癒しの会員さんのレビューリスト　

前半に目を背けたくなっても、最後まで読んでください。彼らのひたむきな心の美しさを、季節や時間の移ろう情景とともに堪能できます。

2人とも、優しすぎて涙が止まりませんでした。

ひたすら他者の幸福に、人々の生活の向上に尽くす者達の話です。目の前の利益ではなく、長期的に考える思考を持ったものにあたえられる、使命としての不老不死なのだと感じました。

まさかの3巻が一番良い、と言う作品。一巻で、まあ良くあるパターンと思っても最後まで読んで欲しい。登場人物の成長、それぞれの立場の視点など話の深まりを感じることができます。

よすがが、くるおしい程九重を信頼し愛していることが、この先もずっと九重を支え、ずっと続けばいいと思った。このお話に最高に絵がマッチしています。

自分を否定する心を全否定してくれる存在と出会い、自己肯定感を受け入れるまでの、暗く見えて実は清々しい話。

これまでの作品に比べるとサッパリ目だけど、それはそれは登場人物のキャラクターによるものであって、キャラ立ちを狙い過ぎてない清々しさが良いと思います。

素晴らしかった。主人公の純真な優しさと、生きづらさにひねくれる事のない強さに、恋愛要素だけではなく強く心が揺さぶられました。

弟によって存在を許され、兄によって心を満たされる兄弟の話です。共依存だけど、成長をしていこうとする二人に清々しさを感じます

光陽とジェイド以外は別にいいって思ってた。が、彼に会えて良かった。ジュサダの双子キョウダイが亡くなったとき、光陽が感じた悲しみだけじゃない別れを、ジルが感じられていたらいい。