『冷たい王弟殿下は薄幸の王女を溺愛する〜政略結婚は甘すぎる福音〜』

政略結婚というとTLの場合、一目惚れか実は初恋の人という設定がほとんどですが、この物語の主人公二人はお互いに王族の責務とわりきって結婚をスタートさせるところから、少しずつ気持ちを寄せ合い思いやり、愛を育んでいく様子を丁寧に描いていて最後は溺愛です。すごくいいお話です。

望んだものはことごとく手に入らず、人生投げていたヒーローがだんだんと人の心を取り戻し、ヒロインに惹かれていく、からの溺愛独占がたまりません。ストイックで冷徹な人の溺愛っていいですね。

作者買い。今作もとても良かったです。ヒーローもヒロインも、身内の中で兄だけが味方であったので救いがありましたが、つらい境遇で傷ついた心を癒し合っていく2人にジンときました。ピアノとバイオリンでデュエットする夫婦素敵。

作者さん買いですが、本当に満足できました。ヒーローも素敵ですが、個人的にはヒロイン兄の分かり難い不器用な優しさがツボです。ヒーローとヒロインが徐々に惹かれ合う所も素敵で流石の文章力でした！

お気に入りの作者さんです。ハズレなく面白かったです。冷酷そうで実は甘甘ガッツリ執着独占欲強めでカッコイイ!やっぱりお兄ちゃん良い奴だった良かった―♪2人が幸せになれて本当に良かった。読後ほっこり幸せな感じです。

キルヒアイス…銀河の歴史がまた一頁。いやいやそうじゃなくて。良いお話でしたねぇ。薄幸とは言え、きちんと王女教育を受けられたことは良かったですよ。打ち捨てられ、全て丸投げ、自分達で何とかしろやって扱いのお話が、多いですから。あっ、お兄様のお陰かな？母様のことは…触れたくないかなぁ。片やお兄様は目をかけてくれてるけど、その他には何の夢も希望も持てないようなそんな生活。2人が政略とはいえ結婚して幸せになっていく過程が、うん、良かった。

絵もきれい、お話も王道で安心して読めました。駆け足気味なのが残念。

作者買いです。政略結婚からの初めての恋、溺愛でよかったですが、先が読めて飛ばし読みしてしまいました。

感情の見えない鉄仮面だけど、朝が弱いとか可愛いギャップ持ちの旦那様。年下奥様に敬語で話すのもツボです。ヒロインは、自国では冷たい家族に辛い思いをしてきたので、以前は敵国だった国の王弟との政略結婚でも自分の居場所を造ろうと、明るく一生懸命です。二人の幼少時の境遇と音楽という趣味が互いを近づけるいいアイテムでした。ここまでヒーローが執着するとは思わなかったけど、ヒロインが受け入れてるからね〜、よきよき。

前半は、初夜で湯浴みをしないまま閨事が始まったり、ユースタスがずっと敬語なのが気になって感情移入出来なかったのですが、最後は二人の絆も深まり、ユースタスのSっ気が炸裂したときに敬語がぴったりはまり、独占欲や執着を見せながらのエッチは最高でした！お互いに唯一無二の存在を得ることが出来て本当に良かったなと思います。