何度も読み返したくなる作品です。そらの境遇に涙し、けなげさにぐっときて、周囲から大事にされてほっとして、攻からあまく可愛がられてきゅんとし……。すごく満足な作品でした。おすすめです！

面白かった〜！ 美形攻・渋川×男前受・築島。イケメンで仕事も出来るのに、受の前でだけは挙動不審になる攻。好意を持たれてるのが透けてみえて、自分だけが特別な立場だとわかったら、そりゃ絆されますよね。感情移入出来たので、すぐ物語に入り込めました。 もうちょっといちゃいちゃしてるところも見たかったなあ、と思ったので星ひとつ減らしてます。 前作を読んでいなくても問題なし。おすすめです！

山田酉子ワールド！な一冊でした、よかったー！　　年下彼氏とのお話が４編とそれぞれ短編が４編。短編集だと物足りなさを感じることが多いですが、それがなかったです。それぞれすごくよかった。　　勝手なイメージですが、山田先生の作品は炭酸強めのサイダーみたいな雰囲気があります。透明感あふれてるんだけど、ちょっとぴりっと刺激がある世界観。それでも読後はさわやか。　　おすすめです。

わんこかわいい！　　生真面目弁護士（酔ったり徹夜をすると積極的になる）攻・飼い犬花緒×本業イラストレーター副業モデルの受・飼い犬音女。わんこがキューピッドな恋模様。　　わんこたちの会話が読者にわかるようになっているので、つっこみつつも楽しく読めました。ただお話自体は普通かなー。ありがちなエピソードだったかも。　　ただ破綻はないですし、わんこもかわいく癒されつつ楽しめたので、あまめに採点。星３よりの星４です。４８時間があればよかったかな。

紙書籍で持っています。買って損はなし、の作家さんです。　まず、ヒロインがかわいくてかっこいい。しっかりと自分の考えを持ち、信念を貫きます。その様子がまた押し付けがましくなく、好感。でも、たまに弱い部分が垣間見えたりして、本当に素敵。　ヒーローもそのヒロインをたてつつ、足りないところはフォロー。ちょっと頼りないの？と思わせつつも、いいところはしっかり持っていく。　脇キャラも個性的で楽しい人ばかり。　そしてお話自体も謎を解きつつひろがっていってちゃんとまとまるので面白く、魅力的なキャラたちとあいまって最後までわくわくどきどき読めます。　ラブもあり、謎解きもあり、感動もあり、すっごくおすすめです！

あら？　残念ながら普通でした…。　けなげ受けで泣かせてくれるのかなーと期待しすぎたのかも。どちらかというとあまあま。ただ溺愛系に特化しているわけでもないので、どっちつかずな感じを受けました。　　貴族の攻シルヴェストル×背中に羽を持つカナリアと呼ばれている種族のノワールが受。見せ物小屋で歌を歌わせられていたノワール（１０歳）は、声が出せなくなり娼館へ売られかけたところをシルヴェストル（２０歳）に買われ、家族として大切にされる。そして８年後、平和に暮らしていたふたりだが、王政への不満が爆発しとうとう革命が…。　　受が攻に心を開いていくシーンなどはかわいかった。けれど堪能する前に８年後に話が飛んでしまいます。　　１８歳になった受は美しく成長。わざわざ攻が皮を剥いて葡萄を食べさせるシーンなどあまい場面もあり。　　ただ、ちょこちょこ行き当たりばったりじゃないかと思う所が。攻の従兄弟のヴァレリアンが新聞記者のＪ・Ｄを連れて来ることになる所や、革命のため受が王の元へ行く所など。ヴァレリアンは結局ふたりの間を引っかきまわすだけだったし、必要なキャラだったかちょっと疑問。受が王の所へ行って無事帰ってこれたのも、結局リュリュが助けてくれたり運がよかっただけだし。　　いっそのことＪ・Ｄを主人公にして革命をおこさせ、リュリュと出会い恋におちるみたいな展開の方が面白かったのでは、と素人考えで思ってしまいました。　　ただ、受が痛い目にあうのは最初の見せ物小屋でだけなので、安心して読めると思います。

源先生のホラー？と思いつつレンタル。怖さはあまりなかったです。とはいえ、霊とか普通にでてくるので苦手な方は回避推奨。　　気になっていた人のあとをついついついていってしまい、偶然入った喫茶店。そこに置いてあった石が店を出たあとなぜかバッグに入っていて、返そうと店を探すもたどりつけず、捨てようとしてもなぜか戻ってきてしまう。そんなきっかけで気になっていた人＝太郎くん（みえる人）とお近付きになりつつも、自分には「紅緋」という霊？がついていることもわかり……。　　紅緋の本体？である石を見つけるために、いわくつきの石など心当たりを探すことになり、事件に巻き込まれていきます。　　恋愛面は進展なし、紅緋の正体もわからずじまいなので、ちょっと尻すぼみ気味のため星ひとつ減らしています。お話としては面白かったですが４８時間で十分かな。

えろかわ！　　前作もよかったし、業平さん気になっていたので購入。よかったです！　　攻のにおいにめろめろな受ですが、それを必死に我慢してるのでツンデレ状態。そんな受と、一筋縄ではいかない大人な攻とのやりとりが楽しかった。　　身体の関係からがなれそめですが、挿入までは結構かかります。でもそこまでのエピソードが納得できるし、面白い。えろの最中も、ちょこちょこ笑えるシーンがありました。　　前作読んでいなくても、犬耳・しっぽのある３兄弟で、前作は三男のお話で業平は次男だとわかっていれば問題ないかと。ただ、読んでいた方が楽しいと思います。　　えろもお話もバランスいいお話だと思います。おすすめ。

小鹿ちゃんなのに猫耳とは、これいかに。なんて思いつつレンタル。もふもふラブコメ風味かな、と思いきやほの暗い雰囲気もありつつの感動ものでした。ちょっと泣いた……。　　猫耳・しっぽが出てしまうことで、人との関わりを避けてきた小鹿。香椎と出会ってから、外の世界へ出る努力をしていくけなげさはかわいかったです。香椎は香椎で秘密を抱えていて、それは小鹿の猫耳とも関係があって、その秘密ゆえに小鹿から離れようとします。そんな中、小鹿は攫われてしまって……。　　今後の彼らがどうなっていくのか。このままあまい生活が続くのか、もしくは……？　ちょっとだけ不安要素あり、で終わってるような気が。　　ファンタジーなお話ですが、一言でいうとおとぎばなしのような印象を受けました。そのためか萌えはいまいち。その分星ひとつ減らしています。　　

年下彼氏くんがめっちゃスパダリでした！　え、本当に高校生ってくらいに行動がイケメン。はあ、これは惚れるわー！　学生時代からの恋が忘れられない受と、その想いの片鱗に触れた攻。気になる存在から恋する相手になるっていう定番の少女漫画みたいな恋。帯の言葉もなるほど！と納得。　まっすぐな恋物語でしたが、ちょっとだけ物足りなさも感じたので星ひとつ減らしました。　短編もひとつ入っていましたが、こちらはヤンデレ気味。嫌いではないけれど、全部年下彼氏のお話がよかったな、とちょっとわがままなことを思いました。