レビュー一覧

サンプルのお話の「月影」がとても良かったです。読み終わった時に来る切なさが、なかなか消えてくれませんでした。二つ目のギャグに進むことが出来なくて、一旦閉じました。（笑）それくらい深いお話で、清人の純粋さに涙目です。SHOOWAさんの描くシリアスは本当に深すぎて、きっと、一冊丸々シリアスだったら心臓が疲れてたと思います。（笑）ギャグもSHOOWAさんらしさ全開で、楽しませていただきました。48時間レンタルなしで7チケは少し渋りましたが、後悔は一切無いです！

表題作ともう一遍、続編があります。SHOOWAさんらしく非常によく練られた上質の作品ですが、いかんせんこれとギャグ物を一緒に収録した編集者（出版社）のセンスを疑います。ナンセンスギャグはナンセンスギャグで好きですが、一緒には収録しないでほしかった。ほかの方も書いているように、気持ちの切り替えができません。売れっ子作家さんだから少しでも早く単行本化させようということなのかもしれませんが、もう少しその辺は考慮してほしいです。それと、シリアスの表題作が悲恋で終わっているうえ、最後女性と結婚するのでBLファンとしては生理的にダメな人もいるかもしれません。私は若干へこみました。その辺は覚悟してから借りたほうがいいかと。星３つというちょっと辛めの評価にさせてもらいました。

こちらの作者さんは好きで、ほとんどの作品は読んでいます。今回は正直なところ7チケは高かったなと思いました。短編の読み切りが数本だったのですが、それぞれ世界観がぶっとび過ぎていて付いていけない感が否めません。コメディ要素よりシリアス要素が多いです。Hの描写はこの作者さんにしては控えめかな？って感じです。物足りなかったです。

決して楽ではなかった人生で、愛されることにあぐらをかかず、いつも感謝の気持ちを忘れず、ひたむきに生きてゆく、表題作の主人公・清人の姿に感動しました。こんな彼だから素晴らしい人たちから愛されるのだと思いました。愛の在り方、愛のかたちは、ひとつではない。生きている限り、誰かに愛されたり、恋をするということは、続いていくんだと教えてくれました。他のギャグですが、読み込むと意外に深い気がします。私はけっこう真面目に読んでしまいました。

うーーーん。色々なテイストが入ってるのはいいんですが、どれも話の展開を練り切れてないまま出した感じでイマイチでした。設定だけはいいものの、話をどう見せるかがイマイチというか、描写が浅いというか、細部を端折って描きたいところだけ描いたというか…残念です。絵は元々線の荒い方だし、700円でこれはきついです。SHOOWAさんのタイトルは今まで全部買ってきましたが、次作が出ても余程レビューが良くなければ買わないと思います。

本当に大好きな作者さんです。超シリアス物と爆裂喜劇を完全に使い分ける！！今回はまさにその両方が詰まった作品集です。正直個人的にはシリアスはシリアスでまとめて欲しかった気持ちはあります…なぜなら、表題作のシリーズがあまりにも切なく苦しくて何度も何度も読み返しては涙しています。その繊細な世界観にそっと浸っていたくなります。だからこそ他の作品が薄っぺらくなってしまってほんと勿体無い！！そこがとても残念です

月影と逃げ水だけ何度も読み返しては涙してしまいます。途中のギャグとヤクザものは飛ばしたり飛ばさなかったり（笑）月影だけだったらよくある悲恋ものだと思うのですが、逃げ水が最高ですね。たった一度の愛を失ったと思っていた清人が、たくさん愛されていたこと、いろんな形の愛があることを知り、支えられ、感謝しながら、愛し、生きていく。素晴らしいと思います。最後の穏やかな笑みで、現実世界でもどんな辛い目にあっても生きなきゃなあと思えます。BLとして読み返すというより（もちろんBLも目当てで読み返しますが）、家族愛や師弟愛含め人を愛する事を思い出したい時に読み返してます。

シリアスで切なく苦しくなり、ギャグでくだらなく苦笑する。両極端をそれぞれ楽しめる方には珠玉だと思います。絵は本当に好きです。良すぎる。愛の成就はどこにも無かったのでこの評価。

はぁ…。最初と最後の話だけでいい。途中の話はいらない。何あれ。馬鹿にしてる？？クソつまらないギャグ系はいらない。本当は★も付けたくない。７チケ無駄。

表題作はまあまあでした。他3作はよくわからない構成に、エロもビミョーと言うか・・・つまらなかった。