レビュー一覧

大好きな作家さんですが、今回はモフ度と切なさがちょっと足りない？梗介は前々世から転生する度に十六夜月を好きになるも切ない理由で成就できず無念に死んでしまったわけですが、今世は頑張りました！もっとそれぞれの時代の話をじっくり描いて欲しかった。山神さまとの絡みも、相手を思って遠ざけようとするばかりで、モフもエロも足りない！ので、マイナス１。でも大好きなお話です。

一冊としてみると、十六夜様の姿が半分あるかないかでモフっ気がなくなってしまったのは正直寂しかったです。なんらかの力で受けが同じ寿命を得るというあるある展開かと思っていたので意外でした。ちょっと都合よく進みすぎたかなという気はしますが、幸せになってくれて良かったです。捨という不憫受けは別作家さんのお話を先に読んだのでちょっと被ってしまいましたが、こういう名付けは昔はよくあることだったのかもですね。

なんでしょうか。心臓を、ぎゅっとつかまれるような愛しさと、せつなさ。過去世と今と、その前の時が折り重なって、今は幸せ！なのに、その幸せが何故かうっ、と喉が詰まるほどに切ない。卵焼き、や、湯たんぽであったかい布団、とか余りにも今、当たり前にあるものへの憧憬が痛みを感じる程、心のすき間奥深くに入ってきて。何故か涙。また、情緒面だけでなくストーリーも練られていると思う。

単純な転生物とはちょっと違い読み応えがありました。ただ、途中少しこんがらがって混乱しちゃいました。結構前世は悲惨だったけど、最後はハピエンで安心しました。

ワンコの月光も転生させてあげて欲しかった！お話は読みやすくて面白かったです。

こういうお話大好きです！何度も読みました。なんを言うなら梗介が十六夜様やモフモフのちびっ子達と出会えて楽しんだ日々がもっと見たかったなぁ。

いいお話しでした　悲惨な背景もありますが、そんな背景は階回想だったり、比較的に穏やかに進みます。そのおかげで中身の濃いお話しなのですが、甘いお話のようにも感じられました。

作者買い。輪廻を繰り返していても相手を想う気持ちが変わらず相手の幸せを願う気持ちがとても強い。今は幸せなのに過去の記憶が切ない。ようやく幸せになれたところで終わるのが通常だと思うのに続きがあって簡単には終わらないのが興味深かった。