぶことができずず、結局、「くじにでも頼るか?」とかなりそういです、 延延と楽しく悩む「逆ハムレット状態」の妄想を堪能できた一時でした。
惡の華
2016-11-19
評価点
4
Renta!で購入済み
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 先が読めない展開で、予想以上に楽しめました。  この作者の世界観、ちょっと普通の人と違うかも。 本当の変態か変態を装うっているかは分からないけれど、 作品としては、なかなか楽しめます。 
透明人間↑↓協定
2016-11-12
評価点
5
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 透明感のあるお色気? ちょっと不思議で、知らず知らずに取り込まれてしまう話の展開。青年男子のメルヘンって言うところでしょうか。 絵が可愛いのも、高評価です。
[カラー版]ナナとカオル Black Label
2016-06-28
評価点
4
Renta!で購入済み
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<それなりに面白い>  全巻、読みました。 個人的には、「言葉責め」とか「目隠しプレー」とかのソフト(穏健)なものは別として、SMは「やる」は勿論、「見る」のも、殆ど興味はない、自然派のスケベです。 この作品は、絵が可愛らしく、嫌悪感や違和感が少ないです。また、筋の展開も面白く、文学的な表現も多いので、「ああ、こういう世界もあるのか・・・」という感じで結構、楽しめました。 人間関系においては、男女間に限らず、ある面、支配、従属といったSM的な要素は避けられないことなのかも。 そういう面では、マニア向けではなく、一般人を対象に描かれた本かと思います。 ただ、自分に置き換えて考えてみれば、同じ状況でも性愛の方に走ってしまうだろうし、「縛り」で楽しむ器用さも根気さも無いかも。 まず、「痛い」、「危ない」の方が頭によぎります。 そういった根本的な嗜好の差異で、△1点としました。 ちなみに、読者のみなさん、この漫画に吊(?)られて暴走しないlように、くれぐれも御分別を!
レッド 1969〜1972
2016-06-20
評価点
2
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<ウィキペディアを読んでた方がマシ?> 期待して読み始めたが、まったくの外れ。 まず、当時は社会的エリートであった学生たちが過激思想に染まって行く時代背景の描写が殆どない。 また、理想と現実の狭間で揺れる生身の人間としての登場人物それぞれの個性が感じられず、青年期の青臭さ、小集団内でのギトギトした人間関係、仲間内の権力闘争、男女の性と嫉妬などの描かれ方も淡白。単なる優等生集団の暴走という印象に収まってしまって、まったく食い足りないというしかない。 ウィキペディアでも読んでいた方が事実の生々しさが、もっと伝わって来て、マシかも。 ただ、当時を、まったく知らない若い人には、入門書、概要書としては、それなりに読みやすく、第2巻以降での迫力ある展開を期待して、大負けで星二つとした。、