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19800423さんのレビューリスト 

ハイランドの戦士と罪深き修道女
2023-02-12
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
最終ページにあるように小説版邦題は『罪深き修道女』で、藤田和子先生がコミック化された『ハイランドの野獣』に続くシリーズ2作目です。今作ヒーローのルーリクは前作ではハゲに描かれていましたが、今作では髪が生えています(苦笑)。コミック版の内容ですが、ページ数の都合もあってキャラやエピソードの数は減らされていますが、主人公たちや悪役のキャラはほぼ原作通りなので、そこは良かったです。ただ原作もそうですが、悪役の最期が呆気なくて、そこはもうちょっと引っ張ってほしかったな、とは思いました。まあ、ページ数の問題がありますけどね。それから、出来ればルーリクの母親も原作通り最後に素性を明かして出してほしかったです。あと、このシリーズは3作目の『禁断の花嫁』もどなたかコミック化していただきたいです。
光の乙女と闇の大富豪
2023-02-10
評価点
5
Renta!で購入済み
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三部作の最終作で、前々作と前作で嫌な印象を残したハビエルが今作ではヒーローを務めています。原作は個人的に三部作で最初に読んだ作品でしたし、三部作の中で一番好きな作品でもあったので、このシリーズのコミック化を七星先生が始められた時には一番楽しみにしていました。さて、今回のコミック版は141ページあって、いつもより長目ですが、まず原作に比べて結婚するまでの尺が長いです。で、原作と比べてハビエルがデレるのがかなり後の方です。コミック版はその後半もかなり変えられていて、原作だとソフィーは「へ、何言ってるの、アンタ」と突っ込みたくなるような発言が増えて、作中のハビエル同様読者の私も困惑したのですが、コミック版はその辺は全部カットされていて、その分ハビエルとルイスの和解にウェイトが占められています。コミック版ハビエルは原作と言動が違う所が結構ありましたが、このシリーズのヒーローの中では、実は一番性格が優しくて人一倍傷つきやすいから、普段は冷酷に振る舞っている点は原作と同じですね。しかしコミック版を読んで改めて思いましたが、ハビエルがフレイアと結婚しなかったのはお互いのためにも良かったですね。最後に七星先生、三部作全てコミック化していただき、ありがとうございました。
さすらう愛に溺れて
2023-01-14
評価点
3
Renta!で購入済み
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最終ページにあるように、小説版邦題は『愛にさすらう』です。話の内容ですが、ヒーローの設定はまあ、ハーレクインじゃないとあり得ないものですよね(笑)。原作では身長が2m近い、という設定もありましたが、実際にいたら目立ってしょうがないだろうなあ。でも中々可愛らしいカップルでした。コミック版はヒロインがヒーローに惹かれていくのが早すぎかな、とも思いましたが、ページ数を考えると仕方ない点もありますかね。ただ、コミック版はヒロインが40近い年齢に見えないのが難点です。まあ、この年頃のキャラはコミックでの表現が一番難しいですけどね。なお、今作後半に出てくる弁護士ペイトン・ランドはその後、暮林せな先生がコミック化された『天使が生まれた日』ではヒーローの兄として、七星紗英先生がコミック化された『スキャンダルはおまかせ』ではヒーローとして出演しています。
無垢の乙女と手負いの獣
2022-12-12
評価点
4
Renta!で購入済み
