「もつれた愛」のヒーローの双子の弟が本作品のヒーローで、「もつれた愛」にもちょっとだけ登場していて、あとがきにもあるように「情事の身代金」「愛の逆転劇」「もつれた愛」のシリーズのスピンオフ的な作品ですが、この作品だけでもなんとなく事情がわかるようになっています。あとがきのシリーズヒーロー勢揃いイラストは、目の保養です！＼(^o^)／ハーレクインによくある『ボスと秘書』『契約結婚』のくくりなのかもしれないけど、秘書(ヒロイン)が、ボス(ヒーロー)と元同級生なためか、対等な話し方で新鮮(笑)。何しろ、ヒロインが聡明で芯が通っていてブレない素敵な女性です。自分の値段をとヒーローに言われた額が、小さな家(帰る場所)を買う値段だったというのは考えさせられました。(´；ω；`)それにしても、ヒーローもヒロインも機能不全な家庭に育って、二人とも愛に臆病なのはよくわかるけど、特にヒーローは、なかなかこじらせてますねぇ。あの毒母親じゃあ、人間不信になるのは仕方ないかもですが。題名も「こじれた愛」の方が良かったかも？(苦笑)

「情事の身代金」と「愛の逆転劇」のスピンオフなので、２作品の登場人物がちょっと登場します。最初、ヒロインに陥れられたと思い込んだヒーローがやたらとヒロインを罵りますが、ヒロインもまた、父親や医者から陥れられていたという悲しい過去が徐々に明らかに！(ToT)二人が心通わせ合うことができて、本当に良かった！それにしても本当に、ヒロインの父親、極悪非道過ぎてビビる…神様に天罰下されろ〜！(｀ロ´;)

正直、横井先生の絵は苦手ですが(すみません(汗))、皆さんのレビューを信じて読んだらめちゃくちゃ良かった！ヒロイン、色々あって大変な人生だったけど、頑張ったねぇ(ToT) 娘ちゃんも、八歳にして色々大変だったけど、いい子に育ったね…養父母さんが本当にいい人だったんですねぇ(ToT)(ToT) 悪役女が、表情も態度も「わかりやすい悪役」で(笑)、周りがもっと騙くらかされるかと思ったけど、ヒーローも実は苦労人で案外ヒトを見る目があったので、ちょっとびっくり(笑)本当にいいお話でした！(*^^*)

やっぱり「ヒストリカルなハーレクインのコミカライズは、さちみりほ先生の右に出る者無し！」ですね〜(*^^*) 原題には「シンデレラ」が入っていますが、ヒロインは捨て子と思われていたし、イジワル義母&義姉妹はいません(^_^;)。邦題の「叶わぬ恋」でもなく、お互いの想いが通じあった後ヒーローと引き裂かれそうになっても、自身の芯の強さ美しさで、自ら幸せを掴み取った感じです(^-^)最後のシーンで、伏線が回収されていたのにはほっこりしました(*^^*)

原作本の文章だけだとピンとこない部分も、マンガで分かりやすく描いてありますので、イメージしやすいです。せっかく分かりやすいから、もっと別の子どものエピソードもあると良かったなぁ…。そこが★マイナス１です。

双子ちゃんの育児は健常児でも大変なのに、障害がある子のケアや通院の大変さは如何ばかりか。心無いことを言ってくる親戚もいて当然の世の中、マキさんご一家は本当に周りに恵まれてますね。羨ましいです。 あとがきで、マホさんが2016年1月までは元気にしていらっしゃることがわかり、素晴らしいなと思いました。マミちゃんもすくすくお育ちのご様子。双子ちゃんのテレパシー、すごい！

羽生シオン先生のコミカライズは、本当にヒーローがめちゃくちゃイケメンで、眼福(*´ω｀*)友人男性もステキでした(*^^*)ヒロインがその分、若干影が薄く感じる(^^;)「ちゃんと自分を持ってる女性」のハズなんですけど、なんだろう、ジャーナリストっぽくないというか、流されやすいというか…。個人的には、無制限レンタルにしないでもいいかなぁ。あと、ハーレクインって内容と題名とが解離してるのが多いけど、この話もハーレムじゃない気が…(^^;

「マイアミで愛して」シリーズ最終巻とのことですが、スパイのこと引っ張ってた割に、そういうオチなんだ〜？！的な(^_^;)。お母さんのこと含め、あっさり解決し過ぎて肩すかしというか、もう少しエピソード欲しかったかも(^_^;)。七星先生の絵は好きなので、もう少し二人が愛情を深めて行くページ数あったらいいのに…と思って★減らしました。

なんだろう…絵柄がコワ目のせいか、読後感イマイチ…。でも、いるわ、こういう「自分はいつまでも若くてカワイイ」と思い込んでるヤカラ(汗)あまりにページ数少ない。主人公だけでなく母親にも、もう少し「因果応報」でも良かったかも( ´_ゝ`)

1チケなので読んでみましたが、ハーレクインというより、夫婦再生・家族再生の物語でしたね。読み終わった後ちょっとウルウルしました。良かったです。