Yoshinoさんのレビューリスト　

セクシーな描写に定評のある作者さんの、今回「ヒロイン父の愛」という、しっとり要素入りです。好みの問題だと思うけど、私はいつものセクシー万歳な作品の方が好きだな。ヒロイン、ヒーローともになんとなく「美形で適度に欠点もある型通りのヒロイン、ヒーロー」すぎて共感しづらいと感じました。あと、もう一つ。ヒロイン父、作中でも明言されてるように、そのような理由での精子の提供はエゴだと思うし、もっと言えばやっぱり愛する奥様への裏切りだと思います。科学者的感覚って言われても理解不能だわーという点で星マイナス1。

さちみりほ先生のベティ ニールズ！主人公ふわぽちゃ女子。ベティの控えめが嬉しい原作を楽しくおくゆかしいコミカライズ、それもちゃんとポッチャリ愛らしいヒロインで！素敵です。

ちょうどお友達が世界遺産 宮島の厳島神社で挙式したこともあり、とても興味深く読みました！伊勢神宮の「彼」も出てきてくれて嬉しかったなぁ(笑)

キャー☆表紙とタイトルのインパクトにやられて購入デス！楽しくておばかで良かったです。ちょっとシリアス入ってるのも好み！2間楽しみにしてます。

安定のベテラン作家さんで、元妻の事は乗り越えたけど結婚はこりごり、だった筈のヒーロー。彼が地味なヒロイン、売り出し中の女優さんに夢中になっちゃうおはなしです。ヒーローのメロメロぶりが可愛い。でもね、ヒーローもヒロインもお互いに夢中で、お約束の『体だけかしら』的葛藤もなく、あんまりドラマ的な起伏がなく、悪人っぽいポジションの人たちも、上手ーく毒を注ぎつつ、でもそれ以上はあまり活躍せず、なんか物足りない気持ちで☆一個減らし。姉の片思いを邪魔しつつ、欲しいものはさっさと奪って、さっさと捨てて元鞘に戻る妹くん、案外憎めなくて、その辺の加減でイヤーなあとアジが残らないのはすごいと思います。メロメロヒーロー見学にどうぞー。

あべ朱里さんの訳がステキなキャロル・モーティマー。体も引かれる気持ち、発表したころはセンセーショナルだったんじゃないかなーと思います。今はむしろ古風な香りさえするけど。久々に古き良き時代のものを読んだなーって言う満足感で☆５つ。

ダイアナ・パーマーの、いつもの感じとちょっと違う、テンポが良くてコミカルなお話です。ヒロインのお仕事が結構大変でシリアスなのですが、全編、ぶっ飛んだように見えるヒロインの勢いでぐいぐい読めちゃいます。もしかしてこの作家さんで珍しい、葛藤のない相思相愛かも。

フツーの、デザイアとかでなくて、フツーのハーレを読んでるつもりだったので、かなりビックリした！これ、さりげなーい書き方なのでわかりづらいかもですが、実はかなりエロチカ寄りの作品だと思うのです。ヒロイン、お尻叩かれて喜んでるし。なので、その冒険的な所、オッケーな人にはおすすめ。逆にこの設定で、もっと二人の間の支配権争いとか、過去の傷、BDSM要素満載の長編、バリッバリのエロチカで描いたほうが面白かったんじゃないかしら？でもハーレで出てパラノーマルもので成功したナリー二・シンのように、そっちに行っちゃってハーレに帰って来なくても寂しい（笑）。

ぎゃーーー、オリビア・ゲイツ、今まで沙漠もの多くて敬遠していたのですが。例のクロシロ読んでから（笑）ちょっと良いかも、と思って読んでみた。ヒーローのヒロインを思う熱量にヤラれます。好きなので手を出さない自制っぷりも好みだわー（いや、結局出すんだけど。）。身分の違いが障害だったので、ヒロインの出自が全部解決しちゃうって落ちなのかしらと思ったら、いえいえ、優先順位ってモノをわかってるステキなヒーローでした。激烈に愛されたい気分の時に良いかも。

便宜結婚、ですが、けっこう最初からヒーローめろめろじゃない？そのくせ彼がヒロインの愛を拒む理由が、キヅつきたくないからってどうよ？そりゃ妻子を亡くした過去とか、脇でいい味出してたおばあさまが急に亡くなってしまい、ヒーローがショックなのわかるけど、とにかく愛したくない理由がもひとつ弱く感じて、☆３つ。ヒーロー兄弟のシリーズ物なのかしら？とびきりハンサムな弟くんのお話に期待。