レビュー一覧

1映画作品を観たような充実感が味わえる一品です。初めから終わりまでよく練ってあり、中だるみもほとんどなく最後まで楽しく読めました。ヒロインリディアはしっかりしていて行動的、行動も想いも共感できましたし、ヒーローの奇行(？)も感情と情報と記憶がこんがらっての混乱からだとすぐにわかるので許せます。事件あり、悪役あり、記憶喪失、親子関係や身分差と年の差恋愛あり、盛りだくさんながら上手にまとまっています。これはお勧め！

最後はハッピーエンドなのですが、これでもかという程、ヒロインは尊厳を踏み躙られ続けるので、濃厚なベッドシーンも痛々しさしか感じませんでした。一応理由はあったとしても、私なら心が耐えられません。私の好みではありませんでした。ストーリーはよく出来ていると思います。イラストは、表紙カラーは柔らくて綺麗ですが、中身のモノクロになると直線な背景など拙さを感じます。

よくできてるお話で、作者は力量があるなとは思うのですが、展開が読めちゃうんですよね…。日本の70~80年代の漫画とかドラマとか、おばさまたちが熱狂している韓流ドラマとかを彷彿とさせる展開でした。そういうのが好きな人にはオススメ。私は、「えー？ さっきもう離れないって心を決めたんじゃないの？ 決心くつがえすの早いな、おい」と思っちゃうタイプなので、評価低めで申し訳ないです 笑

涙なしでは読めない話。痛くて悲しくて辛い愛の話。ヒロインがとにかくズタボロにされる。悲惨。でも決して己を見失うことのない凛とした強さを持つ女性。ヒーローがもはや悪役としか思えない非道ぶり。記憶がなく人格も別物になったとしても、人として踏み外しているよね。同情する部分もあるが、ヒーローが後悔という名の絶望に浸っている姿はざまぁwだった。ここまでヒロインの悲惨な境遇に心乱された物語はない。胸が痛かった

まるでドラマか映画を観ているような良くできたストーリーです。ヒロインが苦悩するシーンは読んでるこちらもすごく苦しかったので，最後のハッピーエンドに安心しました。

作者買いです！　一途なヒロインが可愛くて、とても素敵でした。(*^_^*)　ヒーローに傷つけられても、ひたすらに愛し続ける姿が、健気で良かったです。駆け落ちがきっかけで、ヒーローが記憶喪失になるのですが、その駆け落ち自体を否定する展開が、面白かったです。「二人の愛を邪魔するものがいないところにいこう。」という幼稚な思考が、年月を経て、周囲からの理解を得られるというところが、良い展開だなぁと思いました。ただ、最後の展開は、少し強引だったかなと思います。

とても読み応えがありました。個人的に凌辱とかは苦手です。なので仮にヒロインが本当に裏切っていたとしても、今のヒーローはなにもかも恵まれた順調な状態なんだし切り捨てておけばいい話で、あんな復讐までする必要ある？と感じて、前半のヒーローにはドン引き…。でも読み進めてそこに至る過程が明かされるにつれ、記憶がなく、偽りの過去や関係を信じ込まされてもヒロインを求める気持ちが強いが故の混乱、いびつな形で執着したヒーローの行動がしっくりきました。さらにはいくら身分違いで恋におちて駆け落ちまでした関係とはいえ、そこまで唯一絶対の存在になるもの？と少し冷めた感覚があったのですが、ヒーローとヒロインが出会ってからこれまでの年月が描かてていて、ああこれじゃぁ他の女性になんて目はいかないわとこれも納得。最後は少し都合よすぎるかなと思ったものの、幸せになれてよかったです。ただ、頭のおかしい女性が多いのはちょっと気持ち悪かったので☆４つで。

主人公の立場がやたらと痛々しいのと、最初の方の展開についていけなくて私は二回くらい読むのをやめてしまいました。。最後まで読んでから、これはよくできた話だなと実感しました。特に最後のあたり。ただ、読み終わるのに一年くらいかかったんで、☆は二つかなぁ…(-_-;)

すごい話です。壮大です。何度、物語の舞台が変わるんだって感じですが、色々なところで事件が起きます。そして、ヒーローとヒロインのすれ違いと思い違いが悲しくなりますが、結果的にはハッピーエンドなので、すごく楽しめました。買って満足な作品です。

初っぱなからヒロインがかわいそうすぎる。慎ましく生きてきたのに誤解されて。でも好きだから抱かれて、みたいな。最後はきちんとヒーローの記憶が戻ったからよかったけれども、汽車もあんなことになるし、なかなか波瀾万丈な二人だなって。