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今から3550年前――古代エジプトが勢力・文化ともに最盛期を誇った新王国時代第18期アク=エン=アトンの治世。王(ファラオ)であったアク=エン=アトン(アメンホテプ4世)の正妃・ネフェルティティの三女であり、のちに少年王・ツタンカーメンの妻となるアンケセナーメンの物語を里中満智子が描く壮大なる叙事詩。
幕末の会津藩の武士の家に生まれた剣と馬を愛する少女・芙美が年頃を迎え江戸に詰めている会津の名家・有馬家に嫁ぐところから、明治、大正、昭和と激動の時代を時代を生き、大往生するまでを描いたの壮大な物語です。
戦後の大阪、幼い愛生子(アキコ)は母・朝子がアメリカ兵とできているために周りの人間に疎まれることもあったがたくましく生きていた。やがてアメリカ兵の血を引く妹が生まれ、愛生子はいずれ彼女をアメリカに帰った父に会わせようと決意する。その後朝子は男を次々と変えていき、不動産業者の黒田の妾になっていた。そして愛生子は黒田の息子・正彦に惹かれていく。
主婦としても女としても完璧な妻・悠子と息子がいながらも、山下拓矢は仕事先で出会った清水ユリと本気で愛し合っていた。一方隣人の野口夫婦は、体が弱い妻・冬美と彼女を気遣い家事をこなす優しい夫という関係を築いているが、実は互いに物足りなさや不満を感じていた。そんな対照的な夫婦関係にある悠子と冬美の前に、やがてユリが現れ……。
他、「結婚指輪なんかいらない」、「日曜日の食卓」、「妻の時間」の3作を収録。
他、「結婚指輪なんかいらない」、「日曜日の食卓」、「妻の時間」の3作を収録。
小作人であるおじの家で育ったアンナはある日、木苺を摘みに出かけた蝶のたくさんいる森で領地の跡取りであるアンジェロと出会い、彼に誘惑され子を宿す。アンナを愛していたおじの息子・パウロは身重のアンナを受け入れようとしたがアンナはそれを拒否しアンジェロを待つ。しかしアンジェロはアンナの事などすっかり忘れ、別の女性と結婚してしまう。絶望したアンナはアンジェロの結婚式の日に娘を産み命を落としてしまう。マリーザと名付けられたアンナの娘はパウロが大切に育てていたが、子供が出来ないアンジェロの元に養女として迎え入れられるが……。
庭に火炎樹の樹を持つ家に住む支倉崇は浪人生。ある日、庭先に兄・諭のガールフレンドのひとり、仲根維が訪ねてくる。兄の大学の同好会の後輩である維は、諭に夢中らしい。その思い入れはちょっと異常なくらい強いもので、諭は次第に重荷に感じてしまう。一方、崇はいつのまにかそんな維に想いを寄せるようになっていて……。
紀元前51年、18歳で王位についたクレオパトラは、弟のプトレマイオス13世(クレオン)と共同で王位を守っていた。先王である父の何人目かの妻エウロペの画策により弟を暗殺されたクレオパトラは、暗殺者の手を逃れローマの将軍ジュリアス=シーザーの元へ逃げ延びた。エジプト女王として承認され、シーザーからの愛を受けたクレオパトラは、シーザーとの子シザリオンを授かるが、ローマへ帰ったシーザーはクレオパトラが思うほど愛してはくれず……。知性と美しさを兼ね備えたクレオパトラの波乱に満ちた生涯を描いた作品です。
麻生由希は素直で元気な女の子。“あかずきん”という洋服店を営む母親と、月に1度しか帰って来られないが、デザイナーをしている優しいパパがいる。由希はパパが大好きで、本当は毎日帰って来てくれたらいいと思っているのだが、由希のパパには月に1度しか帰れない理由があり……。
古代エジプトの都テーベ。貧しい少女ルツは健気に生きていたが、父の酒代のために奴隷として売られてしまう。
偶然会った占い師が、ルツの恋は何もかも飲み込み、国の歴史をも変えてしまう運命にあると予言するが……。
偶然会った占い師が、ルツの恋は何もかも飲み込み、国の歴史をも変えてしまう運命にあると予言するが……。
学識経験者・文化人として多彩な活動を行っている漫画界の大家、里中満智子先生が描くギリシア神話の世界!
