ホームシック、リアルにこんな感じだよ…なる人はなるんだよ…私は「事故ったら帰れるよな？」と真剣に車道を眺めた経験があるよ…経験したことない程の寂しさなんだよ…米が異様に食べたくなるんだよ…まじでトンチキになったよ…。と、いうホームシックへの共感が半端ないので評価爆上げ（笑）。寂しさから依存、そして恋。でも居心地良いんだから恋になるんだよね。ふわふわしてる雰囲気なのにオス感もある。お互いベタ惚れな感じがとても良い。どこへ行っても2人でふわっと生きていってほしいです。

そこが日本でも、プライベートで話せる相手がいなければ言葉の通じない外国にいるのと一緒。人恋しさが切々と描かれている前半は 、他の方も書かれていますが本当に貰い涙モノ。京山先生の作品は人の内側を描くのが本当に上手い。人恋しさに流されての結果ではなく、何処へ行ってもお互いに離れたくない気持ちになった二人で良かった。

好きですね〜、これ。(^ω^)♪ まさに「内容紹介」の、『元同級生の異国もどかしラブ』ですよ。性に合わない外国暮らしの寂しさ故か、お互いがお互いを必要とし、くっついて寝ている内に次第にエスカレート。事後も何故そうなったのかよく分からないまま。でも、寂しいからつなぎ止めておきたいのは確か。そして心のどこかで「好き」という気持ちが増幅してきたような、相手にもそれを期待しているような・・・でもまだよく分からないような・・・ああ、もどかしい・・・・(≫∀≪)あまり言うとネタバレになっちゃいますが、後の方の２人のラブラブ・いちゃいちゃっぷりが良かった。♪ほんわかした絵なので、Hシーンも結構な表現がありますが、リアルになり過ぎずに読めます。可愛い２人です。一冊まるっとこの２人のお話。

とってもリアルなお話で驚きました。普通の日本人が突然ヨーロッパで暮らすことがどんなに寂しいか、経験者のように描かれています。涙が出ました。私は通算10年以上、ヨーロッパ3カ国で生活しました。夫の転勤で一緒に行っただけですが、言葉の壁、人種の壁、習慣や気候…様々な障壁に落ち込む事がたくさんありました。特に最初の国では、海外生活が初めての上、初めての言葉で看板も読めず、有色人種がほとんどいない国だったので、バスに乗っても私のそばだけ誰も座らず、お店に入ると挨拶するのが当たり前なのに私にだけは店員さんが何も言わず…無視されたり、冬は夕方には真っ暗、朝の出勤時間帯も真っ暗で車のテールランプが物悲しく、気持ちが落ち込んでいる時は、嫌な気分になるのが怖くて家に閉じこもっていました。そんな差別や疎外感に立ち向かって、更に、言葉を習得し楽しめるようになるまでには、何年も掛かりました。お話にあるように、中国人と間違われ嫌がらせされた事もあります。帯同家族でこれだから、実際、外人と一緒に働く辛さは想像に余りあると思います。日本人と違い、自己主張が強く、絶対に自分の非を認めない人々と毎日仕事をするなんて、最初の何年かは本当に辛いですよね。今から15年前くらい、海外駐在の単身赴任の男性と総合職の単身女性の不倫も横行していましたが、みんな寂しかったんです。このお話を読んで、そんな昔のことを思い出しました。現実味のある、よく出来た作品です。現実と異なり、願わくば彼らの関係が末永く続きますように……

初レビューです。この本めちゃめちゃ好きです。この方の本エロ少なめ多いみたいだけど割とがっつりあります。でもそんなんじゃなく、1時間くらいかけて読んだ本です。絵もシンプルイズザベストです。なんか、ほっこり染みます。

今時海外の大都市には必ず日本食マーケットやアジア食品マーケットがあります。ロンドンであそこまで日本食に飢えるのは非常に嘘くさい。日本人も沢山居ます。設定が外しまくりなので、話が成り立たない。非常に残念でした。

素敵な作品でした。野球部のもよかったですが、こちらのほうがより好み。一冊で過不足なくまとまっていて、何度も読み返しています。ゲイじゃない二人がホームシックのどん底で抱き合いたくなる気持ちもすごく自然だし、身体を寄せ合うことの意味について二人の間に温度差があるのに、気持ちの寄り添っていく過程もストンと入ってきます。あとはなんと言ってもこの作者さんの作品は台詞やモノローグも秀逸、特に全く無駄なものなく絵だけで数コマ表現されている部分とかはいつもドキドキ引き込まれます！

絵柄があまり好みではなかったのですが、サンプルで印象に残ったので購入しました。正解でした。食べ物が合わなくてホームシックというのはとても良く分かります。イギリスではありませんが、海外で（おそらく中国人と間違われた）差別的な扱いも経験しました。そんな中で同級生を見つけたら、それはもう、吸い寄せられちゃうのは当然の成り行きでしょう。行貞と太田のどうしようもない日本人っぽさに笑い、ふと感じるどうしようもない壁に泣き、BLでなくても読ませてくれます。元々ノンケ同士の、おずおずした始まりがじんわりきました。読み返したい作品です。

すんごい良かったです…。決してありがちではないけどリアルというか、こういうことありそうだなと思わせる自然さがあります。BLはファンタジーという言葉がありますがこれは違います。が、かといって重すぎず軽すぎず、読後とても幸せな気持ちになりました( ´▽｀)

ふと実家に帰省した帰り道。うっかりこちらをレンタルしてしまい、ホームシックの人恋しさと寂しさの描かれ方が本当に上手くて、上手くて、上手すぎて、思わずキャラクターに貰い涙しそうになりました。また、気分的にシンクロしていたためか、異郷で人恋しさに寄り添う2人に癒しを感じました。メインの2人がとても自然で、ほのぼのと心洗われるままにフンワリと、プラトニックで終盤まで持ち込む話なのか…と思いきや、あわや『自分で×××を…』のシーンでのソコに至るまでの妙な生々しさに、思わず鼻血のひとつでも噴き出そうな気分になったり。一冊通して、悲喜こもごも国外に長逗留したような読みごたえとボリュームがあります。メイン2人以外にも脇の同僚女性のノーマルカップルも見守って欲しいです^ ^