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出会うヒト<境>

出会うヒト<境>

無料サンプル 内容紹介
小説・実用書
先輩と暮らして早半年。
舞い散る桜の中で「ボク」は昔を思い出していた。
今、ボクの隣にいる先輩は――一体誰なのだろうか……。
同級生の飛び降り自殺に遭遇したボク。
幸い一命を取り留めた彼女だったが、その日からボクの不幸が始まった。
ボクを守ろうとする先輩、ボクをどこかに連れて行こうとする……死神。
神社の裏で見たのは――。(死神憑き)


先輩を連れて田舎に帰郷したボク。
過疎化した村で、幼少期からの知り合いとすれ違う。
幼少期のころから見た目の変わらないそのヒトは、どうやら祖父母、曾祖父母の世代からずっと同じ風貌で――。(繰り返すヒト)


怪異に遭遇してばかりのボク。
だが、そんなボクへの被害は全て誰かが請け負っているのかもしれない……。
祖母に頼まれて畑を掘り起こしたボクは、良くないものを掘り当ててしまった。
その日の夜、激しくドアを叩く音が響き……。(守り札)


田舎から帰ろうとしたボクと先輩は、その途中で真っ黒な鳥居を見つける。
興味半分から、その鳥居の先に進んだボクらはとうとうあの世に追われることになってしまった。
事故にあったボクらは――。(幽明異境)


明かされる先輩とボクとの関係。
どちらが怪異で真実なのか。
繰り返し、繰り返される悲しい恋。
執着と狂気。


その後の彼らを書く、ショートストーリも収録。
幽明境を異にした最終巻がここに……。
出会うヒト<異>

出会うヒト<異>

無料サンプル 内容紹介
小説・実用書
ゼミの旅行で訪れた「ペンション・トワ・エ・モア」
スキー旅行だとはしゃぐ友人と、いつもどおり控えめな先輩。
オーナー夫婦は誠実そうで、高校生の娘さんが馴れ馴れしいことを覗けば、ボクはこの旅に満足して帰ることができた……はずだった。

深夜、ボクは不自然な物音に目を覚ます。それはまるで吹雪の中、雪を掘り続けるかのような……。−−(掘る音)

誰もいないペンションでボクらは料理をすることにした。キッチンの中で見た出来事は、幻か現実か。ボクたちは吹雪の中に閉じ込められた。−−(キッチンの怪異)

雪のちらつく山道で、ボクらは「何か」に追われていく。繰り返し繰り返し抜いていくアレは……。−−(抜いていく車)

教授から聞かされたことの顛末。ボクと先輩は互いを求め、全てを忘れようとしたが……。−−(憑いてきたモノ)

BL×ホラーのシリーズ3作目。
今回はペンションに焦点を当てたロングストーリー。
結ばれる二人。背徳の感情と浸透する恐怖。

−−先輩がボクを受け入れてくれたように、ボクもこの恐怖を受け入れよう。だってボクはもう……。
眼球拒絶−奪い取られた目−

眼球拒絶−奪い取られた目−

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小説・実用書
警備会社の経理課に勤める倉田は、別れ話のもつれから、恋人の未央香を殺害してしまう。

遺体を処分するために体をバラバラに切断して、頭部、胴体、両腕、両脚の4つの部位に分けて山中に埋めたのだが……。

惨殺された者の恨みと憎しみは、不可解な現象となって次々と倉田に襲いかかる。

そしてついには、膨大な負のエネルギーを糧として彼女は復活を遂げるが、傷ついた眼球だけは思うように機能することはなかった。

自分の体に適合する眼球を求めて、彼女は街をさ迷い始める。

風祭忍&栞が活躍する初のホラー作品。眼球を求める死者の魔の手は、2人にも向けられ……。
出会うヒト<明>

出会うヒト<明>

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小説・実用書
先輩と時を過ごすようになって半年。母が末期がんであることを知らされる。
心配し、ボクの面倒を見てくれる先輩。そんな先輩とボクの前に怪異は次々と現れる。

母を見舞う病院で、ボクら奇怪なものを目にする。それは、病室から頭を出し入れする奇妙な男−−(出入りする男)

母の着替えを取りに戻った我が家には、あるものが繁殖していた−−(シデムシ)

一人暮らしを始めるボク。安さに引かれて墓地の前の古いアパートを借りるも、その晩から奇妙な出来事が−−(墓地の前の家)

試験に終われ、深夜の自販機にコーヒーを買いに行っただけのボク。だが、ボクが迷い込んだのは……−−(真夜中の自販機)

