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テオさんのレビューリスト 

私たちが恋する理由【電子限定特典付】
2022-06-17
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
背か高いコンプレックスを持っている女子とその先輩リーマン(この黒澤がカッコいい… 『サラリーマンイラストブック』を描かれていた時から思っていましたが、スーツ姿のリーマンを描くのがお上手でストイック+セクシーが溢れてます)彼女の同期で小柄で筋肉フェチの女子と理想のガチムチボディを持つ同僚リーマンという2CPの恋が、それぞれで進んでいきます。そこになぜか大正浪漫夫婦の話も挟まってて、そちらもヨイ(奥方がまだ女学生なので夫さんが必死で我慢してるのですな) 昨今は少女漫画でもあっという間に告って合体!というスピーディな流れなので、こういう“相手のことが気になって自分の気持ちを確認して… 好きです!“みたいな王道に、とっくに無くしてしまった乙女心がキュンキュンしてしまいます。2巻までしか読んでいないのですが、この2組(3組かな)の恋愛の進み方を見るのを楽しみにしています。ー★は値段。紙版がお高いのは大判コミックだから仕方ないとして電子版には関係ないから!そろそろこの大判や特別装丁本(表紙に特別な紙を使ってるとかエンボス加工とか)と全く同じ値段を電子書籍にスライドするのを考慮していただけませんか?という電子書籍ヘビーユーザーの切なる願いで、作品自体は★5です。
暴君竜の純情 暴君竜を飼いならせ番外編
2022-06-15
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
本編を読んでる方しか手を出さないファンサ作品集でしょうが(万が一未読な方がいたら「暴君竜シリーズ」本編へ!)過去や現在、恋人時代から2人(3人)の子どもたちの親となる夫夫とどれを読んでも甘さが溢れていて顔がニヤケてしまいます。本編では「なんだ、この超絶俺様は!(怒)」と思っていた可畏の暴君ぶりも、今こうして読めば「ハイハイ、あんたそのうち潤にメロメロになって溺愛レックスに変身するんだからね」と生温かい目で読めますから。甥っ子の成長を見守るオバのような気持ち。しかしこうやってSSを読んでも、潤の流されやすさというか順応力の高さ・逞しさには感心しますね。森脇X蛟の話が読めたのも嬉しかったです。文句なしの★5ですが、マイナス点はついつい本編を1から読み返したくなってしまうことでしょうか… 本編の続きを待ってます。
溺愛社長と子育てスケッチ【イラスト入り】
2022-06-15
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
幼馴染の再会・妖怪ファンタジー・子育て…といろんなものが詰まった作品です。妖怪とはいえ、おどろおどろしいものが一切なく赤ん坊の楓を含めてみんな可愛らしくユーモアたっぷりなので安心して読めますし、イラスト入りなのも+★。ただ久瀬と莞介がお互いの気持ちを確認しあいくっつく場面が「結婚なんかしない」という久瀬のセリフから少々強引な展開で、ちょっと戸惑いました。
救ってくれたのは超人気俳優でした【電子限定特典付】
2022-06-15
評価点
3
Renta!で購入済み
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物の怪(黒いモフモフ)が見え、その憑依体質故に実の親から捨てられ施設育ち、おまけにまともな仕事につけないどころか常に命の危険に晒されているという不幸を絵に描いたような主人公… そんな彼に陰陽師の一族である人気俳優が手を差し伸べるという、現代ファンタジー&シンデレラストーリーBLという感じです。冬雪は健気を通り越した良い子なのですが恋愛ごとに疎くてしかも頑固なために、二人の中がなかなか進展せず後半ちょっと駆け足気味でした。攻めはタイトルにもあるような超人気俳優なのですが、中盤からはそういう設定もさほど生きてなかったような気がします。よくありがちな「共演美人女優とのスキャンダルで受けが凹む」とか「敏腕マネージャーから疎まれて受けが身を引こうとする」っていうエピソードが無かったからかも。
本気にさせた責任取ってよ【SS付き電子限定版】
2022-06-15
評価点
3
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