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星合操先生がコミック化された『幻の乙女と仮面の花婿』の続編で、前作ではお邪魔役だったマリアが今作ではヒロインを務めています。原作では前作後半でのマリアが余計なことを話したせいで前作主人公たちの仲を拗れさせた場面から話がスタートしていましたが、コミック版は前作カップルは終盤に「妻の兄の友人であるイオンドラ公国王女殿下夫妻」名義で一ヶ所言及があるだけで、出番は全部カットされています。他、コミック版はヒーロー、マシューの父の友人でマシューの後見人のマルコムなどのキャラの出番も、後半主人公たちが一時別れる話などもカットされています。一方で原作では名前が言及されるだけだったマリアたちの父が出てきて、マシューと話をする場面が作られています。結果、コミック版は原作とかなりテイストが違う作品になっていますが、これはこれで良かったです。なお、前作でも活躍していたマリアの兄、ガエタン公爵セバスチャン(キャラデザが前作の星合先生版に合わせた感じですね)は次のシリーズ最終作ではヒーローを務めているのですが、その最終作がまだ翻訳されていないようですね。ハーレクイン社さん、こちらの翻訳もなるべく早くお願いします。
シークとのめくるめく夢一夜
2022-11-01
評価点
4
Renta!で購入済み
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小説版邦題は『シークのめくるめく結婚の罠』。コミック版の内容ですが、同じシャロン・ケンドリック原作『海運王とかりそめの新妻』のコミック版同様ヒーローのヒロインに対する言動がだいぶ真っ当になっています。原作版ヒーローは終盤に少し譲歩をみせたくらいで、基本ヒロインの意思も意見も無視するキャラだったので、読んでいて何なのコイツ、と思わされたのですが、コミック版ヒーローは結構ヒロインの意思も意見も尊重している方です。一方で、コミック版は原作からヒーローが戦争で親友を失った話や、戦地で死にそうな目にあった時に心の支えになったのがヒロインの存在だった、という話が台詞だけで簡単に済まされていて、あまり印象に残らない話になっていたのはちょっと残念に思いました。あと、原作ではヒーロー婚約者は薬物中毒者だったのですが、コミック版はそこを改変して駈落ち話にしていましたが、これはちょっとどうなんだろう、と思いました。全体的にコミック版は良い悪いではなく原作より甘い味がする作品になっています。
シークのめくるめく結婚の罠
2022-10-23
評価点
4
Renta!で購入済み
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椿野イメリ先生が『シークとのめくるめく夢一夜』の題でコミック化されたので、予習のつもりで購入しました。話ですが、主人公たちがどちらも親が原因で愛に対して拗らせている、とか、シークが身分を隠して外国で一般人であるヒロインに手を出して妊娠させる、とか、ヒロインが美人なのにそれまで処女だったとか、ヒーローが自分から離れた癖に、子供の存在を何年も隠した、とヒロインを詰るとか、初対面の父親にすぐ懐く子供とか、ハーレクインのテンプレネタ満載な作品です。唯一王道とは違うのがヒーローの童貞設定ですが、それまで未来の妻のために、と熱心に勉強していたとはいえ、初実践の場で処女のヒロインをちゃんと満足させるとはスゲー奴だな(笑)。まあそれはともかく、ヒーローも大変な目にはあっているし、そこは同情するけど、それにしたってヒロインの意思や意見を無視し過ぎで、人としての魅力は感じられないキャラでした。
美貌のぺてん師
2022-10-12
評価点
4
Renta!で購入済み
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原作は未読です。ヒロインがとある事情から双子の姉妹に成り済ます、というハーレクインでは凄くよくあるパターンの話ですが、このヒロイン、はっきり言って頭が悪いです(笑)。その上、双子の姉サブリナの近況を知らなすぎなので、嘘が超ヘタです。ヒーローも流石に嘘を付いていることには気付いていましたが、そもそも相手がサブリナじゃないことに気付けよ、と突っ込みたくなる位察しが悪いんですよね。まあ、ヒーローはヒロインが別人だと気付いた途端ドアを蹴破っていましたが、お互い一目惚れ、というのもあってその後は案外すんなりまとまって、余り障害らしい障害もない話でした。あと、調べてみたのですが、原作は5人の作家による連作物で、今作は3作目のようです。今作で出演、言及されたキャラでは、ウェントワース家の長女ジョシーは1作目(ジョーン・エリオット・ピカート作)でヒロインを、次男マイケルは4 作目『プレイボーイの初恋』(クリスティ・リッジウェイ作 また、岡田純子先生がコミック化されています)でヒーローを、そしてサブリナと実は生きていたジャックは最終作『御曹司の恋人』(マリーン・ラブレース作)で主人公カップルをそれぞれ務めています。
