悲運の死を遂げたOLさんが異世界転生して魔導具を作る技術職の父の元に娘のダリヤとして生まれます。本人もその職人を目指して腕を磨く中、父の親友の息子のトビアスとの婚約が父によりが取り決められ、そのように過ごしてきますが、まさかのトビアスがクズ！！現代の知識を取り入れて画期的で斬新な魔導具を生み出すダリヤに嫉妬心を抱いているあまり(だけじゃなく、元々そういう性質かもしれない)、束縛・モラハラ夫に大変身！勿論ダリヤに悪い所が無いとは言わないけど、あまりにトビアスの言動・行動がクズです。現代でも悲惨だったのに転生後も悲惨とは、なかなか大変な人生だけどそれでも明るく生きようとするダリヤを応援したくなりました。

DTこじらせて魔法使いになってしまった死ぬほど地味(本人談)な安達と同期でイケメン(設定では)の黒沢のお話ですが、イケメン…どこにもいないですし、むしろ2人ともそんなに顔の造形変わりません。折角漫画の世界なんだから、ホントに死ぬほど地味な受けとめちゃくちゃなイケメンの攻めだったら楽しく読めたと思います。

主人公が素直になれないからと辛辣な言葉の数々を誰にでも言い放ちます。ツンデレならまだ可愛い、そんなツンデレとは程遠い相手の傷をナイフで抉るような言葉に読んでいて不快でした。そのくせ自分は相手の言葉に傷ついたり泣いたりして、自己中すぎんか。そんな主人公の言葉に注意も忠告もせず、素直になれないからね〜とニコニコしている両親よ…それでいいのか…？学校で問題児すぎて孤立する子とそれを個性と言って放任してる親を見てるようで居たたまれませんでした。

転生モノの中で｢無職、異世界の女神が美人じゃない、めちゃめちゃレベルupが早い｣等で他との違いを出そうとしているのでしょうが、ストーリーがご都合主義すぎる。転生してすぐに今まで殺生した事がないであろう若い日本人男性がなんの葛藤も無く、いきなりブッサイクな兎2匹をちょっと大きめの石ころで殴打して殺します。武器が石なのも殺すのも普通…無理じゃない…？モンスターや人との戦闘も未経験なのにサクサクできちゃってレベルを上げるために人の首切るし、怪我を負うことにも抵抗がない。異世界転生を知ってたとしても悩んだり抵抗があって然るべきでは…？主人公が生殺与奪に全く抵抗がないのが不自然すぎる。それに序盤でお色気シーン出す冒険マンガはハズレが多いので(経験則)、ここらで撤退します。

畑に植えたものが何でも実るというチート能力で荒稼ぎする主人公です。しかし行動に一貫性がないから結局、何がしたいの？と思ってしまう。商人ベースで経済特化型の漫画なら面白かったかもしれないけど、そこも曖昧で取ってつけた感がすごい。戦闘シーンも強調した吹き出しとセリフでどうにかしていて躍動感は無いです。ハイペースで作画崩壊しているのが更に読みづらくしています。

設定は面白いです。1巻のカバー絵はそんなでもなかったのですが、読み進めるうちに中身の絵柄が子ども向け漫画っぽくて読むのが辛くなり止めてしまいました。

無自覚俺TUEEEE美少女ハーレム漫画です。ストーリーはまあまあ面白いけど、1番最初の猫霊族の女の子との契約に至る経緯や戦闘、主人公の無知さが目立つ所が雑だったかなと思います。平たく言えば、お腹減ってた所を助けただけ。普通に接しただけで契約。最強種ってだけで利用しようと近づいてきた人もいた…とか言いつつ、チョロすぎでは？猫霊族の力が使えるようになったとは言え、今まで戦闘したことない人が即座に戦えるのはなぜ？自身がビーストテイマーなのにその知識をテイムした女の子から聞くという不思議設定。…とまあ挙げるとキリが無い程にチート設定とご都合で出来上がっていて、絵柄は可愛いんだけどもうちょっとストーリーや設定を丁寧に描いて欲しかった。

これは良作！！1巻から今(現在12巻)までずーっと面白い！！主軸の3人の妖の少年たちがみんな知れば知るほど応援したくなる背景があり、とても魅力的です。更には素直でどこまでも真っ直ぐな見方をする主人公の夏羽の言葉にはっとさせられる事が多々あります。アニメ化も決まっていて、時々出てくるグロいシーンはどうカバーするのかなー？と思いつつすごく楽しみ！！

悪役令嬢から最初は蔑まれ、虐められるけどめげない主人公が最終的には甘々百合展開になる…なんてことは無いだろうと断言出来るほど、主人公の想いの方向は斜め上。罵られたい、虐められたい、ドM気質。そして思いを寄せている悪役令嬢からは気持ち悪がられていて、私が求めていた百合展開はここには無かった。

黎明のアルカナからのファンです。その作者さんは元々絵が綺麗で密やかな思いを描くのがとても上手！第4皇子・天耀の従獣だった弟が殺され、その犯人を探すために自らを男と偽って同じ皇子の従獣として主従関係を結ぶアルカナ無しの姉・藍月のお話になっています。今のところ、進行はゆっくりでアルカナの重要性が出てきておらず、獣人の元々身体能力の高い所が全面に出ている感じ。メインストーリーは弟の犯人探しですが、天耀とその従臣・太博、藍月の信頼・憧れ・愛の心の動きがしっかりと描かれているので恋に落ちる直前のような瑞々しい思いで溢れています。