レビュー一覧

３巻の最後のページにこの作品の全てが要約されている様に思いました。心豊かに生きる事は、気づきさえすれば簡単なのを改めて教えてくれた気がします。タイトルが作品のテーマを逆に稀薄にして残念な印象を与えているのでは? 全くの余談ですが、 ジェイムス・スチュアートのかの名作は毎年クリスマスに観ています。人間の根本は変わらないと微かな希望を与えてくれ続けてくれています。（作者の意図する所と違うかもしれませんが。。）

確かに重い話ばかりだが、考えさせられます。かなり、しっかりしたストーリー。

淡々と、でも強い女性達の人生ドラマの短編集…って印象です。お金を払って読みたいとは思わないんだけど、いい作品だと思います。

震災の話はドキドキした。何年も三陸の海に行けなかったぐらい。

ひとつひとつのテーマは重たいかもしれないが、ただ悲しいだけじゃない。読んだ後清々しいものもある。決して気持ちが暗くなる一冊ではない。ちょうど自分が辛い思いをしている時だったから、もうちょっと頑張れるかなと勇気をもらった。

短編集ならではの、いろいろな人のいろいろな考え方や人生が垣間見れます。考えてみれば一人の人生がたくさん漫画になるほどトピックがあるわけでもなく、無理せず、インパクトある瞬間を切り取って教えてくれます。それに触れると、そういう人生もあるのかなって思ってしまいます。中表紙のヌードは無意味な気がしますが。

読みごたえのある素晴らしいストーリーです。

話が重いけど、リアリティがあってしんみりします。

殆どが悲しい設定なのに、読んだ後に気持ちがやすらいだ。これは漫画だし、この登場人物達のような経験をしている人達に出会うというのはなかなかないが、人は静かに生き続けるのかと、そうするのかと、思った。絶望しても、苦しくても。

少し重い話が多いが、構成がしっかりしている。