レビュー一覧

初めて読む作家さんです。あらすじと試し読みから予想してた内容よりも重いお話でした。受けの甲斐くんの過去は寂しがりやで片付けるにはちょっと重いかな。攻めの吉岡くんの大らかな器は予想通りでしたが、もうちょっと甲斐くんに落ちていく過程や心理をジックリ見たかった！それと途中の重さに対して最後がサラッと終わってしまった感がありちょっと物足りなさが残りました。もう一つは霊が見える青年のお話し。古書店の男性店主と同居してるお話ですがあまりBL色はないかな。霊といっても(私には)怖くなく雰囲気のあるお話しでした。物足りないかな…と思いつつも他の作品も読んでみたくなる作者さんでした。

表題作と、霊が見える主人公のお話の二つが入っています。表題作は、内容紹介に書かれている以上に重いです。宮本さんはバッドエンドもあり得る作家さんですが、その点では、本作は二つとも大丈夫です。ただ、ハッピーな書き下ろしを読んでさえも、なんとなく満たされ切らないものを感じるのは、主人公が抱える過去が半端なくヘビーすぎて、20年後の幸せくらいを見せてくれないことには安心しきれなかったからかもしれません。また受けはゲイを自覚しているのですが、それまでノン気だった攻めが、ここまで重い受けを愛した理由を、もう少し書きこんでもらえたら☆５にもなったかもしれないです。攻めが受けを優しく見つめる表情とか素敵で、ぐっときただけに残念です。二つ目のお話は、この時点で恋愛関係は出てきませんので、それを期待してしまうと期待はずれに感じると思います。今後ラブに発展したら素敵だなあ〜と脳内妄想で補完できる方なら、そういう観点からも楽しめると思います。

ストーリーは重めです。攻めの心情として、恋愛感情よりも同情の方が強い印象で、読み終えたあとも、素直に良かったと思えない感じでした。別のお話がイッコ入ってますが、こちらはBLではないですね。オカルトでした。ちなみに、私はこの作家さんの『ナイトウォーク』を読んだことがあって、普通のBLかと思ってたのに恐い話で裏切られた感があったのを思い出しました。今回もそんな感じで、もうこの作家さんは読まないかも、と思います。すいません。恐いのとか大丈夫な方は平気だと思います。

よくあるリーマン物かと思いきや、心の傷が深さに参っちゃう受けと支える攻めって感じでした。ハッピーエンドで良かったです。もう１編が視える人の話で、これもちゃんとハッピーエンドで面白かったですが、絵が美しいだけにちょっとぞわっとしました。夜中に読まない方が良い(笑)

表題作は、精神的にずっしりきますね。エレメンタルはBLのくくりなのかな？っと不思議に思いました。全体的にめっちゃシリアスです。

くっ暗いわ！！暗すぎる。ちゃんとおさまるところにおさまってるけど暗すぎました。もうちょっと明るいお話をお願いします。

BL初読。絵が綺麗で読んでみようかと思った。職場のトレーニングに上司と寝る設定が無理っぽくて少し冷めた。

好き嫌いが別れそうな独特な絵柄の作家さんだなと思いました。表題作のストーリーは色んな人が書いていますが重めですね。主人公のしたことについての賛否はここでは語らないとして、BL作品のマンガというよりは、人間ドラマを主軸とした主人公がたまたまゲイだったという印象です。個人的には吉岡とのラブラブ具合をもっと見たかったです。笑

思ったよりシリアスな内容でした。過去の出来事で精神的に参ってる受けが意図的じゃないにしろ自分を痛めつけている…ご飯が食べれない、眠れない、酔ってレイプされるなど読んでいて苦しくなりました。攻めもきっと最初から気にはなっていたのかな？と思うけど、他の方が書いてるように同情もあるのかなと、ラブラブという甘い空気はないけど、引き込まれるお話でした。一応ハッピーエンドですが、2人はこれからなので星4つに。

重い話だと覚悟して読んでも、重すぎて引いてしまいました。