レビュー一覧

ヒーロー、ひどい彼氏だったんだね。仕事に追われて、余裕がなくなって追い詰められて、だから、ヒロインに気遣う労りもなくして。ヒロインが離れてしまったのは、仕方ないかな。ヒロインと姉との関係はよくある、美人な姉妹に片方が劣等感を抱き、比べられてばかりで辛い目にあうってお話。ヒーローの母は確かに嫌みなセレブ妻そのもので上から目線の人でした。妹はマジで性格悪すぎて、ドンびき。その性格でよく友人が出来ないとか、彼氏と続かないとか悩めるなあとかえって感心する。自分がどれだけ周りを傷つける言動をしてるのか、全く理解してないあたり、ヤバい位の性格ブス。しかも、姉に並みならぬ劣等感と傷を持つヒロインにとって、ヒーローが姉を好きだったってのは、キツすぎる。ただでさえ、同棲はうまくいかず、仲もギクシャクしてた上でそれは、爆弾だわ。姉に対して優しい顔や楽しそうな所を見て、特別な感情を持ってると思われても仕方ないかな。ヒーロー本人は、たいした気持ちじゃなくて、引き摺ってもいないと言うけれど、叶わなかった恋をどこかで大切な思い出にしてて、姉を大切な存在として心に抱いてるのは、伝わるものだから、ヒロインの邪推は当たってると思う。ヒロインにとっては、キツイ恋だなあ。初めての彼氏で、ハイスペック御曹司で、たださえ釣り合ってないと劣等感持ちそうなのに、その上、ヒロインの地雷の姉を好きだったとか、ヒーロー母は姉の方が良かったとか言って劣等感に火を注いでるし、ヒーロー妹も姉に憧れてたとか、同棲したら、うまくいかないとか、辛すぎる！！ヒーローの当て馬位、登場しないと、ヒロインばかり切なくて辛い恋で、可哀想でした。ヒロインに捨てられて、反省したヒーローが頑張って復縁しようと努力したのは、良かったけど。これから、バンバンヒーローの当て馬が出て来て、一生やきもきしてればいい。

一度離れてしまった彼女を必死になって追い求める彼がすごくよかったです。反省してやりなおせばいいのです。

作者買い。現代ものは初めて執筆なさったとのこと、良かったです。ヒーローもヒーローの妹も、作者さんのメインキャラとしてはめずらしく中々にヒドい人達でしたが、ヒロインがヒーローに対して一度きっぱりとケジメをつけたので、その後のハッピーエンドはストレスなく読めました。ただ妹まで受け入れてあげるのはヒロインちょっと人良すぎないか？と思ったのですが、お兄さんを取られたと思ったからヒロインにあんな意地悪な事言ったわけで、元もとは単に甘えんぼうな娘さんだったってことなんですよね。意地悪キャラがやっつけられるようなエピソードが読みたい訳ではないので不満は無いです。作者さんらしい優しい筋立てで締めてあって、他作品と同じく読後感が良く、早速リピートしてます。あとは、わんこの犬種がマルチーズなのが意外でした。マルチーズは最近本当に、全然見かけなくなりましたので何だか懐かしいです。お散歩ですれ違う犬種はほぼトイプー、チワワ、柴、レトリバー。自分の近所だけですかね？銀太郎くん愛らしかったです。

面白かったです。ヒーローと何があったのか、途中までわからなくて、焦れてましたが、やっとヒロインが記憶を取り戻し、過去のヒーローとのケンカの内容と別れるに至るまでの経緯が分かります。ちょっと途中のヒーローは本当に酷いなと読みながら思っていて、結局また仕事の余裕がなくなったらまた同じ事になるのではとチラッと思いましたが、まあ小説の世界の事なので良しとします。

面白かったです。ヒロインが交通事故で記憶喪失になります。最後は記憶が戻りますが。ヒーローがヒロインを取り戻すのに必死になっているのが良かった。でも、ヒーローのヒロインへの口調が上から目線で気になったので、星１つ減らしました。後、ヒーローはハイスペックイケメンなのですが、あまりそんな感じはしませんでした。

狡いな〜と思いながらも、必死な彼がかわいく見える。でも、それ以上は良くないよねと言いたくなる！二人の過去が少しずつ明かされていくけど、だいたい想像通りでした。結局、ヒロインを否定していた彼母も妹も懐いちゃってたのは、出来過ぎかな〜。

作者さん買いです。よくある、スバダリで激甘なセリフを吐くヒーローではなく、御曹司なのに照れて赤面したり、自分に余裕のないときにヒロインにあたってしまう等身大ヒーローでした。（この作者さんの味でもありますが…）今回のヒーローは等身大すぎて、私にはもの足りませんでした(>.<)やっぱりお話の中では浮世離れした甘ったるいところが見たいですね(^^;所々、ヒーロー目線があるのは、よかったです。あと、ヒロインは受け入れて仲良くなってますが、ヒーロー妹、かなり性格に難ありなんですが、結婚してやっていけるんでしょうか。

タイトルと表紙の絵的に興味を惹かれたので読んでみました。記憶喪失ということで、何を忘れてしまっているのかどうなるのかいろんな意味でドキドキしながら読むことができました。

作者さん買いです。いつもと違って読み進みが悪かったです。ヒーローが酷いヤツだと言う事が感じられて…終わり良ければ全て良し。思えなかった残念ですが…

先生もあとがきで記していたように時代物小説を何冊か読んだことがあり現代ものは珍しいと思い手にしました。記憶喪失とコンプレックスが題材にあり上手に纏めたストーリーだったと思います。ヒロインの事を想うと切なくなり心配になるところもありますが本人が決めた事なら良いでしょう(;^ω^)ヒーローも失って初めて大切な存在だと気づいたことだし…きっと、この先、ヒロインを大事にしてくれると思いたいです。