ギリシア神話ファンだけでなく、ギリシア神話についてこれから知りたいという人にも、わかりやすく描かれています。
ギリシア神話ファンだけでなく、ギリシア神話についてこれから知りたいという人にも、わかりやすく描かれています。
同じ女子高に通う双子の姉妹・留衣と麻衣は、自身も不思議に思うほどまるで正反対な人間だった。「はなやかなことは留衣がひきうけて、かげのことは麻衣がひきうける」そんな二人はある日、麻衣の気持ちを知った留衣の提案により、担任の若い男性教師の加賀にどちらが好かれるか競い合うことに。初めは尻込みしていた麻衣も留衣に叱責され腹をくくり……。
母の妊娠や父の不倫騒動、卒業後の進路……二人はやがて、コピーライターの藤木への想いに苦しむことに。
母の妊娠や父の不倫騒動、卒業後の進路……二人はやがて、コピーライターの藤木への想いに苦しむことに。
アラビアン・ナイトから着想を得た里中満智子のショート・ショート集。声が出なくなったアイドルの願い、3つ望みを聞くというそろばんの精と思い悩むOL、仕事一筋の老婆と孤独な美少年の恋……など、様々な女性の欲望、悲しみ、愛情が描かれた多彩な物語。
梶武士は野球部を辞めた朝、真面目で堅物な七重に退部したことを咎められるが気にも留めなかった。七重と会う直前に自分のロッカーに見つけた送り主不明のラブレターを気にしていると、男子たちが騒いでいるのに気づく。なんとそのラブレターは武士だけでなく、ほかの男子たちも持っていたのだ。ラブレター事件が終息した放課後、武士が部活をせず真っ直ぐ家へ帰る姿を、七重は教室の窓から見つめるのだった。
登山途中に雨に降られたマイケルたちは古い城を見つける。そこで彼らはその城に住む美しい女性ピアと出会い、泊めてもらうことに……。しかし、ピアの肖像画の日付が240年前のものと気づいたマイケルの妹マリアは、ピアの恐ろしい姿を目撃する。
他、「くらい空のはてに」「あの星はきえても」「ナナよいつまでも」「淳と鈴子の物語」の4作を収録。
他、「くらい空のはてに」「あの星はきえても」「ナナよいつまでも」「淳と鈴子の物語」の4作を収録。
事務で働く真美はハンサムでたくましい素敵な夫である誠二と幸せすぎる結婚生活を送っていた。しかしある日帰宅すると、部屋には女装姿の誠二が……。誠二は会社の余興で借りたと言うが、自分のものではない香水を嗅ぎ取った真美は浮気を疑い興信所に依頼する。やがて真美は、誠二が女装クラブに通っているという事実を知る。
他、「とつぜんドラマのように」「ガラスの花束」「ためらいの夜」の3作を収録。
他、「とつぜんドラマのように」「ガラスの花束」「ためらいの夜」の3作を収録。
晶子は恋の歌を詠むことが好きだったが、両親にはふしだらだと否定され理解を得られずにいた。恋を夢見ていたある日、晶子は憧れの歌人・与謝野鉄幹と、女流歌人・山川登美子に出会う。晶子は鉄幹に恋をするが、登美子も同じ思いであることを知る。さらに鉄幹には妻と子どもがいて……。
他、「黒衣のエバ」を収録。
※こちらの作品に収録されている『黒衣のエバ』は、作品名「黒衣のエバ」にも収録されております。予めご了承ください。
他、「黒衣のエバ」を収録。
※こちらの作品に収録されている『黒衣のエバ』は、作品名「黒衣のエバ」にも収録されております。予めご了承ください。
折原聖子は雅也のやさしさを愛していた。二人だけの時間をもちたいと思った聖子は、寮を出てアパートに移ることにした。
しかし、聖子が妊娠したと知った時の雅也の返事には、やさしさはなかった。「この人は、やさしいのではなく、まだ子供なんだ。」と聖子は落胆した。妊娠が誤りだとわかったあとも、彼への気持ちはすっかりさめていたのだった。
しかし、聖子が妊娠したと知った時の雅也の返事には、やさしさはなかった。「この人は、やさしいのではなく、まだ子供なんだ。」と聖子は落胆した。妊娠が誤りだとわかったあとも、彼への気持ちはすっかりさめていたのだった。
久保笑美子は臨海学校で人魚のような少女に出会った。
二学期の初めに、憧れの馬術部キャプテンで生徒会長の磯崎高志が早朝練習をしているところを見学しに行くと、笑美子は海で出会った少女と再会する。
彼女の名前は水穂路実。
秋の演劇部の公演で主役・ジュリエット役をする笑美子にとって、彼女は理想のロミオに見えた。
同じ牡羊座生まれの笑美子と路実は互いに惹かれあうが……!?
