レビュー一覧

ヒロインは身分を隠して働いていることもあってか、伯爵令嬢らしからぬハキハキサバサバした性格で、とても面白かったです。ヒーローの甘々発言が「かわい子ちゃん」とか、ちょいちょい読んでて恥ずかしかったですが、それもまた良し。お互いが気持ちを自覚する過程や、それを相手に告げる事を躊躇う事情も納得のいく、良作だと思います。大好きです。ただ一点、最後の方のヒロイン入れ替え工作。あんなもん、バレないはずがないわけで、「え、まさか、本気で言ってらっしゃる？」と思って意味が分からず、何度か読み返してしまいました。ここが無理なく展開していたら、星5つだったのになぁ。

王子の口説く時と本を愛してる時との二重人格ぶりが、落差がありすぎて面白いです。話の流れもスムーズで違和感なく、最後の盛り上がりもやや無理な感じもありますが、女の子ならだれでも夢見る展開で素敵だと思います。エッチシーンの量が多い割には、話もしっかりしていて、チケットもそれほど消費しないので、コスパも高いです。同じ作者の方の本も読みましたが、面白い本が多いと思います。

ヒロインの脳内ツッコミが笑えました。ヒロインのさばさばした庶民的な性格により、ほのぼの読める感じです。ヒーローもカッコイイです。人間はそんなにチャラくないですが、とりあえずセリフがチャラい(笑)メガネの王子様というのも少ないので、色々新感覚でした。イラストも綺麗だったので、メガネ王子萌えになりそうです(笑)

ヒロインがサバサバ派でちょっと鈍い系。とても魅力的です。王子に対しての好意を持ってしまいつつ、最重要案件のお金を稼ぐことや仕事の為に自分を律しようと必死なのが健気。一方の王子は契約を持ち掛けておきながら、自己都合で動いて、過剰な演出を初っ端から連発。貴族女子がどうこう言う前に王族男子としてドウナノよ？と思ってしまいました。大事な言葉を伝えない所を経て、ヒロインは他の人と婚礼へ。あるあるかもしれない展開ですが、当て馬が唐突過ぎて、なんで！？何の目的で？と思わずにはいられませんでした。終盤、王子とヒロインが話し合う場面でも、あんまり納得出来ないかな。色々と、そんな簡単に許しちゃダメ。策略かと思いきや本気だったっぽい当て馬の彼の事と家の立場など、気になります。

お父様が本に狂ってて悪かったんだか良かったんだか。いやいや、ハッピーエンドなんだから、良かったんだよなぁ…弟君の目線だな。なかなかに面白かったです。

本好きの堅物風の王子が、最初は演技だからオーバーリアクションなのは仕方がないけれど、その後もずっとヒロインを「かわい子ちゃん」呼びは、ちょっと昭和過ぎて読んでて違和感。ヒロインを口説くセリフもマジで昭和です。挿し絵も昭和っぽいし、いつの作品だ？とつい調べてしまいました。自動車とかエレベーターとか電話の出始めの時代だったので、まさかセリフもその時代設定だったのかしら。王子がヒロインに堕ちるのもあっという間で、ヒロインの嘘がバレた時の態度も短絡的で、まるで昭和のツッパリ番長を見ているようでした。

ヒーローが本好きの眼鏡王子というので興味を持って読みましたがガッカリでした。いくらヒロイン平民のしかも自分の部下だと思ったにしても、お金で好きにしていい理由にはならないですよね。しかもヒロイン嫌がってます。犯罪ですね。不快です。ハッピーエンドでも不快さが残りました。このヒーロー、ガキでタダのワガママ王子です。

内容は色々盛り込んであるし、甘々だったり切なかったりあるので面白かったです。星１つ減らしたのは、ヒーローのヒロインの呼び方がかわいこちゃんとか色々と背中が痒くなるような甘々なのばかりで、それがちょっとしつこく感じてしまいまして…

好きな作家さん。皇帝陛下シリーズが好きで、こっちも買ったけど面白かったです。大好きなヒロインをいじめるヒーロー設定がいいですね。殿下の「可愛子ちゃん」の呼びセリフがツボですw

溺愛です。父親の借金のために働くヒロインと、雇い入れたヒーローの話です。初めはお互いの都合で偽の恋人だったのに、徐々に惹かれていくやりとりが面白かったです。ただ、最後に他の人とヒロインが結婚しそうになるエピソードはない方が良かったので、星4つです。