レビュー一覧

『雪よ林檎の香のごとく』を読んで気に入った方は、ぜひ読んで下さい！　内容紹介にもありますが続篇短篇集です。志緒ちゃん愛されてるなーとか、先生メロメロじゃん！っていう萌えキュンや、切ないお話がいっぱい詰まっています。私は志緒の高校卒業式のお話『はるのうた』がお気に入りです。いつまでもいつまでも二人のお話を読んでいたいなーって思う１冊です。『青』の次は『赤』をどうぞ。大人になった志緒ちゃんに会えますよ。

すでにカップルになってる二人のお話なので、落ち着いて読むことが出来ました＼(^o^)／本編では駆け足気味だったところが補われていて満足！付き合ったカップルのその後の話が好きなので、この作品はストライクでした〜★本編は基本的に志緒目線で物語が進んでいきましたが、こちらはストーリーごとに二人の視点が切り替わります。本編では先生目線の話がほとんどなかったので、新鮮でした★カラー絵のキスしてイチャイチャしてる二人が可愛すぎて何度も見ちゃう。

満点。一穂ミチさんファンの方には言わずもがなですが、ほんとうに瑞々しい文章！！！タイトルも素敵ですよね、りんごなんて素直な単語でここまで広げられるものでしょうか。満足感十分な続編です。心の成長、関係の成長が丁寧に綴られていて、うっとりと心酔しました。

たまに先生の本音が書いてあって、志緒ちゃんが愛されてて幸せな気分になります。すぐ続きを読みます！

このお話は「林檎甘いか酸っぱいか」青赤黄、3本のシリーズのうちの1つのお話です。本編「雪よ林檎の香のごとく」の様々な場面での短編集です。短編集なのに本編のお話をするのはなんですが、是非とも本編を読んでからこちらの「林檎甘いか酸っぱいか」シリーズを読んでいただきたいです。本編では、過去の自分の過ちを悔いてその時に立てた誓いを頑なに守る高校教師の桂英治と、父の通った母校に通うべく2度の受験失敗を経験し自分の道を見失いつつひたすら勉強に打ち込む高校1年生の結城志緒が、互いをかけがえのないものと認識して共に人生を歩み出すお話です。もう恋をしないと誓いを立てたはずの桂が、教え子である志緒の高校卒業を目前にして手を出してしまう場面があります。10年も守っていた誓いと教師としての倫理観はどうなってるんだという意見もありますが、それだけ志緒との出会いが桂にとって衝撃的だったんだと思います。それまでの自分の人生観をひっくり返されるような。今回のお話の中でその時を振り返る場面があり、ざっくりと理由を述べています。本編での違う視点やその後のお話も読めるのでおすすめです。一穂先生の他の作品「ふったらどしゃぶり」がすごく好きで何度も読み返しています。切り取った日常のその瞬間を表現する言葉の選択とそれらが連なって文節となって行く様がとても秀逸です。そこまで好きなのになぜ今まで林檎シリーズに手を出さなかったのか。おそらく試し読みの段階でCPの片割れが15歳という所にひっかかったんでしょうか。今となってはナゾですが。感性なんて人それぞれだし、私のレビューなんて参考にならないので普段は書くことはないのですが、ちょうどこれを読んでいるときに一穂先生が直木賞にノミネートされていたことを知って、お祝いを兼ねて書かせていただきました。遅ればせながらおめでとうございます。

”赤”と違って高校在学中と卒業直後くらいまでの時系列でまとめてある短編集です。赤より若い故に足掻いたり空回りしたり、一緒に成長していく２人が”赤”同様素敵な内容になっています。

先生視点の話がたくさんあってとても良かったです。やっぱこの二人素敵です。

2人の色々なお話しが読めて嬉しくて読む手が止まらなかったです(*^^*)やっぱりシオちゃん好きだなとまた思い、2人がお互いのこと思ってるのが伝わってきて、幸せになってほしいと思いました(*´ω｀*)

いつまでもいつまでも幸せでいてほしいカップルです。

あーこの２人好きだなぁ。翌日のエピソードとか、その時々の２人が詰まっている。