大人になって久々に手元に置いておきたいと思う作品に出会えました。全巻購読者です。田村先生ファンはもちろん、そうじゃない人にもオススメします。主人公の整（ととのう）君が、色々な事件に遭遇して、解決していく物語ですが、主人公の放つ言葉にハッとさせられます。そして、その言葉たちが、より多くの人に知ってもらえれば、この世は少しいい方向にむくんじゃないんだろうか…とまで、思えてしまいます。主人公も何かを背負っているんだとは思いますが、1巻から付箋があり、とっても気になります。早く新刊がみたいと思う気持ち、でも、何度も繰り返し読む楽しさもある、そんな作品です。迷ってるなら、読んだほうがいいです。

初めて漫画で読み返したくない作品になりました。広告で気になり、内容が謎解きで、何かどこかで良いことが、希望があるんじゃないかと、読みすすめたけど、どの話もとっても残酷で可哀想で、全然ハッピーエンドじゃない。悪いやつが死んだからとて、後味が悪い。絵がきれいだから☆2つだけど、この作品を面白いっていう人、女性にはまずいないと思う。残虐なレイプシーンや殺害、人間がする悪い事の描写が盛りだくさん。それでいて、いい人間はいつだって被害者。記憶から消したい。

未来が見える能力を持つ主人公が、過去が見える男子に恋をして…とだけ聞くとあまり面白くなさそうですが、能力があるがゆえに、普通の高校生活の中で、人と違う事で苦悩したり、しなくていい悲しみを背負ったりと、それでもめげずに、強く生きようとする、優しい主人公達に愛おしさを感じる作品です。ただの学園ラブストーリーではなく、人情味が描かれています。主人公が天然で心優しいのに、他人の未来を見て、助けようとする時に誰よりも力強くなるのが、とても好きです。個人的に準主役の並木にクローズアップされているストーリーは物語の中で1番泣けます。内容は☆5でもいいんですが、あまりにも値段高すぎるので、マイナスにしました。ちょっと高すぎませんか？

ゲイカップルを通して、差別や偏見など、社会の表情を描いたヒューマンラブストーリー。色々な苦悩や精神的肉体的な苦難を乗り越えながら、絆を深めていく2人が、ゲイだからとか関係なく温かくていい作品です。かなり昔に単行本を読破しましたが、2人の人生の最後まで描かれていて、今だに内容も覚えいているぐらい印象深かったです。

確かにセリフが読みづらい箇所もなくはないですが、冒険ファンタジーで、辛く悲しくも、立ち上がって強く成長する主人公に感情移入しちゃいます。『天は赤い河のほとり』などの少女漫画の冒険と恋愛が好きな人は、きっと気に入ると思います。私的には絵も男性がかっこいいし、内容も面白いので高評価でしたょ！