誘惑が嘘でも
2022-10-09
評価点
4
Renta!で購入済み
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高城先生の久しぶりのハーレクイン作品です。原作も一緒に購入しましたが、ヒーローのキャラが微妙に違う気がしました。コミック版ヒーローは、言動はそれほど原作と違わないのですが、何故か原作ほどヒロインに夢中になっている感じがしませんでした。それからコミック版は原作からヒーローがブラジル在住時に家政婦と死別した話もカットされています。原作ではヒーローが拗れたもう一つの原因ですが、尺の割に効果が微妙な話かもしれないですし、カットは已む無しですかね。あと、ヒロイン元婚約者のゲイ話もコミック版は原作以上に嫌な話になっていました。これは全部カットで良かったのでは、と思いました。一方でジョシュの話は原作より尺を使って良い話に収まっていて、これはちょっとホッとしました。
海運王の二百万ドルの策略
2022-09-27
評価点
4
Renta!で購入済み
※このレビューにネタバレが含まれています。 レビューを見る
キスガエ先生がコミック化された『花嫁は清らかなベッドに』の続編で、前作主人公たちのそれぞれの親友たちが今作ではカップルになっています。コミック版の内容ですが、大体は原作通りですが、ページの都合もあり、カットされた設定やエピソードがいくらかありました。まず原作ではクリオはヒロイン、ステフと友人でしたし、クリオの父マノスも原作ではヒーロー、ダーメンの仕事上の恩師な上に、最近はダーメンに比べてビジネスが上手くいっていなくて、ダーメンにとってはクリオの件で苦言を呈し辛い相手でした。ステフに偽装を頼んだのも原作ではそういう背景があったのですが、コミック版はその辺が解り辛くなっています。それから終盤明かされるダーメンの父の話も、原作ではダーメンの母が当時の夫の健康状態を最後に息子に明かしていましたが、コミック版はページの都合か、そこを改変しています。読み比べましたが、コミック版の方が話の進みはスムーズかな、とは思いました。あと良かったのは他サイトで他の方も指摘されていましたが、ステフのドレス姿を見た時のダーメンのリアクションです。原作でもスマホを落としていましたが、コミック版の方がちょっとベタだけど(笑)、より良いリアクションでした。
囚われたレディ
2022-09-17
評価点
4
Renta!で購入済み
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原作は『ハイランド』シリーズの5作目です。ただ電子書籍化されているのは現在今作と6作目『月下に紡ぐ愛』(今作ヒーロー、ディランの弟ショーがヒーローです)だけのようです。今作の設定年代はコミック版だけでは判り辛いですが、原作ではディランたちはロバート・ザ・ブルースの使者としてヒロイン、リアノーラの城に来ていたし、作中でロバートはまだ王ではないらしいので、1306年より前のようです。コミック版の内容ですが、まず原作からのエピソードの取捨選択が上手かったです。原作ではリアノーラが攫われるまでが結構長かったのですが、コミック版はそこをバッサリ切っていますし、リアノーラがディランと言い争いしたり反抗する場面も殆どカットされ、すっきりしています。反面原作では良くも悪くも貴族令嬢キャラだったリアノーラが聖人になり過ぎだし、ディランもリアノーラに優しくなり過ぎ(原作では自分の内心の声を否定してリアノーラにきつく当たったり、 Mopさんが指摘されているような場面もありました)だと思いましたが、その点でも原作よりすっきり読みやすいです。後半も原作よりエピソードの数を減らした上で無理のない流れできれいにまとめられています。ただちょっと残念だったのが原作からディランたちが子供の頃今作の悪役たちによって両親たちをに惨殺された話とディランたちの恩人であるアンセルム神父の出番がカットされたことです。さすがにページが足りませんでしたかね。