mamoさんのレビューリスト　

こわ切ない　何だこれ主役2人の抱えている家庭問題や闇、友人との交流そして自己犠牲とは何か。色々と重いテーマなのにポップに読み進められるようになっていて笑ったり泣いたり怖くなったり切なくなったりの感情のジェットコースターを体験できます

小説版を読んでいたんですけど、小説版はモノローグが多すぎで私には読み辛く、漫画版の方が読みやすく感じます。絵も綺麗でまだまだ物語の序盤ですが、物語的に面白くなっていくので、それをどう描いていくのか楽しみです。

最初はハーレム系かなぁなんて思ってたんですけど、違った！この作品はただ単に嫁エルフと主人公がモジモジイッチャイチャしてて仲間たちがキャッキャしてる日常系に勝手に壮大なストーリーが付いてきたって感じです嫁エルフちゃんの性格が出来すぎかなとは思うけど可愛いから良し物語的には謎も多いのだけど主人公の性格がサッパリしているので難しいことは考えずにサクサク読める作者はゴメリなんじゃないかと思いながら読んでます

多分、あらすじ説明は一行で済んでしまう物語なんだと思う。でも主人公2人の感情をゆっくり丁寧に描いている叙情的なコマ割りが心に沁み渡り、読後はとても良質な漫画を読んだ充実感に満たさた。春が姉を連れて行く、と言ったのは もしかしたら側にいて欲しいということなのかもしれないなぁ

全3巻なので仕方ないのかもしれないけど、膨らみそうな話の回収が少し消化不足でした。あと軽率にビンタが出てくるので、感情表現のバリエーションをもう少し増やして欲しかったです。でも主人公のスズメちゃんはポジティブに物語を動かしてくれて好感が持てて良かったです

何処にも居場所が無いルクルと自分の周りには誰もいなくなってしまったユリウスが互いに心を通わせていく物語。ユリウスったらヤキモチ焼きねぇ、あらあら心配性ねぇ、などとニマニマしながら割とサクサク読めます。

能見のまわりの人達が、自分と同じく"能見もまた自分が主人公の物語を生きている生身の人間だ"ということを無視して能見に自分の理想を押し付ける事で事件が起こってしまうのではないか、そう思わせてしまう浮世離れした人物が能見啓千という人なのかな、と思った。綾乃は彼を真っ直ぐに見ていて、それが能見には眩しいんだろうな。私も眩しい。そして関係性に萌える。しかし綾乃はオタクの鏡のような思考の持ち主なので読み進めるうちに自らの襟を正しますわほんとスイマセン…

他の人には聞こえない、人ならざるものアナザーの声が聞こえる主人公。声が聞こえてしまうからアナザーに同調してしまったり頼られたりしちゃって、巻き込まれていく。人間の思考で考えるとアナザーとは噛み合わないし理解できない所も多々あって、でもなんとかしたいと思ってしまう主人公マジいいヤツ。絵柄はスッキリしていて読みやすい。設定も徐々に見えてきてこれから盛り上がりそうです