レビュー一覧

どのお話も楽しく読めましたが、２話目の32歳の引きこもりの化け物の御曹司の話が一番笑いました。ハッピーエンドで良かった。

短編集なのでさらっと読んでしまいました。それぞれの話に表紙イラストもあってよかったです。

何というかどれも印象が薄い話です。読んだ直後にあらすじすら忘れるくらい。その上、コメディ枠の八巻先生以外読後感も悪い。特に最後の自分で悲劇を作り出してひたる話は最悪でした。同じ作者の別作品２作も似たような話だったので作風なのでしょうが、毎度無理矢理こじつけで不幸を作り出していくキャラクターたちには「バカじゃねえの」としか思えず、同情できません。アンソロジー１弾は良かったのですが、２弾はがっかりでした。

アンソロジーは好きな作家さんたちの集合体で、お得感はあるんだけど、今回はちょっと重たい話が多かった。重たいのが集まると、うーん…疲れるかな。

面白いのですが、どうしても騎士の恋と比べてしまうとそちらのほうが面白かったので☆4つで。もし一冊のみ買うなら、騎士の恋のほうがおすすめですが、ボリュームと内容からこちらも買って損はないだす。

一つ一つの作品が全く違う時代背景の設定で、それぞれ楽しめました。が、最後はハッピーエンドでもそこまでの過程が悲しすぎますので、軽い気持ちで読むと重さに負けてしまうかもしれません。

4作品とも全くタイプの異なるお話でお得感高め。3話目は「女郎と町絵師なんて設定、悲劇しか・・・」と思いつつ二人の思いが切な過ぎて涙。4話目はヒーローが子供の頃から国のためにいろいろなことを我慢し耐えて誠実に生きてるのに、なかなか幸せになれず、ヒロインともあと少しのところで結ばれず引き裂かれ、最後までハピエンになるのかわからないという展開。普段読まない和ものや現代ものも楽しく読めてよかったです。

う〜ん、微妙、、、。騎士の恋が珠玉の名作揃いだったのだけど、、、ちょっと消化不良感が拭えない。

面白かったのですが、ソーニャらしい歪んだ重い愛というより、重い時代背景に疲れました。騎士の恋の方が好きです。

どのお話も短編ながらまとまっていて、それぞれ個性があって面白かったです