レビュー一覧

里先生の漫画は無言のコマが多い印象ですが、そこに想像力を掻き立てられてしまいます。勿論、人物の表情や場の空気感を読み取ることができるからなのですが。漫画における空白の美というのでしょうか。。。周りの人物の性格や背景まで細かく設定されていて、場（本作では銀行）のリアリティも感じられます。面倒見がよく部下に慕われるる存在だけど豪快で自分に無頓着な梶次長、クールビューティーで部下には近寄り難い存在だけど愛されたいツンデレ神谷次長、つくづくアンバランスさって人の魅力ですね。タイトルに全10巻とありました。ということは、次回で完結？！私は、ニヤニヤしながら2人をずっと観察していたいのですが。。。2人と同期で何かにつけてウロタエがちな宮川次長も、私には愛すべきイケオジで癒しに貢献してくれています。

俺が好きなら〜のスピンオフだけど、私はこっちの方が断然好きです。あっちは主人公含め登場人物にクズめな人が多かったし…。仕事のできるクールなリーマンもの、良いです。この作者様はスーツの着こなしがすでにエロい。腕に時計してるだけで萌える。何なんでしょうね。エロはないけどキスだけでもエロいので本当にうまいなーと思いました。控えめに言って最高です。続き早く出ないかな…

バラ売りでも買い続けようと確信するくらい満足しました。攻めが感情に素直で受けに直球で向かってくのが男らしくもあり、可愛らしくもありました。受けは絶対お前には落ちないって感じで手強いんだけど、そもそも落ちたのは受けが先である事実と、ノンケである攻めに幻滅されることを不安に思ってるっていう外見からは想像もつかない弱気な部分がある所が、ギャップあって最高だと思います。この先、ゾッコンな攻めがどうやって受けに振り向いてもらうのか絶対に見逃したくなくなりました。この作者さんは攻めも受けも性格の設定が上手で、絶対にブレがありません。今までの作品を見ても、どのCPも二人の相性が抜群に良いです。現実に居そうなくらい、妄想してしまうくらいリアルで大好きです。

9話ラストの神谷次長がかわい過ぎる！キュンキュンしました

梶次長がどうして神谷次長を好きになったかというエピソードをもう少し詳しく描かれるのかなと思っていたけれど、意外にさらりとスルーしていたのがちょっと物足りなさをかんじましたが、おもしろかったです。

繊細な絵のタッチが作品の空気感とマッチしていてとても引き込まれます。安易に好きと言われた事が癇に障ったり、間接的な言い回しをしたり…後先を考え過ぎてしまう大人の恋愛感があってキュンとします。本心ではお互いに求め合っている感じなので、体を重ねるシーンでは二人の熱量が伝わってきて、さらっとした描写ながらもアツアツでとっても良いです！

里さんの仕事出来る系のスーツが似合う男達、控えめに言っても最高です。二巻まで読みましたが多分分冊全部買って単行本も買ってしまうパターンですこれ。

もーなんなんでしょう、この、この方が描く男の色気といいますか、いい男の、できる男の魅力と言いますか、最高です。とても静かに話が進むのに、お互いに熱いものが内にあって、その掛け合いがたまりません。大人のかけひき、先が気になって、目が覚める思いです。

なんでこの攻めはこんなに感じ悪い受けが好きなの？顔なの？

とってもいいですがここで終わりですか？ちょっと消化不良です。もう少しイチャコラがみたいです。