レビュー一覧

親を亡くすも前向きなサラはとても好感が持てるキャラでした。そしてこの話のヒーローは王弟メルヴィン。メルヴィンの溺愛ですね。じれったいくらいの。記憶を無くしたサラの背景、中々スリリングで面白かったです。欲を言えばメルヴィンの溺愛エピソードがもう少し欲しかった、単純に私の我が儘ですが。

推理小説のようなスリルがありながら、2人がラブラブでよかったです。

サラは両親を亡くすも力強く生きていた。その姿をメルヴィンが好きになるのは自然な事だと思う。もう少し言葉でサラに訴えれば良かったのに。

悪役の存在がちょっと薄い気がしましたが面白かったです。王家の世継ぎを生むプレッシャーは計り知れないでしょうね…。

サラが数年分の記憶を失くして目覚めるシーンから始まります。サスペンス要素がありながらも、メルヴィンとの関係を深めていく過程がいいですね。後半は切ないシーンが多くウルウルしました。最後に全ての謎が解明され良くも悪くも周りに頼らず１人で解決しようとするサラに翻弄されつつも守りきったメルヴィンに乾杯です。最後に誤解も解けて良かったです。国王からの手紙に涙々…心が温かくなりました☆

記憶喪失モノは初めて読みました。ヒロインヒーローのすれ違いにサスペンス要素もあり、よくまとめられていたと思います。ヒロインは肉親を亡くしても健気に頑張る良い子で、ヒーローはなかなかの溺愛でしたね。ただ、思ったほどドキドキハラハラキュンキュンしなかったなーと言うのと、申し訳ないのですがイラストが好みではなかったです。表紙は素敵なのでちょっと残念でした。

初めははどうなるかと思いましたが、最後にナゾは解けました。彼女は芯の強い可愛い方でした。彼は溺愛ですね。そしてマティが可愛いすぎる。

もっと前に彼が主人公にきちんと気持ちを伝えておけば、ちょっとヘタレです。

お話の設定が良かっただけになんかちょっと惜しい気がします。悪者があっさりしすぎというか。

お互い様でチャンチャンってことでハッピーエンド。ちと、解りづらい所もありましたが楽しませていただきました。１つだけ。るーこさんはバッフェルベルのカノンが頭から離れなかったのでしょうか？それともお好きなのでしょうか？を聞いてみたいなぁと、個人的に思いました。それを考えていてら、読みつつ音楽が頭の中から離れなくなりました(笑)