rurruさんのレビューリスト　

久しぶりに面白いと思えるBLに出会った。本仁戻さんの風味もある。

蟷螂の檻を読むために購入。結末が見えてきて、期待していたのとは違ったなーという脱力感。作者さんの過去作品を読んでいれば予想の範囲だとは言え、（まだ終わってないけど)今回は違う終わり方を期待してた。

改めてゆっくり最初から読んでみて、新しい発見もありました。子どもの頃は見過ごしていた部分も。昔から気になっているのはキリアンの子孫に受け継がれたパンパネラの遺伝子がどうなったのかということ。いつかその話も読みたいです、先生！

4年前に書いたレビューを削除して書き直しています。ウェブ連載だったこの作品を心待ちにしていました。これと、あと1作品が連載中だったのかな。最近質の低下と量産化が激しいBLの中で、心に残る創作をされる作家のお一人でした。この続きを読めない、新たな作品に会えないのがとても悲しい。

マスコ先生の作品だといつもは1ページ目だけでも星3はつくんだけど、この話は初めてつまらいと思った。半分くらいの分量でサクサク話が進んでもよかった。いつものテンポの良さはどこいった。なんか全体的に違う人が描いたみたいな（絵は益子さんではあるが）。

あのイタい弟くんの話か〜とまったく期待せずに読んだら、ササクレで一番よかった！絢人君が素直でいい子、一途でいい！日向は真面目でまっすぐすぎるんだな。幸せになってよかった！

実は期待してはいませんでした。今更、と思ったし、絵柄も変わっているし、あまり読みたくなかった。あの出来事の続きを書けば、反発も悪評も避けられないにもかかわらずなぜそうしたのか？作者にとっていいことは何もないはずなのにどうしてだろうと。読み始めると、自分の中にカプセルに閉じ込められていた昔の自分がいたことに驚きました。おそらく作者の原動力は、思春期にこの作品を読んだ多くの人の心の奥底に留まっている、その人自身一部を解き放つという作者の強い使命感なのではないでしょうか。

登場人物がみんなジメジメ、グズグズ。元作品のロギにいたる決定的な結末があるんだろうけど、どなたかも書かれているように無駄に長い。明虎の話が良かっただけに残念。

どこかでよく見る設定。登場人物すべて新鮮じゃなかった。大和さんの作品は、おもしろくてクセになるっていうのと、あー読まなくてもよかったかもというのとで差が大きい。

なにこれおもしろい。主役カップルよりバイプレーヤーがいい！ムタも野口も兄ちゃんも！