今もなお語り継がれる伝説のガールズラブゲームが満を持して絵ノベルに登場！！

ずいぶんと前に亡くなった祖母は旅が好きだった。
見知らぬ景色。見知らぬ人々。見知らぬものとの出会いが大好きで――
高い天井で育てば背が伸びると言うように、世界を広く持つことが、人を大きくするのだと――

そして高校二年の夏休み、私も遠くへ旅に出る。
部活の合宿なのだけれど、これも旅には違いない。
電車と車を乗り継いで、私たちは南の海へ。
剣と胴着をかばんに詰めて、鬼ヶ島を望む岬の山門へ。
そこで私が出会うのは――

月の満ち欠け、潮の満ち引き、水面（みなも）を乱す宿命（さだめ）の周期（めぐり）――
瑠璃の宮処（みやこ）にまどろむ龍の、いざなう嵐に私はあらがう。
――むげんのなみは　わだつみのこどう――

「【絵ノベル】アオイシロ」のストーリーは「相沢保美編」「ナミ編」「夏夜編」「喜屋武汀編」「コハク編」「真相編」の6つの物語に分かれており、基本的に各編全て独立した作品として楽しむことが出来ます。
どのルートから読んでいただいても構いませんが、「真相編」のみ作品全体の構成上、他の作品をお楽しみいただいてから読まれることをお勧めします。

※こちらはゲーム版のシナリオを書籍化したものであり、選択肢などは入らず、キャラ一人ごとのシナリオのみの収録となります。