レビュー一覧

ヒロインの清らかな心でみんなが救われた。

この作者さんの作品、とても良いですね。何回も見ているとだんだん良くなっていきます。原作に沿っているのでしょうか。この続き読んでみたいです。

エミリーは賭けに負けた父の借金を返す為の金策にラモンの元へ。父は自らのグラブの株を売り、エミリーからも離れて行く。父に愛して貰いたいだけなのに、父には亡くなった母の事しか頭に無いなんて！義父に認められたくてラモンはグラブの経営に乗り出したがエミリーが気になって。二人のやり取りが堪らない。

主人公が健気でした。父親が急に反省したのは、びっくりです。そんなに人間変わらないでしょう。よくある展開なのは少し残念ですね。わかりやすくて先が読めるというか。。ハッピーエンドが好きなのでそちらはよかったかなと思います。

いいおはなしでした。ヒロインが真面目で愛情深い素敵な女性です。ヒーローはトラウマから人を愛すること、信じること、幸せになることに憶病ですが、だからこそヒロインの心を誰よりもわかってあげられるはず。二人のクラブがより一層繁盛していくのが見えるようです。それにしても、クラブの経営が傾いてきたとき、ヒロインが結婚して子供を産んで遺産を手にして、それを資金にしてクラブをもり立てていくという手段があったのに、何で考えなかったのでしょうね。

親が頼りないと子供は苦労するね。しかしいい子すぎるよヒロイン。まるでおしんみたいだ。

だらしない父と歪んだ心のヒーローと清らかで優しい女神の様なヒロイン。ヒロインによって2人が救われます。ヒロインの様な心優しい人はなかなかいないです。

一重先生の作品の中で一番良かったです。絵柄も前より子供っぽさが無くなりハーレクインらしくて良かった！！