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鬼のシリーズの番外編・草太の話。鬼が受けの話って珍しいと思う。小鬼っても身体は普通に大きいし。でも中身は3歳児でおバカ。そりゃ凄腕の陰陽師相手には丸め込まれるよね。那都巳も草太に興味津々から好きで執着するくらいになってよかった。

気になってた草太のその後がわかって嬉しい。攻めの髪型は好きじゃないですけど。草太がアホの子で、半妖であることの重さとかが辛くなりすぎなくて暗いお話ではないけど、まだまだこの2人の関係性は育っていくんだろうなーとか、もっと草太が深刻な事態になったりとか（暴走したり制御できなくなったりメンタルが不安定になったり）するのかなと思ってたけど概ね平和で、そこが少し物足りなかったかな。続きあると思ってたのにこのシリーズはこれで終わりなのかー！さみしい。もっと読みたいです。櫂も羅刹も出番あって嬉しかったですけど、貴重なイラストがオモシロ顔で、これはこれで可愛かったです。

スピンオフ作品ですが、本編は読まずに購入。本編の登場人物が出るので多少わからない部分はありますが、単体でも支障なく読めました。

全3巻のスピン元「式神の名は、鬼」に比べると軽い感じですが、鬼×人の半妖である草太が外見は二十歳前後なのに中身は小学生(鬼としては成体だけど実年齢は3歳)なのでピュアかわいかったです！

本編から拝読していますが、まさかの組合せまさかの左右で驚きを隠せません。本編ではなつみは襲い受け系だと思ってましたが読んでみると、草太に甘い優しすぎる攻めでありすぎのありで終始にっこり読めました。草太の性質的に本編ほどドロドロとせず明るい話でほっとしています。ビクニさん無事に封印されてくれ……あと雪さんが卒倒せず鬼にもならずに済むことを切に祈るばかりです。

すかした那都巳が草太には甘いところがキュンときます。身体は立派な青年なのに中身は3歳の純真な草太がもう可愛くて。ツボです。櫂と羅刹がちょこっと出てきてくれたのも楽しかったです。

このカプ、ちょっと犯罪臭い。なんせ草太はまだ、この世に生まれて3年しか経ってないのに…。せめてもの慰めは那都巳がずっと草太に優しかったことかなー。本編の先生と羅刹もしっかり甘々な様子が垣間見えたし、満足。

相変わらず面白かったです。他のシリーズの続きも楽しみにしてます！

前のお話、３巻だけ読みました。読まなくても全然平気だとは思うんですが、八百比丘尼の怖さとか先生って、などということがわかります。今回は、方向性少しずれてる１００パーの善意って怖い、というお話でした、ホラー系小説としては。BL的には、好奇心で触っちゃったけど、完璧子供なんだよな、やばいよな、いろいろ絶対わかってないと思う、ですね。

待ってました式神シリーズスピンオフ！本作でちょいフラグ立ってたので嬉しいです。分からなかったのは、どっちがどっちなのかって事でしたが、珍しくどっちでもいいかと思ったのは覚えてて…で、やっぱり小鬼君受けは大変良き受けでした。とてもやんちゃ真っ直ぐな構ってワンコ、可愛かった。凄腕陰陽師攻め…多分かなりの執着攻め。それを上手に隠して、小鬼君に合わせてくれる辺りに愛を感じます。でもやはり終盤の彼らしく無い所がとても良いです。相思相愛でないと最後までヤラない真摯？さも持ち合わせてます。もっと弄ばれちゃうんじゃと思ってましたが、小鬼君にはこの上無い理想的彼氏かも。どんどん色々と吸収する成長期な小鬼君の色々な初めてと、珍しく同じくらいの体格で描かれてる笠井先生のラブラブなイラストもご堪能下さい。