ファッション業界、それもデザイナーとかわかりやすいものではなくプレスという“中の人“を主役にしたお仕事BL。ショップでの販売から1つの新ブランドの日本進出という、普段あまり知ることのできない世界が丁寧に書かれていたのでとても興味深く読めたのですが、その分ラブ部分が少なかったのが‘残念でした。主役の2人がCPとなったのが本当に終盤だったので、これを中盤くらいに持ってきて“若さ故に猪突猛進する若い獣的な郁人“VS“あふれる愛情に流されたい気持ちに自分の立場と郁人の将来を想い踏ん張る俊“という、もうちょっとラブ的山場や切なさがあったら嬉しかったです。あと読後に見ると、タイトルがちょっと軽すぎてピンと来なかったかな。
ぼくらの時間 おまだめ a time for us〜「おまえでダメならもうダメだ」同人集〜
2022-04-30
評価点
5
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
幾とミトのスピンオフ『どうしようもない…』を読んで、ちょうど『おまだめ』を読み返してたところだったのでバッチリのタイミング!同人誌の電子化嬉しい!ちょっと個性が突出していて周りとうまくやっていけない不器用な伊勢島を、八雲がその包容力で優しく支えてくれてる… 伊勢島が確実に変わっていってるのが自然に伝わってきて、そして可愛い。”a little trip”で伊勢島のコンプレックスというか自己肯定感の低さの元になった過去(おそらく親)をさりげなく否定して癒やしてあげる八雲。心に大きなブラックホールを抱えていた(By ミト)八雲も、伊勢島といることで自分の穴を埋めてより穏やかになっていってる。未散さんの作品はタイトルが妙だなあと感心することが多いのですが『おまえでダメならもうダメだ』は一見完璧スパダリの八雲にとっても、きっとそうなんでしょう。特に大きな事件や過去があるわけではないのですが、二人の日常や友人>恋人としての時間を積み重ねている姿にほっこり。ラストには八雲の飯テロページもあって(またこのタイトル『ヒロくんがここで食べてくって言うので。』っていうのが秀逸)夜読むのはヤバいです。イケメンマスターに癖のある美人従業員…誰かセキレイの場所を教えてください!
バーテンダーはマティーニがお嫌い?
2022-02-08
評価点
3
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
砂原さんの作品にしてはかなり辛口です… (『心を半分残したままでいる』など読み返すのに覚悟がいるくらいの印象的な作品を書かれる方なので私の期待値が他の作家さんよりも高めなのかも)タイトル&ミドリノさんのお洒落な表紙にホモフォビアとゲイ(バイ?)の同級生の再会という美味しい設定、そこに「複雑な想いを抱いていたかつての同級生(杜野)を誘惑する」というミッション。まずこの友人でも恩人でもない単なる客の手島から依頼されただけで、毛嫌いするゲイバーでアルバイトという下りが少々強引すぎました。依頼金の100万円を目の前で紛失したなんていう?な理由ではなく、もうちょっと弱みを握られて納得できるような強い理由だったら良かったのにな。そして戸原が面倒な性格だというのはわかるのですが、ミッションに則って杜野を誘惑するエピソードが少なく途中で二人が再会した理由を忘れそうです。高校時代「女性とH出来なかった」からといって見た目イケメンの戸原が10年以上誰とも恋愛せずDTだったというのも不自然。その間に誰か男性と付き合って痛い目にあって、ホモフォビアに拍車が掛かったなんていう過去でも良かったのでは?何よりも残念なのは、再会した二人がお互いの気持ちを深め合っていく過程がちょっとおざなりで、戸原・杜野に共感できないまますんなりとCPになってしまったこと。カクテルの蘊蓄やそれほど重要な脇でもない手島にスペース?を取られたままな感じがしました。攻め視点のSSとか間に欲しかったと個人的に思います。学生時代からの戸原に対する恋心、社会人になってバーテンダーとして働いている彼を見かけてからの複雑な心情…そういうものが読めてたら、もうちょっと杜野の魅力が伝わってきたかもしれません。また私は砂原さんの流れるような文章がとても好きなのですが、この作品に関してはブツブツと途切れて終始非常に読みづらい感じを受けました。私だけかな? 文句ばかりですみませんが、特に好きな作家さんなので読む前のハードルが高すぎたかもしれません。
Life is Beautiful【イラスト入り】
