重たく難しい、どちゃくそ暗くなってしまいそうなテーマをさらっと軽やかに描くのがめちゃくちゃ上手い作家さんだなぁと思います。思春期の複雑な心のやりとり(他人とのやりとりだけでなく自分自身との向き合い含め）も言葉での説明なしに読者へ伝えるというかぶん投げてくる腕力がすごい。すんごい上手い。上手すぎる。更に行間で読んでいるこちらに考える隙もくれる、巧みな作家さんです。被写界深度もとても好きでしたが、兎の森もまたとても難しい境遇の子を出してきて「うわあああ！！そう来たかあ」とひっくり返りました。重さを簡単に暗さへ直結させないのがすごい。キャラクターすべてが愛おしい。現在2巻読了ですが早く続きが読みたいし幸せになってほしいです。続巻待機。

ううーん……中途半端、かなあ…。ファンタジーな世界観はそれなりに作り込んであるのにいろいろと放置の半端で終わった感じ。続き物なのかな…？なんとなくいい感じに急に終わってしまった。竜云々を楽しむ為に読むには色々足らないように思う。なので内容的に少し値段がお高いと思いました。続きが出てもたぶん読まないです……。

きれいな終わりに涙した。すべてがせつない。最高に美しいタイムスリップものでした。

作家買い。好きな作家さんだったのですが、これまでの作品をすべて読んでくるとそろそろ飽きがくるかなと……受けは美男だけど処女、攻めは美男だけど何かしら変態っぽいフェチがある。CPはこんな感じでパターン化しているけど作者さんご本人もお好きなんでしょうし読者も好きなのだと思う。私も好きです。でも全体のストーリーもパターン化し始めてるかなぁ……勘違いで両片思い、受けがピンチに、攻めが助けてハピエン、みたいな。申し訳ないけど「あぁ、またそのパターンか」となってしまった。こういう系統はなんでも好き、何度でもおいしい！って人じゃないと厳しいかなと思いました。キャラの背景と舞台が違うだけで流れは同じ。この方の本はもう買わないと思います。

すごくすき……。下巻が出るのを待ち焦がれていました。高校生の頃のまだ確立出来ていなくてままならない自己との葛藤が丁寧に描かれています。言葉に頼り過ぎず綺麗に描いているとても透明感あふれる世界観だと思いました。攻めもかわいいですが受けがなんとも言えず、これぞBLというかいい意味で男の子らしくてとてもかわいかったです。

切なくて悲しくて、やさしいのに苦しいけれど、ふんわりとあたたかい。とてもきれいなお話でした。後半涙が止まらなかった。

うーん……なんというか劣化が目に付きます。残念です。絵がとても見づらい。キャラの見分けも付きづらいようなページもありました。読者置いてけぼりで突っ走っているのも気になる。説明などなく短い台詞ひとつ、キャラの表情や動作でこちらの妄想や想像力をかきたてるわけでなく。え、ちょっと待って。いつの間にどうした？何が起こった？と、数ページ戻る作業をせざるを得ない。しかもこうしても脳内補完が必要だったりする。君待ちターミナルの頃は色々もっと丁寧だったように感じました。キャラやストーリーがかわいらしくて作家買いしていたのですが、残念だけどもう買わないかな……。

甘酸っぱい……。終始一貫甘酸っぱくてかわいいですかわいすぎます。登場人物が大人も子どももみんな真っ新というか。それぞれのレールをきっちり真っ直ぐ進んでいるかのように気持ちにブレがなく、悪意などない中物語が展開していく。とても素敵でした。読んでる間中ずっとにやにや笑いが止まらなかったです。

作家買い。いい大人が思うようにすることも出来ずワチャワチャしてる様子がたまらなくかわいいです。胸きゅん。リーマン好きにお勧めしたい。そしてこの方以前よりも表情にぐっと色気が増したように思います。具体的シーンではなくともキスシーンだけでもドキドキする。さらに胸きゅん。

あああああもぅうううううっ　かわいい！　みんなかわいいったまらんっ。天然のイケメン後輩×超マイペース妄想家草食系先輩　な高校生たちのお話。思春期はいろんな経験がまだまだ乏しいから、自分の感情さえもきちんと整理出来ない。自分の考えすら理解するのも難しいんだから相手の奥底なんて想像もできない。むしろするのはとてもこわい。そんなもどかしいやり取りが大変かわいらしく、時に切ない。中盤少し泣きました。エロもきちんとあり。そして物慣れない感じがやっぱりかわいい…