カカシさんさんのレビューリスト　

寄生獣と比べてしまうが、カササギなる異星人の目的や実態が不明な為、伝承を受け継ぐ人間があたふたしてる感じがモヤっとくる。そこで星一つマイナスにした。しかし、寄生獣の最後の終わり方にも通じる所がある気がする。身の内に何かを宿していても、それに振り回されず、今生きる世の中と向き合い、使うならばより良い使い道を探す。自分次第だし、何か特別な事情があっても、世の中はもっと広いという可能性を示唆する所が気に入った。主人公のナン丸が危機感無さすぎてイラッとするが、この結末に着地するには仕方ないのかも。後は、歴史と地理と謎解きのような感じが歴史ミステリーみたいで面白かった。

終の退魔師を読んでから、関連があると知ってこちらを読みました。これだけでは完結してないので、終の退魔師で彼らのその後を追いかけます。あさひが怖がっている割には度胸があって脳天気でかわいいです。そして怨さんがカッコ良く、頼もしく思えてきます。3巻で良い感じに関係が築けたので、続きが気になります。終の退魔師で彼らがちょこっと出てきたので、楽しみです。

絵がきれいで、お話も特に谷もなく、二人とも一途なので安心して読めます。ハクだけだと嫉妬や恐れで暗い話なりそうだけど、桜海が明るくて天然っぽい子なので暗くならずに笑ってまとまる感じです。そこが安心して読めるけど、物足りないとも思う。

ルイスが美しいのに、オタクっぽいギャップがあって面白い。社長や小松さんという周囲のキャラも個性的。平凡で真面目なアラタにジリジリ近づいて距離を詰めてくるルイスと、それにクールっぽく見せながら戸惑うアラタの、もどかしい雰囲気が愛しい。でも両思いって分かってるので安心して読めます。ラブは少なめですが、2人の近い距離で満足。

単話の時から気になってたので、1冊にまとまるのを待ってました。思ってた女体化とは違ったけど、これ好きです。例え小林先輩が女性に見えてる状態でも、高津がはっきり女性はダメって示してるのも好感。マスターとの掛け合いもテンポが良くて楽しめます。

この作家さんらしく、重く暗くなりそうな所もフワッとサラッと進んで、コメディっぽく転換してハッピーエンドなので、難しく考えず楽しく読めます。

エッチはないけど、その分2人の「一緒に過ごす幸せ、一緒にご飯を食べる幸せ」が充分描かれていて良かった。美味しいものを一緒に美味しいねって言える相手がいるのは幸せですよね。あと、ぴょんがすっごくかわいくて癒されます。

すれ違いぶりが笑える。愛情の方向性が違うけど、お互いへの愛は最初から揺らがないので安心して読めます。雪国の状況が話にちらほら入ってくるので、食事や雪祭りなどイメージして楽しめるのも良い。

山があったり谷があるような激しい話ではないけれど、高校生の時の回想や後悔、弁護してる事件とうまく絡めて、2人で前へ進む、高校生の時に途絶えた縁を繋いで歩き出す感じが良かった。執着してるように見えて、あっさり会うのを最後にするという村雨の心が哀しい。でも2人が素直だからか、変に拗れることなく向き合えたのが良かった。できればもっとイチャイチャしてる所も読みたかった。

主人公が普通に良い子、真っ直ぐな子。周囲のキャラとの掛け合いが面白い。暗くなりそうな場面も虎杖がいれば前向きになれそうな感じ。でも画面展開が時々飛び過ぎて、ついていけず脳内補正や推測がかなり必要。途中まで本として購入していたが真人の話等で気持ち悪くなったので集めるのをやめた。しばらくして、早いペースで発刊されていたので続きが気になりデジタルで続きを購入。デジタルなら続き買いたいかな。宿儺や五条先生含め、救いのある結末であってほしい。