小中先生とみずかねりょう先生なので迷わず買い。作品の為なら何でもする紹惟を永利は恋焦がれ努力し続け10年間。永利の心情が細やかに表現されていて苦しくなりました。両想いになる場面で紹惟の意気地なさが年を取った感を思わせ、またこれからも二人が一緒に年を取っていく未来がみえました。本編には紹惟目線がないのでSSで明かされた執着を探し読み返します。

お互いのどこに惹かれたかよくわからず、攻めがいなくなった受けを探し続けた強い気持ちも余り伝わってこなかった気がします。甘々な展開が好きなのでそういうのを期待して読んだらダメでした。もう一度読み直してみます

荏原が仕事のできる営業なんだろうけど二重人格っぽくって好感持てず、話が進むにつれて魅力的になるかと思いきやなんとまあ好きな相手をいじめる子供のような人だったとは。対して塚森の性格が多彩で男前でありながら可愛い。なんだかんだといっても大人な二人はお似合いです。

元ヤクザの二人。甘々な話にはならないけどお互い他の誰かが相手ではダメなところはハッキリしてます。、攻めの腹黒さは見事でしかない。

日高先生大好きです。以前紙書籍で読んだ事があったのに買ってしまいました。初期の絵が今とすごく変わっている先生方が多い中、最初から安定したタッチで好きな表情です。ストーリーは短い中よくまとまっています。

設楽、栄ＣＰのその後。前作が何というかハピエンだけど少し辛かったので今回は手に取るまで悩みました。が、一穂先生の作品は読みたい。人の心の深い所に染み込む話の中でクスッと笑える場も盛り込まれ、やっぱり読んで良かったと思う。単純なラブラブではなく、複雑な思いが絡み合って、お互いに必要な存在。栄の「お似合い」って言葉がしっくりきました。

全体に良かったです。受けが17歳で子供という設定でも特に子供扱いされるでもなく、獣の心がわかる特殊能力も都合よく出てくるだけで何に利用するわけでもなく色々細かい所が気にはなりますが、それを上回って攻めの愛情、受けが母を巻き込まないように行動する心の強さがよく書かれていると思います。イラストがもっと欲しかったので少し残念。

海野先生の作品が好きです。強い受けが多い中、今回はただひたすら可愛い。2カプの話があるけど、本編より神主の話の方が好きです。泣きます。

主人公のΩが過去にどんなひどい目にあったとかはよくある話。でもこれは本人の過去ではなくΩを虐げる社会が描かれていて、瓜生(Ω）がとても強い意志をもって生きている。仕事上パートナーのαは最初は冷酷な感じなのに、ちらちらと過去の悔いが出てきて弱い部分が見え隠れする中でも「俺はαだ」と自分を奮い立たせていてちょっと切ない。グロがきつい部分があるけど惹き込まれるストーリー展開で買って良かった。

海野先生の書く男前な受けが好きです。今回も多分に漏れずで、特別に剣の腕が良いわけでもないけど強気で無鉄砲で心優しい受けでした。神がかって強くて不器用なだけでひねくれた所がない攻めも素敵でした。戦いの中で心通わせていく様子が丁寧に書かれていますが、最後はあっさりハピエンでした。