2022-02-02
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
伊勢原さんの商業デビュー作。そうは思えないほど、とてもクオリティの高い作品だと思います。人生に絶望し自殺まで考えていた主人公瑞生は、織部という町立図書館司書の男(よくある実業家とか医師や弁護士などではなく町立図書館でエプロンをして子どもに読み聞かせをしているっていうのがヨイ!)に拾われ寝場所から食事、さらに心地よく過ごせる自分の居場所(図書館の一角)さえ与えられる。ここで「織部の優しさに荒んだ心が癒されていく」なんて陳腐な展開にならず、瑞生が常に「こんな自分に優しくするのはなぜだ?」「いつかは自分の元を離れて行くのだろう」と不安を抱え続けている… その心の動きがとても丁寧に描かれていました。織部に「ありがとう」の一言もなかなか言えない、他人を信じられず関わるのが怖い… 彼の繊細な心情がよくわかりました。そして織部!ただの博愛精神溢れる親切な男ではなく、チラチラと垣間見える執着愛。過去に似たような経緯で織部に保護されていた男の「織部は不幸な人間が大好きなんだ」「自殺した妹への罪滅ぼしのために、自分達のような自殺志願者を助けようとしている」という下り、やはり執着愛のヤンデレであったか!とハラハラ。最初からずっと危うい感じがしていたのはこれだったのかと嬉しくなりました(すみません、心の闇とか病み系が結構好きなもので)織部の「君を守りたい・独占したい・閉じ込めておきたい」に引きずられて一時は共依存の上に立つハピエンになるのかな?と思いましたが、瑞生がなんとか自分の力で立っていこうと良い方向に向かっていったのが良かったです。ただ会って間もないのに織部が瑞生のどこに惹かれたんだろう?と考えると(思いのほか美貌の持ち主だったというのはありますが)やはり薄幸不憫な“守ってあげたい”人間が好き、それを守ってあげる自分が好きなんだろうなあと感じます。斑目さんのイラストが雰囲気にぴったりでした。
無用のオメガは代わりもできない【特別版】(イラスト付き)
2022-01-28
評価点
4
Renta!で購入済み
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「きみはぼくのつがい」「アルファの恋人」に続いて、栗城さんのオメガバ作品を読ませてもらうのは3作目ですが(もう1つは未読)これからもどんどん書いていただきたいです。オメガということで虐げられてきた主人公ですが、薄幸ではありながら芯が強い(Ωだからそういうものだと育ってきたからある意味仕方ない)理不尽なことも受け入れてしまえる性格なので、そこまで悲壮感は漂っていませんでした。アルファの攻めも身分が高い美丈夫ながらも、オメガや使用人への態度や考え方が非常に誠実で、ちょっとヘタレながらも魅力的でした。しかし後書きにも書かれていたように主人公の弟夫婦がうんこ野郎共… アルファの夫は妻(弟)にいいように転がされてるアホに過ぎないのですが、弟が栗城作品に稀に見る悪役。私は優しくないので「これからせいぜい苦労してくださいな」と思ってしまいました。作者さんの後書きのあと、ページを閉じようとしたらダメですよー おまけのSSが載ってます!もう少しで見逃すところでした…
アルファの恋人【イラスト入り】
2022-01-26
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
『きみはぼくのつがい』で出てきた主人公遥のアルファ弟 都のスピンオフ。前作を読んでなくても楽しめると思いますが、遥と嗣英 その息子の岬(かわいい!)遥の友人たち、母親…と前作のキャラクターを知ってた方がより面白いです。こちらのオメガ幸人はいわゆるオメガバの王道で、オメガであるが故に悲惨な過去を背負った青年… ここは読むのがちょっと辛いです(後書きによると、最初はもっと過酷だったものをマイルドにしたんだとか 涙)アルファである都が愛情深く支えてくれて何とも良い攻め様。終盤で「なぜそこまでして幸人を大切に扱ってくれるのか」という理由がきちんと明かされてるので、彼の愛情と忍耐力が単なる一目惚れとか子供に接する優しさに惹かれたなどという薄いものではなく、もっと大きなものに支えられてたと言うことがわかり説得力がありました。もしかするとこの2人には岬や陸のように子供が出来ないかも知れないけれど、彼らを我が子のように可愛がって幸せに暮らしていって欲しいなあ。