yukko1227さんのレビューリスト　

はらださんの描く凌辱シーンは未知の事が多くて勉強になります。砂利入りローション…は、きつい…笑。安定の甘々オチなところもグッドです。

(※ネタバレ)この作家さんとしてはエロめだったと思います。(といってもオマケでちょろっと。)先輩と恋人同士になる前の受が、天然(と呼ぶのかどうか)すぎてイラっとしましたがそれ以外はおおむね平和でした。本編最終話とオマケだけの評価なら☆4、それ以外で☆2。ですが、「連絡しなくていいのか」のくだりが素敵だったので甘め評価です。表題作と関係ない短編が1話だけ入ってますがそれはいつもの奥山先生らしく、わちゃわちゃっとしてる話でした。

話は面白かったと思います。アクションシーンも多いし、指詰める場面とか、なかなか緊迫感ありました。が、全体にラブ度が低め＆説明不足なところがあり、むしろBLじゃなかったほうが素直に面白いと思えたかも？と。受が攻に惹かれた理由はなんとなくわかるのですが、攻がどのタイミングで受に惚れたのかがイマイチ伝わってきませんでした。またあらゆる謎が解説されないまま終わってしまうので、やや不完全燃焼。攻はとにかく男前100%で、受も素直じゃないなりに攻の前ではニャンニャンしていて可愛かったし、組み合わせは素敵なんですが。惜しい感じです。

作紹だけ見ると、女装して偽装結婚…あぁ、よくあるパターンのアレね。と流されてしまう方が多いかもしれませんが、侮るなかれです。出オチじゃありません。偽装する理由も、婚約者に女装がバレてからの展開も、結末も、きちんと丁寧に描かれてます。女装モノBLの中では歴代上位になっていいのでは…、と思います個人的に。そして色々済んでからの蜜月の様子も見れるので、大満足で終われます。けっこう古い作品ですがオススメ。(新装版になる前は蔵王先生がイラストだったよ〜)

なつかしい。紙媒体で持ってました。受の子がすごく健気で、なのに2人の気持ちがずっとすれ違ってて、泣いたなぁ。エロ少なめですがストーリーがかなりしっかりしてるので、程良い配分です。ファンタジーや古典欧風モノが好きな方はおすすめです。

一冊まるごと同じ舞台設定、3CPのお話が入ってます。全話に濡れ場あり。浮気なし、痛系なし、ハッピーエンド。リバあり。顔射あり。同作家さんの他作品が好きなら外れないです。表紙のCPが1番えろい、と思う。サンプルでわかると思いますがキャラクター全員九州なまりです。ポップだけど、ちょっと変わったBLが読みたい気分の時に。

イタリア政治家で三部作になってます。「クマとインテリ」→「amato amaro」→で、本作。最初に「クマ〜」を読んだほうが関係図がわかりやすいかと。「amato〜」は読まなくても読めます。私は「クマ」の時点でアルのカッコ良さとネーリの可愛らしさにズガーンとやられてしまったので、本作は大変楽しめましたが、浮気とかリバに抵抗のある方はちょっと地雷かもしれません。あと大っきい人とアルの絡みがあります。(個人的にはかなり萌えた←)大人の純愛物、という感じです。

青春らしいのからダーク気味のものまでありますが、基本切ない感じがメインで、ラストに幸せになりそうな予感を残して終わる作品が多いです。キャラクターが皆個性的で、お話も含め丁寧に作ってあるなーと感じました。長編を書いたら跳ねそうな気がする作家さんです。

個人的には最近で一番のヒットでした。紹介文を読むと、謎の男に受が翻弄される話のように受け取れますが、受攻両方の視点が入れ替わる構成になっていて、お互いに相手の事を疑いながらも、惹かれ合っていく心理描写が鮮やかです。受攻双方が秘密を持っていて、話が展開するごとに謎が一つずつ明らかになっていくのが面白い。ラストのどんでん返しに至るまで、見事としか言いようのない完璧な脚本でした。小説としての完成度、BLとしての萌え度ともに高い腐女子垂涎の一作と思います。

火遊びした女が会社の重役の妻→リストラの危機→代わりに小間使いになることでリストラを回避する…と、ここまででもだいぶファンタジーなんですが、まぁギリギリ許容範囲だろう…と思って読んでみれば、そんなのは序の口でした。異母兄弟からのイジメやらエロ接待やら何やら、お伽話のヒロインのごとき悲運に見舞われた専務を救うべく立ち上がった勇者(ヒラ社員3年め)がもう常識とか知ったことかと暴れ回ってハチャメチャです。お約束の「実は少年期に出会っていてお互い初恋の人」設定は勿論健在。専務の少年期が美少女すぎて思わず噴きました。初ベッドインの場面は前後関係お構いなしすぎてページ飛ばしたかと思ったほど。内容が薄いというわけではないので、もう少しリアリティを高めるか、いっそ設定を異世界か中世ヨーロッパとかにしてほしい感じでした。