ぐらすさんのレビューリスト　

ひどい話です。ちょっと双一くんのにおいがする系統ではありますが、それにしてもひどい。伊藤潤二ファン以外にはお勧めできないですね、これ。

高校生同士の可愛い恋愛ものです。まだ続きそうですね。攻めの文屋くんは重そうだなぁと思いますが、受けがわりと鈍くてある意味器が大きいので大丈夫でしょう。彼らを取り巻く周りの男の子が特に良いです。

一巻でやめときゃよかった。長谷川さんが好みドンピシャなので二巻も頑張って読みましたが、攻めが全然ハマらない。イケメンに見えない。

エロいっぱい。教師同士なので、お互いに富士先生、左雨先生と呼び合っているのが新鮮でした。いろいろあったけどお互いに誠実なカップルなので素直に応援したくなります。コミックスの三分の一くらいに別カプの話が入っています。これが満足度を下げています。

BL未満。どなたかも書かれていましたが、ブロマンスでもない。人と人が出会って、なにがしかの関係を築いて、お互いを思いやる。とても純粋で暖かなことで、そこには人種も性別も年齢も関係ないんだろうなと思います。春樹君の「これが恋になりませんように」というモノローグと、灰田さんの「もう一度父親にしてくれてありがとう」というセリフがとても印象に残りました。もう少し続きを読みたいけれど、ここで終わる方が粋ってものでしょう。

大好きな作家さんです。が、これはあまり合わなかったです。ちょっと屈折した高校生同士の恋愛ですが、変化球があまり効いていないというか。ふーん。で終わってしまう読後感。この作家さんの絵柄は、時代物とかファンタジーが一番合っているのかなぁ。話の作り方も現代の高校生には合わない気がします。

可愛いカップル＋双子の弟のお話。弟はただブラコン気味なだけで、カップルにちょっかい掛けないところがとてもいいです。

強面上司が本当に強面でとてもかわいいお話です。赤根君が一生懸命成長しようとしている姿もいいし、しっかり叱ることもできる真野さんに好感が持てました。真野さん細身だけどガチムチ系なので、そこもいい。

6巻まで読んであとはなんとなくどうでもよくなってしまいました。もっと病んでる系かと思ったけど、ちょっと違った。病んでいるのは弟ではなく、むしろ兄の方。兄に必要なのは性交渉ではなく、受診とカウンセリングだと思う。

描きおろしまでの感想→某方のキスすると時間が戻っちゃう作品によく似てるなぁ、でも友達二人も気づいてるってのはいいね、少年誌っぽくて！ここまでなら星4つです。　　ここから先は描きおろしを含めての感想としてですが、星1と星5どちらをつけていいのかわかりません。というのは、あのラストが福音でありハッピーエンドなのか、それとも永劫に抜け出すことのできない呪いなのか私の中で答えが出ないのです。生涯を共に過ごし、日部君は独りで想います、「君との人生はあまりに楽しくて…」2・3回目のループは幸せでしょう。だけど、5回、6回…繰り返すとどうなのだろうか？記憶はずっと蓄積されていくはず。永遠に終わらないループは本当に幸せなのか。いやでも、例えば60年前のことって明確に覚えてるものか？先週の晩御飯も覚えてないのに。などと、とりとめなく考えてしまうラストです。何度も何度も、若い時に好きな人の最後を見せられて壊れかけた日部君の心。いくら天寿を全うしようと、愛する人の最後を繰り返すのはどれだけ辛いのだろう。そう思うとこちらまで辛くシンクロしてしまいました。けどあの書下ろしのラストがあるからこそ、私の心に深く刺さった作品ですので、星5つを付けました。