「テルマエロマエ」で爆笑＆感動させられた者です。古代ギリシャものだー、タイムスリップものだーと、喜んで読みましたが、正直・・・いまいち。焼き直し感が否めず、それでいて「テルマエロマエ」ほど笑えない。深みもない。手塚先生が出て来たのは何の意味があるのか。まったく面白い訳ではないのですが、ヤマザキ先生でなければ買わなかったです。残念。

「美醜の大地」が好きなので買いました。美人は皆同じ顔、ブスとブサイクの方がバリエーション豊かと言う変わった作者さんです。レディコミらしく、エロエロで陰険で嫌な後味の作品満載の短編集です。（ほめてますよ）ただ、読み応えと言う点では、美醜の大地の方が格段に上です。

パタリロ！大全集です。ファンなら絶対に買いです。作者インタビューとか、豪華ゲスト原稿とか、見所たくさんです。100巻続いてるのはやっぱりすごいですね。ただ、絵柄がかなり変わってるのが残念です。15〜20年前位の面長の絵柄が好きでした。

恋愛やらセックスやらを軽妙に繊細に大胆に描かれて来た安彦先生が、子育て漫画とか描いてるなー、と思ってたら、ついには閉経漫画を描かれています。絶妙に面白いです。めちゃくちゃ繊細なネタなのに、カラッと笑い飛ばしてしまってるので楽しいです。これからも人生の先輩として、閉経、ババア、その他色々、あけすけに表現して行って欲しいですね。どこまでもついて行きますよ。

映画化もされた有名な作品です。短編ばかりで読みやすいです。絵柄も可愛らしい。人生の機微を切り取った作品集です。作品のうち、必ずどれかは心に響くはず。ただ、最終巻は絵柄が変わっており、話も観念的になっていてあまり好みではありませんでした。

心に突き刺さる漫画です。若くて可愛いけれども、怠惰な引きこもりで、人間としての内容スカスカ娘だったチコちゃんが、「トモちゃん」との出会いによって、変わって行く話です。ブスながらも人間としての器量が大きい「トモちゃん」の描写は深いです。絵柄はクセがあり、無駄なお色気シーンが多く鬱陶しい部分もありますが、総合的には傑作漫画だと思います。他の方も仰っていましたが、ドラマ化されていないのが不思議です。

狂王子目当てで購入しました。他の作品はパラパラと斜め読み。狂王子だけはまたまたエロ無しですが、他はがっつりエロありです。狂王子だけ浮いてます。面白いからまあ良いですが。狂王子は完全に連載のまとめに入っていて寂しいです。そして話が駆け足気味になっていますね。

時代劇風のドタバタギャグ系ＢＬです。私はこう言う軽ーいノリのお話は大好きなので楽しく読めました。苦手な方もいらっしゃるでしょうが、頭空っぽで笑いながら読めるＢＬと言うのもなかなか良いものです。作者さんは新人作家さんと言うものの、骨太なイラスト力、ギャグ構成力をお持ちの方だと思います。出来れば二巻も読みたいです。

本仁先生の絵もストーリーも好きです。ハードめのＢＬも余裕で読めます。しかし、そんな私にも今作はかしんどい話でした。読んでいておええとなるようなシーンもしばしば出現。意地で最後まで読みましたが。正直言って攻も受も言ってることやってることが、理解し難いです。最初の話の雰囲気は好きなんですけどね。最後の方は何だかよく分からなくなりました。

パラレル砂漠もの、奴隷ものと言う設定にまず惹かれます。鉄板の設定ですがＢＬにはピッタリの設定かと。絵も綺麗ですし、エロシーンもかなり存分にエロくて満足です。主人公の敵役？がとても嫌な奴ながらもなかなか魅力的なので、酷いお仕置きに合うシーンも描いて欲しかったですわ。同時収録作は好みが分かれるかもです。欲を言えば、表題作だけで一冊分読みたかったです。