幾とミトのスピンオフ『どうしようもない…』を読んで、ちょうど『おまだめ』を読み返してたところだったのでバッチリのタイミング!同人誌の電子化嬉しい!ちょっと個性が突出していて周りとうまくやっていけない不器用な伊勢島を、八雲がその包容力で優しく支えてくれてる… 伊勢島が確実に変わっていってるのが自然に伝わってきて、そして可愛い。”a little trip”で伊勢島のコンプレックスというか自己肯定感の低さの元になった過去(おそらく親)をさりげなく否定して癒やしてあげる八雲。心に大きなブラックホールを抱えていた(By ミト)八雲も、伊勢島といることで自分の穴を埋めてより穏やかになっていってる。未散さんの作品はタイトルが妙だなあと感心することが多いのですが『おまえでダメならもうダメだ』は一見完璧スパダリの八雲にとっても、きっとそうなんでしょう。特に大きな事件や過去があるわけではないのですが、二人の日常や友人>恋人としての時間を積み重ねている姿にほっこり。ラストには八雲の飯テロページもあって(またこのタイトル『ヒロくんがここで食べてくって言うので。』っていうのが秀逸)夜読むのはヤバいです。イケメンマスターに癖のある美人従業員…誰かセキレイの場所を教えてください!