レビュー一覧

必ず『向日性のとびら』から読んでください！！ヽ(；▽；)ﾉでないと内容はおろか、それぞれのキャラの不器用でステキなところがわかりません！じれったくて、切なくて、愛おしい。SHOOWAさんのイラストはしっかり男性の身体を描いてる感じがします。後半の短編『謝罪』、『残像』　その後がとっても気になる作品。　　クスッと笑ってしまうところも多々あるけれど、じんわり切ない。

この作家さんの『僕らの三ツ巴戦争』はあまり好みじゃなかったのですが、こういう真面目な話は良いですね。ジンよりマリの方がかわいいし魅力的に見えました。もっとマリの話を読みたかったです。

すごーく時間をかけて読みました。そうじゃ無いと解読不能だった為。感想はありますが一言私は美人のマリが好きです。

一筋縄ではいかない男達の切っても切れない繋がり。舞い上がっては消えていく恋愛とは違う何か。結局君達ホントのとこどうなのよっていうもどかしさにもだえる。でも、それがいい！なんだかんだとマリが健気で切ない。けど、祐介とのやり取りがいい感じに読者のガス抜きをしてくれる。祐介くんありがとう！一番頑張ったのは君だ！

表題作が読みたくてレンタルしました。これからもジンとマリは付かず離れず、誰よりも長くずっと一緒にいるのかな。恋愛関係とか体の関係とかではない、でも離れないふたりがすごくいいです。あとマリが祐介に容赦なく態度が悪いのが清々しい。シスとカイもちょっと出てきてうれしかったです。

このなんだかフランス映画のような空気感。素敵ですねえ。ただこちらの先生はどうもタイトルに持ってくる中心?キャラよりも、そのキャラを見守っているキャラの方を描きたいのかな、と・・・イベリコシリーズでもイベリコ=入江より、吉宗&源カップルの方が中心に描かれていましたし、こちらも「ジン」とタイトルにあるけれど、ほぼマリのお話で、まあまたそれがよいのですが。大事な人をいつも影ながら見守っている。自分もさんざん拗らせているのに、相手に少しでも幸せになってもらいたくて。つかず離れずの関係が何ともおフランスなオトナな感じの作品。ほかのお話も全部切なくて、何度も繰り返し読みたくなる作家さんです。

全体的に切なかったです。マリめちゃくちゃ不憫に見えるけどあれでいいのか、、お願いだから、マリを幸せにしてあげてほしい。どの話ももっと読みたくなりました。

向日性のとびらのスピンオフも入った短篇いろいろをまとめた一冊です。向日性の一冊だけでは分かりきれないところがあるので、とてもよかったです。相変わらず人物描写が面白いしストーリーもしっかりあります。なので欲を言えばshoowaさんは長編を描いてほしい、、、それに耐えうる力があるのに〜〜と思ってしまいます。主人公も脇役も肉付けがしっかりしてますし、展開も毎回面白いのに急ぎ足で一冊にまとめてるのが読み手としては惜しい気持ちになります。

「堪えるね。好きだったら手に入らないことさえも耐える」初見のときはジンがマリに言ったこの台詞を読んで「ジンは本当はマリが好きなんだ」と早合点して萌えていたのですが、そんな簡単な二人じゃないですね。きっと一生二人の関係に決着なんてつかないけれど、それでも同じ街で違う日常を過ごしていく。「ジンの本妻」という周囲の評価も変わらないんだろうな。作品全体に漂白黒つけなくてもいいじゃん、という雰囲気がとても好きです。

ギャグとシリアスのバランスが素晴らしいshoowa先生、立ち姿だけでもどこか哀愁を感じさせるマリのキャラクターが大好きです。マリの恋とジンの恋、ゆうすけとリオ、4人はそれぞれ立場も性格も違いますが各々の思いをしっかり感じ取れ、だからこそ切なくなります。どうか！どうかマリ幸せになって！ゆうすけマリを幸せにしてやって！