こまやかなDVDプレーヤーさんのレビューリスト　

ハザマさんらしさ全開、美男美女で、ストーリーに勢いがあって、「ちーん」みたいな効果音付きのコメディ要素もあって、赤ちゃんは可愛いしで、一気に読んでしまいました。それでも星二つ減なのは、ヒロインのネガティブな思い込みが激し過ぎてちょっとウザくなったのと、ラストの山場でクルーザーに乗っているヒーローを探しに行ったヒロインが､服のまま海に飛び込んで危うく溺れかけたエピソード！！！　原作が有るから仕方ないのかもしれないけれど、クルーザーはハーバー内でほぼ静止しているのにヒロインが飛び込んで追いかける必要有ったか？と……管理事務所から無線連絡して貰えば済むのに、ねぇ？　もう一つ有った！　ヒーローは登山中の滑落事故の怪我で精子を作れなくなったって言っているのに、「子供を産める女性が奥さんになれば、アンゲリス家の子孫を残す方法は　他にも有るのよ！」ってここでも思い込み炸裂（苦笑）。無いから！！！

うーん、汐宮さん買いだったのですが……。　小説は未読ですが、何となく上手くこなれて無い感じがします。山場でのヒーローの反応がねぇ。元の恋人に裏切られて死にかけ、今も後遺症に苦しんでいるのは分かるけど、あの短絡的な暴言は無いわぁと思わせられたという点で、説得力に欠けたって事でこの星数です。HQだから、心の広ーいヒロインは謝られる前からセカンドチャンス上をあげようとしていたけど、私なら土下座されてもすぐには許せないわ。そして、ジジイ達の企みね！　良かれと思ったとしても、かなり危ないカケだったよね。　余談だけど、ヒーローの髪の毛がモッサモサでライオンみたい（笑）

HQでも一・二を争う、切ないハピエンでしたね（涙）。　美しい愛の形では有るけれど、やはり切ない… でも、読み応えはしっかりありました。　伊藤さんのこういう「重めの愛」をいくつか読んでいますが、作風と合っていて好きです。　が、割と好みの分かれる絵柄で、時々「えっ？」と言う顔になっている事が有るのと、2人での会話でお互いを「あなたは」とか「君は」ではなく、全編通して名前で「デラは何処に泊まるの？」「デラと結婚する｡」の様に言う事に違和感を感じるので星一つ減です。

漫画家さん買いです。相変わらず、美男ヒーロー・美女ヒロインですねー！　でも、このヒーローは……面倒臭過ぎて私はヤダな。山より高いプライドと底なしの嫉妬と独占欲｡ 仮にそれはまぁ良いとしても、暴言の数々よ！　事実確認もせずにここまでの暴言､そして軽ーい詫び｡ 私なら、きっちり土下座レベルで詫び入れさせる…か、やっぱり「ナシ」だな（苦笑）。

以前好きで何冊も読んだ作家さんです。今回も絵柄が綺麗で良かったのですが、ヒロインが積極的で強いところは良かったのですが、その分ヒーローの影が薄くて、盛り上がりに欠けた感が否めません。

骨太？肉厚？流石、荻丸さんの作品です！　原作を追ってるんじゃ無くて、まるで原作も荻丸さんの様な自然なストーリー構成ですね。　シングルマザーの子離れ、厳しい現実ですよね。ヒロイン、幸せになれて良かった良かった。コレで、ヒロインがもう少しだけ、美人だったらなぁ…

高城さんらしい、豪快に勢い溢れるお話でした。ってか、ヒーロー最初っからヒロインにベタ惚れやーん？　この、ヒロインを昔傷付けた貴族のボンボン、イラつくけど、案外いるのかもこう言う天然男。

「賭けから始まる…」の漫画家さんですね。HQはお初では？　ヒロインの役所や性格が「賭けから」の奈央に似ている感じ、H &H2人の飄々とした感じが、絵柄とストーリーと合ってて良かったです。

高山さんらしい、読後感ホッコリの優しい話でした。高山さんの、この頃のアッサリ目のヒーロー好きです。ヒーロー娘ちゃんとヒロイン姪っ子ちゃんがキューピットとして可愛く大活躍。HQ読んでてよく思いますが、出会うタイミングって大事ですよねぇ。ヒーロー元妻もヒーローの事を愛していたのでしょうが、ワンオペでの子育て、自分のキャリア､全てが重なって上手くいかなくて… 皆んなこれから幸せになって行って欲しいですね！

作者さん買いです。砂漠のシークにしては稀有な草食系？ヒーローでしたね。しかも、亡くなった先妻とは愛ある幸せな結婚生活だったとかって… 。　なので、ヒーローが先妻とは全く違うタイプのヒロインに惹かれ、その自分の気持ちに気付き認める所がストーリーの鍵。それが中々進展しないので焦らされました。ヒロインはまだ幼い頃に両親を亡くし、天涯孤独ながらも健気に前向きに生きる愛すべきお嬢さん。健気だけど、母を亡くした自動車事故のトラウマや、一歩下がってカメラのファインダー越しに世界を見るような諦めと言うのか、自己防衛的と言うのか、そんな生き方をしていたヒロインに心を持っていかれてしまいました。なので、ヒーローから「母たちの思惑にのって、自分の後妻の座を狙って？」と疑われて涙する下りは、思わずもらい泣き……。ヒーローに喝入れたくなりましたね（笑）。ハピエンが本当に嬉しい一冊でした。