レビュー一覧

「広陵散」、悲しい話だけれど美しい。また何度も二人は出会いと別れを繰り返すのだろうか。それ程愛されていたのに、気がつかない、いつかはと願わずにはいられない。

1冊に4話ある短中編小説でどれも受けが美人さんでけなげで好みでした。一話ずつの話がもう少し長かったら良かったです。

それぞれ別の中華風のお話が４つ入った短編集。笠井先生の描く美麗カップルがこんなに見れて幸せ〜。表題作と４話は同じ世界感で(受け同士が兄弟とも思われ…)この二作はハッピーエンドで楽しめました。２話目は故事にありそうな切ないお話でエロは無し。で、問題は３話目…初出のお題が冷血だったとのことでドM？私はニガテな感じでした。マイナス☆悩みましたが挿絵のお得感で☆プラス。全体的には満足な一冊です。

笠井先生のイラストが好きで購入しました。ストーリーは4話入っていて、1話目の話が一番良かったです。3話目は人を犬扱いする内容が酷くて、気分が悪くなり、途中で読むのを辞めました。2話目は切なく、4話目は甘い話でした。

4つの短編集でした。メインのお話は挿絵とサンプルで興味深々で読みました。2つ目3つ目が切ないお話で、4つ目が反動のようにほのぼのしておりどれも楽しめました。中華風のお話という事で何にせよ行き過ぎた世界観は中華風にする事でよくマッチしていました。日本物でこれは、絶対ありえない。作者買いでしたが頑なな気持ちの動きがデレてくる描写がクセになる作家さんだと思います。

表題作＋短編有り。短編も短く纏まっていて、それぞれに良かったです。印象深かったのは、「残灯・・」。かなりシュールな作品で読後感がやばかったです。

短編集なので、色々なお話を楽しめました。中身はそんなに深くなく、ツッコミたくなるのをスルーして読んだので少し物足りなく感じることも。イラストの力は大きいですね。

趣が異なる４作の短編でしたが、表題作に惹かれて読みました。意外な展開もあり、面白かったです。３作目は悲惨で救いの無い結末でした。でも、４作目で明るい天然受けが後味の悪さを消してくれました。この人って１作目のあの人の弟ですよね？最初と最後が良かったです。願わくば３作目の冷酷非人情な次男に過酷な運命が待ち受ける…そんな続編があれば最高です。

イラストの美しさったら。それだけでも価値あり。犬の話はある意味すっごい。受けに救いがなくて、もーいっそのこと長編にして受けがのし上がっていくまで見て見たいわ。

最初の話が長さも含めてすごくよかったです。絵も美しかったです。