きゃすさんのレビューリスト　

以前タテコミで2話まで読んでたのですが、ウノハナ先生のお話なら必ず1冊にまとまるハズと待ってました。そしたら今回、お手頃価格になってましたので迷わず購入しました。少しノスタルジックなお話ですが、終戦前後の混沌とした日本が舞台になってます。葵と鷹彦はただの親友ではなく、鷹彦が出征直前に結ばれた恋人同士でした。ただあの時代に同性愛なんて、きっと周りが受け入れない世だったんだろうと思うと、葵が引き揚げ船を3年も待ってた気持ちが切なかったです。日本は戦争に敗れはしたけど、葵と鷹彦はお互いが戦争に負けずに生き抜いて再会することが出来ました。そして役者になった鷹彦とアメリカ人の中尉の通訳をしている葵は一緒に幸せに暮らす事になりました。他人の目や常識に縛られず、自分にとって何が幸せかを考えさせられる素敵なお話です。1人でも多くの方に読んで欲しいと思います。

見た目と違ってバリネコなシロさんに片思いしているネコの藍くんが、シロさんを好きすぎるあまりタチに目覚めたのが本当にスゴい。藍くんは全然好きでもなかった元カレと別れて良かった。藍くんも大好きなシロさんとするエッチなら、受け身のネコじゃなく、可愛いシロさんを抱きたいとまで思えたんだから恋って素晴らしい。ゴツくて男らしそうなシロさんが、年下ベビーフェイスな藍くんに攻められてる時の色気が半端ないです。続きが気になります。

宮田トヲル先生目当てで買ったのですが、まるっと1冊大当たりです!!4頁しかないから、どの作品も続きを読みたくなるお話ばかりです。登場人物に名前や設定があるのに続かないなんて勿体無いと思いました。問答無用にキュンキュンしたい方に、オススメの1冊です。

pixivでずっと連載を読んでました。まとまったので電子書籍で「さあ、買うぞ!!」だったのですが…ええ、完結してないのは知ってましたよ。高校生のシンがお兄さんとおっさんの中間な湊さんにいつから惹かれていたのか、早く知りたいです。だから2巻に期待です。

男性が女性用のブラを着けるのが趣味って漫画は読んだ事あります。しかし、趣味ではなく女性用のブラしかないけどどうしてもブラを身に付けたい冴と、メンズブラのブランドまで立ち上げて自分好みのメンズブラを作ってしまう東旭。彼らがコインランドリーで出会うなんて、神様の思し召しに違いありません。しかも2人とも、ブラを着けたい切実な悩みがあったなんて。最近ではTシャツから乳首が透けるのが悩みな男性も多いから、メンズブラが流行るのも時間の問題かもと思いました。冴は可愛い系のブラが好みだったのに、次第に東旭の作るメンズブラも悪くないと思うようになり、東旭と彼の作るブラを好きになっていきます。最終的に冴と東旭がラブラブになるのですが、アサミとシジリと言う2人のメンズブラモデルの存在も良い味を出してて、ただのいちゃラブ話ではない点が大好きです。

既に何度も読み返してますが、お仕事系BLとしても、靴&足フェチ物としても、大変良く出来ていると感じました。まずお仕事面では、百貨店事情に詳しすぎる描写が多い。百貨店で販売経験のある私からしたら上司の花園さん(こんな中間管理職の上司は居る)や、靴のバックヤード(ストック)の様子、売り場移動は閉店後一気になど、首がもげそうなぐらい頷きながれ読んでしまいました。作者様が百貨店勤務をされたご経験があるのでしょうか？靴&足フェチの具合は読んで確認していただきたいですが、周防さんの意外性がやはり面白い!!普段見えない『足』が好きな周防さんの足フェチぶりを堪能していると、なぜかまた初めから読み返してしまいます。出来れば続編希望です。

作品紹介文にある通り【エロピュアラブコメ】と言うべき作品です。エロが多いですが、絵が綺麗なのと下品なエロではないので、ラブコメ要素が強く、読みやすいです。『イケメンしか住めないシェアハウス』に引っ越してきた苦学生・のの彦が、天然さとピュアさでチャラい社長・響を虜にしてしまうのが素晴らしい!!漫画ならではのご都合主義も、このお話なら気にならず一気に読んでしまうんです。そしてまた読み返してしまう。最終的にはシェアハウスで3カプ出来てしまうのですが、メインの響とのの彦カプが少しずつお互い変わって正式にお付き合いをする様が見所です。

真ing先生の作品が商業誌に載ると知り購入しました。pixiv版から大幅に描き直したとの事で、それを確認したかったのもあります。どんなお話でも『あるある』かも知れませんが、1話目と数話後ではキャラの顔つきが変わったりしがちなので、描き直してくださったおかげで『あるある』は心配しなくても良いかな？と思いました。続きが楽しみです。

オメガバースなだけでなく。『ハイブリッドアルファ』と言うオリジナル設定がすごくいきてると思いました。大神家の3兄弟も可愛いし、溺愛される主人公ちーちゃんも可愛いし、外見がオオカミなばかりに猫カフェに行きたくても行けないオオカミさんも可愛い。しかもオオカミさんってば見かけによらず可愛いもの好きのロマンチスト。ちーちゃんがオオカミさんこそが運命の番だと気づかない鈍さも、Ωとして母親や自分自身も苦労してきた過去があるから仕方ないと納得させられました。基本的に良い人ばかりしか出て来ないので、安心して読めます。個人的にはハイブリッドアルファの子ども・亮太くんが舌ったらずに「ちあち(ちあき)」「オムアイス(オムライス)」「スパベッチ(スパゲッティ)」と言うトコがツボです。

職場のイヤなヤツを紹介されてセフレに…からの王道なお話なんですが、ややエッチの描写に無理矢理感のあるところもあり、苦手な方は自衛した方が良いです。七ノ日先生のお話は、ほのぼの系しか読んだことがなく、私には48時間で十分でした。