レビュー一覧

軍艦島は流行りになって沢山の本が出ていますが、違った角度からのストーリーで楽しめました。上陸した事があるけれど、行く前に読んだらまた違った見方ができたかも。

●「ワン・チャンス」がもたらした物・・・それは・・ちょっぴり成長した主人公。日常生活の中に不意に現れては目の前を通り過ぎて消えてゆく「ワン・チャンス」。（自分も何度逃してきたことか…）●このスクープカメラマンはそんな瞬間を逃さないようにと「今」「その瞬間瞬間」を生きている。（それだけで立派な一流だと思ったのは自分だけか。）●廃墟マニアの目線としては廃墟の描写がリアルで楽しめます。（描かれた窓1枚1枚覗いてみたり…大丈夫か？自分）●「廃墟の夜は賑やかだ」などのセリフは、実際に日本各地の取材を重ねた作者ならではのリアルな感想か。