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ろしまるさんのレビューリスト 

子連れ狼 大合本
2022-03-10
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
劇画とはかくありきという名作で、拝一刀の水鴎流がさえわたり、気分がすきっとする。大五郎もかわいい中に精悍さを潜めた目つきは尋常ではない。いつ読んでも楽しい作品である。
キングロボ
2022-03-09
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
1963年は小学5年生で、世には少年サンデー、少年マガジン、そして本作掲載の少年キングが出版されていた。少年マガジンからは8マンがテレビアニメとともに人気を博しており、主題歌やスポンサーのふりかけもよく覚えている。しかし、当時、我が家では少年漫画雑誌購読は禁止されていたため、残念ながら本作の存在はまったく知らなかった。Renta!さんを通じて、本作に出会えたことは法外の喜びであった。桑田氏の作品には、8マンと同様にSF設定としてのおもしろさに加えて、随所にコミカル要素が散りばめられている。今後も、機会があれば桑田作品を堪能したいものだ。
乾いて候
2021-12-21
評価点
4
Renta!で購入済み
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田村正和さんが亡くなられて、ケーブルテレビでは彼の代表的な作品が取り上げられている。その中に「乾いて候」がある。田村三兄弟がそろって出演していることも大きな話題であった。その作品のコミック版があることを知り、さっそく読み始めた。この作品では、田村正和のニヒルな面にユーモアを兼ね備えた人物像として描かれており、よりストーリーに深みを持たせている。劇画のタッチも、この作品によくマッチしていて、自然にはまり込んでしまう。今はもうこういう作品は皆無となっているように思うが、往年の劇画ファンにとっては、いろいろな思い出を連想させてくれるに違いない。時代劇を愛するものとして、いつまでもこのような作品を大事にしていきたい。
賭博黙示録カイジ
2020-01-25
評価点
5
Renta!で購入済み
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新作映画の封切を機に、テレビで旧2作品の上映があった。そこで、原点に返ってみようと、本作品を読むことにした。映画でのキャラクターと重なり、原作を読み進めていくことが、醍醐味のひとつとなった。ストーリー展開の複雑さも漫画という媒体で、緩和されており、同じ映像である映画とはまた一線を画すものである。絵のタッチも独特のものがあり、非常におもしろく拝見することができた。最近、コミックの映画化が増えてきたことが、とりざされているが、この作品においては、3作品も映画化されてきた。このことは、原作の力の偉大さに大きく影響されていることは間違いない。
柔道一直線
2019-12-26
評価点
5
Renta!で購入済み
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この作品にはじめて出会ったのは、漫画よりもテレビドラマであった。主人公の桜木健一やヒロインの吉沢京子がなつかしい。とくに、今も活躍中の近藤正臣の姿をみるたびに、名シーンの数々がよみがえってくる。また、高校生の多感な年ごろでもあったため、公立スポーツセンターの柔道教室へ通ったことも、なつかしい。久しぶりに、この漫画を手にして、あの頃の自分がよみがえってくる。1964年の東京オリンピック、柔道の神永選手の敗退から始まる物語は、当時、小学6年生であった自分にとっても大きなショックで、オランダ、ヘーシンクの強さに驚いたものであった。来年には、2020年、2度目の東京オリンピックが開催される。車周作をあっと驚かす成績を期待したい。
叛乱! 二・二六事件
2019-12-17
評価点
4
Renta!で購入済み
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本作品は、貝塚ひろし先生の「柳生武芸帳」の作風そのままに、強烈なインパクトをもって、読者をひきつけるものである。二・二六事件の勃発した昭和11年前後の日本陸軍内での思想を背景に、多数の資料をもとに史実に沿って描かれている。これまで多くの本事件に関する書籍、映像などを見聞きしてきたが、もっともわかりやすく、明快に理解できた。貝塚先生、恐るべし。また、漫画の力、また恐るべしである。
柳生武芸帳
2019-12-16
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
わたくしにとって、貝塚ひろし先生といえば、かつて少年サンデーに連載されていた「ミラクルA」をまっさきに、思い浮かびます。野球まんがとして、たいへん楽しませていただきました。しかし、この「柳生武芸帳」は、原作者の五味康祐先生の思いを彷彿させる、劇画タッチの作品で、あの貝塚先生とは別人の作風であるかのように拝見させていただきました。殺陣の場面の迫力はいうに及ばず、各キャラクターの存在感には圧倒されました。あらためて、貝塚先生の画力に敬意を表します。