KAOさんのレビューリスト　

芸能界設定で萌え、主人公の美しさの描写で萌え、攻めのカッコ良さで萌え…と、萌えの要素が沢山でとても読んでいて楽しかったです。甘いだけではなく、シビアな境遇を必死で乗り越えていく主人公の成長、それを見守り導いてくれる攻めのスマートさが、ストーリー展開を更に盛り上げていました。挿絵は、Ciel先生でとても美しい二人に描かれていて素晴らしいです。

攻めが、主人公・好きな人（自身のその気持ちに気づかず）を何度も傷つけて、遂には去られて、そしてやっとその存在の大きさに気付く。その時にはもう遅すぎて…、って攻めに正直ざまあみろ思いましたし、主人公の涙の決断に、よくやったねと思いました。そして、幸せになれよと。攻めは、やり方が酷かったから、最後主人公が折れるとしても、もっと自身苦しめっても思いました。その2人の心の様がよく描かれている2巻は良かったです。

出会いは、あまり衝撃的ではなかったけれど、互いのフィーリングがばっかりだったのかな？どんどんお互いにハマっていくのが手に取るように感じとられました。ただ1人、イタいお嬢様が、犯罪紛いにヒロインを掻き乱し本当に見苦しかったです。ヒーローの格を考えると、何のダメージにもならないのが、分からなかったんでしょうね。友達が居なかったからなんて、本来言い訳にもならないと思います、主人公達、悪役にもあまいあまい。