レビュー一覧

ジェイラントのアデリシアへの執着と、手に入れる為に外堀から埋めていくやり方が嫌いじゃないので夜這いも苦じゃなく読めました。無理やりが嫌な方には向かないですが個人的には面白かったです。脇役キャラも好きです。絵も綺麗で場面を生かし想像力を助けてくれるのでより一層入り込めた様に思います。

最初に夜這いシーンから入っていて、確かに驚きますけど、侯爵の主人公への強い愛が感じられ、嫌悪感は覚えませんでした。その後、主人公が家出をし、男装して双子の弟に成り済まして生活をするのですが、その間に数人の脇役が登場し、彼らとの関わりの中から主人公の侯爵への気持ちの変化が展開されていて話の進め方が上手いなと感じました。そもそもの主人公の初恋相手が侯爵であって、主人公の誤解により両想い状態に至っていないなどと、ラブストーリーの王道もしっかり抑えているなあと感じました。媚薬を含んだことによるヘビーなベットシーンがその後あったりして、メリハリのある展開で、一気に読み進めていくことが出来ました。侯爵の周到な計画でもって最終的には結婚というハッピーエンドに行きつくんですが、とっても読み進めやすかったです。

腹黒ヒーローが素敵です！やり方はいろいろと歪んでいますが，ヒロインへの愛ゆえだと思える無理のなさで，楽しく読めました。ヒロインもやられっぱなしじゃなく，しっかりと自分を持っているのですごく好感が持てます。そして何より絵が綺麗なので，何度も読みたくなりました。

冒頭の「夜這い」は衝撃的ですが、その後はエロ少なめ、軽いギャグ少女漫画の展開です。そういうのがお好きな方にはサラッと読めて良いと思います。もっと深いドロドロしたものを求める方には、最も合わない作品かと。

腹黒男バンザイ！一体、何手先まで読んでるんでしょう。ちと強引な部分もありますが、まあご愛嬌。楽しかったです(^w^)しかし、そこまで執着するほどの出会いでもなかった気がするなー。

面白くて何度も読んでしまします。腹黒ですべてにおいて先回りして外堀を固めていく侯爵と、それから逃げようとするアデリシアのお話です。典型的なすれ違いの恋愛話ですが、侯爵の完璧さとその都度のアデリシアの反応が面白くてとても楽しいです。夜這いシーンで始まりますが、作品の見どころはベッドシーンよりもタイトル通り、二人の攻防だと思います。

設定がありがちのもの"ではなかった"ので、最初から夢中に読みました。腹黒ヒーローも好きだし、ヒロインも流され系ではないし、楽しませてもらいました。

物語の始まりが最終手段からスタートっていうのがすごいですが、ヒロインの逃げっぷりからすると仕方ないのかな、と 笑。悪役2人の因果応報な結末に溜飲おりました 、ははは。

なんかこの作者さんの中で1番好きな話です。ヒロインが一生懸命で可愛いです。俗っぽい話なんだけど、ヒロインの魅力とほとんど出番ナシの双子のランダル君なんだけど、キャラがたってるトコとかお姉さんの終盤の「私はあなたのお姉さんなの…」の件がいいです。後当て馬の太陽の貴公子のバカさ加減とか笑っちゃいます。

執着策略腹黒な侯爵ジェイラントの手の上で足掻くヒロイン、アデリシア。自分と向き合わず逃げちゃうあたり、捕獲者から逃げる子ウサギみたい。まんまと美味しく頂かれちゃうわけですが。なんでって夜這い？の会話が笑えました。途中の夢シーンがやたら濃いのはサービスかな。脇が際立っているので、ぜひセットで友人リンゼイの「秘密の取引」もお読みくださいませ。