レビュー一覧

めちゃくちゃ面白かった。流石那州さん！！最初はコメディ色強めだったけど、後半はシリアス展開に。なんと9年に渡っての連載だったらしい。なのに3巻だけっていうのも凄い…。これは映像化したらめちゃくちゃおもしろいと思うので、して欲しいです！

超感覚。視覚や聴覚（透視やテレパシー）ではなくて嗅覚とは目の付け所が面白いです＾＾　ジミー大西さんが以前、警察犬と鼻比べをしてるテレビ番組を見ましたが、この松下さんはもっとすごい！　そこまで分かるなんて、近寄りがたいけど、確かに彼は役に立ちますね＾＾；

昔ここグリやフラワーデストロイヤーなどの作品を読んでいたので、作者買いです。この作品は嗅覚が異常に優れた探偵と警察官コンビが時間を解決していくお話で、最後の方まで面白いのですが最終話だけ打ち切りかと思うようないささか唐突な終わり方だったので、星を１つ減らしました。

面白いです！事件に係わる人間模様とか、解決して終わりではなくその後もそれぞれの生活は続いてくんだなあ、と考えさせられます。それにしても登場人物がなかなか癖のある大人たちばかりで那須先生は本当にこの手の描写が上手いなあ、と。実写化したら面白そうだけどこの世界観の再現は難しそうですね。

これ、２巻と３巻は紙で持ってるんです。でも１巻だけ買えなかった。古本屋さんもけっこ〜回ったけどなくて……レンタさん、助かりました！ これ、読み出したらず〜っと読んじゃいますよ♪

那州雪絵先生作品の中でも特に好きな作品です。人を超える能力を持った人間が、どう生きていくか。自分で選んだわけではない宿命に、戦うしかないけれど、隣に立ってくれる人間がいるという尊さ。最終巻で、震える松下の足に手を当てるシーンや、雨の降る中のボートのシーンが良かったです。そして、どのキャラも一癖も二癖もあって面白い！ゆうきまさみ先生のパトレイバーを思い出しました。あれも警察のお話でしたね。のらりくらりとした上司や、強すぎる女性官僚。大好きです。まりこちゃんとの出会いも知りたい。笑。

「魔法使いの娘」と「魔法使いの娘ニ非ズ」に続いての勢いで借りちゃったんだけど、やっぱり男の人が主人公というのはあまり面白くなかった。まあ、ギャグも適当に入っていてそれなりに楽しめたが、「鼻」がテーマと言うところが他と違った面白さかなぁ、でも「魔法使いの娘」と違って2度は読まないと思う。

やっぱり嗅覚って凄いですね。でも臭いのが大変です。

「しゃべる警察犬」が本当にいたら困る、というコマがものすごく説得力があって笑いました。ちょっと超人的すぎです。風上の出来事しかわからないんじゃないかなぁ？

那須先生大好きです…！ ちょっと不思議だけど、ものすごく親しみを感じる世界観と、癖のあるキャラクター、最高。しかもミステリ、探偵もの。続きも楽しみです。