総合的に可もなく不可もなく。Qpaだけあってエロ多め。もうちょっと話を盛りあげてもよかったような。あと、このご時世に書店員を同店舗で同時期に2人も正社員採用はないと思う。（店長が言ってるだけで実際どうかはわからないけど）そもそもこの2人はフリーターなのか、就活浪人なのかどういう立場かいまいちよく分からなかった。

やっぱり絵がキレイ！それだけでかなり満足度高い。生真面目な受けが多いような気がするけど今回はチャラっとした受け。しかも40代。高城さんで年上の受けって珍しい気がする。

（個人的に）成瀬かのさんのファンタジー久しぶりだ。話はいまいちなだと思いながらもなんでか好きな成瀬さんのお話。（話が面白いのも当然あります。）今回は素直にお話も楽しい感じでした。シーカーとかファンタジーな世界観は今流行りの（一作たりとも読んでいませんが）異世界天性風で、ゲームを嗜んだことがある人なら雰囲気もつかみやすいと思います。そこにオメガバースを足すとこんな世界観かと何かうまくかみ合った感じがあります。個人的にはこどもがわちゃわちゃと活躍するお話は好みではないんですが、主人公の根幹に関わる設定なので無駄とは思いませんでした。普段から成瀬さんが好きなら必ず満足するお話なはず。

素直にかわいい。2人とも可愛い。じっくりゆっくり関係が深まっていくので日常感が味わえます。

特に意外性もない安定性のあるオメガバースものといった感じですね。もうちょっと人間性を掘り下げられたら深みが出たかもしれません。

この方は毎回安定したストーリー展開で安心安全ですね。本編であまり語られなかった央倫の過去。こういうことは現実でもあるのかなぁ、とちょっとずんとなりました。「おれがおかしいんです。ちゃんと女の人を好きになります。すいません」っていうセリフが辛すぎる。

結構タイトルがストレートでそのまま内容になっていますが、気になって読んでみましたが、思いのほか悪くわなかったと思います。転校生といい仲になるのか、同室のお友達と進展するのか、今後に期待。

単話を買って読んでいたけれど、今更番外編が出るとは嬉しい驚き。単話を読み直しましてから読みましたが、相変わらずの関係性で安心。

正直話のつくりは拙いです。登場人物の背景などもやや疑問なところがあったり、それでいいのかというツッコミどころもないわけではありません。でもこの作家さんの魅力というのは執着攻めへの熱意ではないかと思うのです。どの作品のテイストも執着攻めなので、それが好きで読みたいという方には外れはないはずです。今回の三角関係についても、三角関係で攻め同士が仲がいい、馴れ合って共有でいいなんておかしい、受けへの愛が感じられないという考えの方には納得できる関係性なはず。

うん、面白かった。王子と側近の話ですが、幼いころに王子が側近を拾ってからの付き合いで、そのころから側近は執着していてあらゆる手を使い王子に近づく相手を薙ぎ払ってきた。そんな王子も結婚を意識する年ごろになりますが、側近はまたしても阻止すべく動き出す、といった分かりやすいファンタジーコメディです。絵は安定して見やすい画面作りで、話も分かりやすいので割と万人が楽しめるのでは。