レビュー一覧

怖くて切なくて、不思議な話ばかり。どれも面白かったです。

まとめて読んでも面白かった。改めて見ると、理屈のない恐怖、人情味あふれるもの、不思議な話等と多彩。ただの怖い話で終わらないのが深いと思いました。いやー絶対河べりにステイはしないぞ！

どのお話も、どの漫画家さんもよかったです。絵とお話がしっくりきました。山好きさんは一晩テントでぶるぶる震えながらまんじりともせず朝を待って、転がり落ちるような目にあっても、やっぱりやまた山に登っちゃうのかな？

しっかりした原作と、確かな作画。山に登る人なら、こんなこともあるのかもと心をよぎるものがあるのではないでしょうか。理不尽な話もありますが、そこは山。山は理不尽なもの。妙に納得もします。最後の話に、ほんわりしました。

安曇潤平氏の山怪談はじわじわと怖い。伊藤潤二先生の絵は特に雰囲気に合っているかも！

好きな作家さんばかりだったので買いました。実力派の漫画家さんばかりなので、読み応えがありました。

怖い話も有りますが、山を愛する人が描かれている話が多いです。

面白いです。中には泣ける話もありました。山は怖そうだなぁ。

古くから、山には不思議な伝説や動物、妖怪などがいるという話があり、この作品もそれらをモチーフにしているような気がしました。

好きな作家さん勢揃いの逸品です。怖いもの好きならぜひ読んでほしいです。夢中になって読みました！