BL×ホラーの怪談耳袋の2作目『明』。
進む恐怖。決まる覚悟。

−−ボクは先輩の目を見つめて言いました。「キスとはこういうものです」−−
呪い受けます

呪い受けます

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小説・実用書
塔子をかばって車にはねられたのは、少し風変わりな《解呪師》四ノ宮沙門だった。

呪いを肩代わりする能力を持つ沙門は、塔子にかけられた呪いを我が身に引き受け、呪いの根源を断つため調査に乗り出すが……。

運動神経が鈍くて血が苦手な沙門は、呪いのせいで死にかけたり、なんでもないことで貧血を起こしたりと、見るからに頼りない。依頼人だったはずの塔子が、いつのまにかお守り役に?

はたして2人は、無事に呪いを解くことができるのか……!?
狭い空間

狭い空間

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小説・実用書
図書館で司書として働く理子は、ある日、夫から信じられないような話を聞かされた。

自分たちの住むマンションの一室で、二年ほど前に無理心中があったらしく、母親が小学生の娘を刺し殺して、自分も電車に飛び込んで自殺したそうだ。

何号室で起きた事件なのか、そこまでは夫も知らないと言う。

無理心中の事件を色々と調べている最中、今度はマンションの近所で「通り魔」事件が発生した。被害者は小学生の女の子で、刃物を持った三十代の女性に切りつけられたらしい。現在も犯人は逃走を続けており、警察は厳戒態勢を敷いて捜索を行っている。

そんな中、理子は買い物に出かけようと、「通り魔」の存在に脅えながら一人エレベーターに……。
出会うヒト<幽>

出会うヒト<幽>

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小説・実用書
「先輩に出会ってから、不可解な現象が起こるように……」
大学に入って暇なサークルで出会った『先輩』彼と共に遊びに行くたびに、「ボク」は今だかつてない心霊現象に見舞われる。

地元で有名な幽霊トンネル。幼い頃にそこを通ったことがあるという先輩と共に訪れたボクは、矢継ぎ早に恐怖に襲われて――(あるはずのないトンネル)

先輩の親戚の別荘へ泊まりに行ったボクは、そこでありえないモノを見てしまう――(猫の家)

夏祭り。先輩と暗がりで休んでいたボクは、奇妙なお面を被った人達に囲まれて――(夏祭りのお面)

先輩の付き添いで広大な霊園に入ったボク。行けども行けども目的の場所へはつかず、やがて日が暮れ――(迷い参り)

オムニバス形式で進んでいく「先輩とボク」の百物語。
ゆっくりと進んでいく「ボクと先輩」の恋事情。
BL×ホラーの怪談耳袋の1作目『幽』。

――ボクは思いました。「一番怖いのは、それでも先輩の側に居たいと思ってしまうボクの気持ちです」――
死角

死角

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小説・実用書
清掃スタッフが避難階段の奥で死んでたんだよ――。
複合商業施設ビルの警備会社に転職した近江は、先輩の警備員と一緒に避難階段の巡回中、そのような話を彼から受けた。
死因は脳梗塞で事件性はなかったが、緊急時以外に利用することのない避難階段に、なぜ清掃スタッフが入り込んだのか、今も謎は残されたままとなっている。
建物の外部に設置された避難階段を巡回するために、最上階のドアを開けると、近江の目の前に煌びやかな景色が広がった。
よく都会の夜景を「宝石箱をひっくり返したような」と表現されるが、まさしく七色に光り輝く宝石そのものだった。
景色に見とれているのも束の間、今度はここから飛び降り自殺した女子高校生がいたと教えられた。そればかりか、館内には子供の幽霊が徘徊していると言う。
研修期間が終わり、夜中、照明の落とされた館内を一人で巡回中、近江は限界を超えた恐怖を体験することに……。
サクリファイス

サクリファイス

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小説・実用書
ある朝、目覚めた遊馬は、なにかが無くなっている事に気づいた。

喉が異常に渇く。

捜し物をする前に、まずは喉の渇きを潤そう。

外へ出れば、蝉が煩い。

蝉が煩いのも、喉が渇くのも、きっと温暖化のせいだ。

炭酸水を買いに行ったコンビニで貴弘に合い、暇なら来いよと家へ連れて行った。

そこで不思議なモノを見た貴弘が唖然として呟く。

――これ、なんでこんな所に入ってんの?

夏の日、少しずつ狂っていく遊馬の世界。