レビュー一覧

どのお話も温かくて懐かしく、ちょっとほろ苦くて、特に維新芸者のお話が好きでした。「この人が今の夫」の書き文字に始めから読み返して、年を取ったその人が、いかにも田舎者ぽいけど人柄は良さそうなのに泣けました。

部屋の片隅、一人の帰り道、視界の隅にふと見えた影、誰もいないはずなのに聞こえた笑い声、闇は怖く無い、優しい微かな温もりと心地よい安心を隠してる。そんな優しい闇の中から聞こえてくる御囃子に耳を傾けたら、もう忘れてしまっていた懐かしい姿が見えるかも。

前作の世界観が大好きだったので、続編と聞いて即買いしました。二巻の小河童ちゃんのくだりは、前作を読んでる方はかなりグッとくるものがあるんじゃないでしょうか。かくいう私も泣きました…。さちみ先生の作品はどれも優しいお話ばかりで、読んでいてほっこりします。

まさかの続編！めざす先はお山を買いところまででしょうか。楽しみです。

妖怪達の奇想天外な面白話オンパレードでなかなかにほっこりさせられます。

着流しイケメンと妖怪たちの人情ものという個性的な設定ですが、ここでもさちみ先生の確かな画力と絶妙な台詞まわしが光っています。

帝都編から読みました、切なくて味わい深いストーリーですね。もとの作品もぜひ読んでみたいと思います

さちみりほ先生の夢やしき！待ってました！切なくも優しい物語に夢中です。

とにかく展開が早く面白い作品です。ぜひオススメです。

妖怪系の話を上手く纏められていて心を突き動かされます。女性作家ならではの目線ですね。