かえるさんのレビューリスト　

平安時代の陰陽師の話で、帝が実はヒトクイオニであったり、幼馴染で心を寄せる部下の陰陽師もヒトクイオニだったり、ストーリーがいろいろ絡み合い、読み応えがありました。

第二部最終話で、誰が裏切り者かが判明します。高沢君の気持ちもかなり自覚が出てきて、あと一歩だ！櫻内の読みの深さには感服します。

風間が高沢君と櫻内の間を引っ掻き回しますが、故意でしょうか。高沢君が色々な感情に振り回され、奮闘しているのがいいですね。

第二部がスタートし、新キャラも登場。高沢君が嫉妬の感情に気付き始めるのが面白いです。

第一部最終話です。話が劇的に動きます。が、まだ自分の気持ちに自覚できていない高沢君。やっぱり、続きが気になります。

超鈍チンの高沢君、超スロースピードで変わってきていますが、どこまで櫻内を怒らせるんでしょう。

しっとりとした作品です。登場人物が派手な人物でないので、淡々と話は進んでいくのですが、これに絡んだ心情の動きが丁寧に描かれていて、面白かったです。

「真夜中の標的」の番外編で、史郎の過去の話です。ちょっと重いです。このこともあるから、本編の渋い史郎があるのだと思います。

三部作の最終話です。やっと二人が落ち着いてホッとしました。

ファンタジーの入った時代劇的な舞台設定が面白いです。Hな場面も十分あり、サラッと読めて面白かったです。