二学期の初めに、憧れの馬術部キャプテンで生徒会長の磯崎高志が早朝練習をしているところを見学しに行くと、笑美子は海で出会った少女と再会する。
彼女の名前は水穂路実。
秋の演劇部の公演で主役・ジュリエット役をする笑美子にとって、彼女は理想のロミオに見えた。
同じ牡羊座生まれの笑美子と路実は互いに惹かれあうが……!?
エバがシドニーに出会ったのは、母親の葬儀の日だった……。二人は相思相愛だったが、エバが美大生になったシドニーに会いに行くと彼は部屋で亡くなっていた! 彼の死の真相は……!?
他、「影のささやき」「薔薇にくちづけ」の2作収録。
他、「影のささやき」「薔薇にくちづけ」の2作収録。
パリで働く慧(あきら)の父親が亡くなった。
「第二夫人」の息子であった慧の元に、本妻の娘、瑶子が遺言を持ってやってきた。亡き父の会社で瑶子が社長を務める嵯峨商会で働くことになった慧だったが、その心にはある黒い思いを秘めていた……
「第二夫人」の息子であった慧の元に、本妻の娘、瑶子が遺言を持ってやってきた。亡き父の会社で瑶子が社長を務める嵯峨商会で働くことになった慧だったが、その心にはある黒い思いを秘めていた……
南の小さな島、虹が島で中学をおえたあかねは、東京へいってしまった母や、ほのかに思いをよせている大宮先生のことを考えると、自分もどうしても東京へ行きたいと思うのです。その思いは日増しに募り、一心に旅費作りに励みます。そしてやっと、念願の東京へと旅立ったのです。期待に胸を弾ませ、東京に出てきたあかねは、さっそく母を訪ねますが……!?
秀一の父は鷹見商事の社長だが、体を壊して軽井沢で療養していた。父の見舞いにやってきた専務と母親が不貞を働いていることを知ってしまった秀一は……!? シェークスピアの「ハムレット」が原案の愛憎劇。(熱い十字路)
他、シェークスピア作品を原案とした2作を収録。
他、シェークスピア作品を原案とした2作を収録。
葛木結実はごく普通の両親と弟の4人家族で育った私立大学の4年生。月・火・水と、画廊でアルバイトをしている。卒業してからの勤め先はまだ決まっていない。“ちゃんとした仕事”をしたいのだけれど、“先の短い女子大生”は思うように受け入れてくれる会社が少なくて、それで今、悩んでいる。ボーイフレンドは何人かいるが、その中でも日高徹くんだけはボーイフレンドから、いつか恋人に変わっていくかも知れないという予感だけはしていて……。
東海南高校に通う敷島明は幼い頃から“いい子”と言われて育ち、女の子にも優しい理想的な男の子として育ってきた。周囲の期待を裏切らないために、勉強もスポーツも陰で努力し、「理想のヒーロー」としてのレッテルを保ち続けていた。しかし、本当はどこにでもいる普通の男の子で、その正体を知っているのは幼馴染の馬場洋平だけ。洋平はいつも明の引き立て役を買って出てくれるような男で、明は洋平のように自然に振舞いたいのだが、“二枚目”であり続けるクセがついてしまい、女の子とも気軽に話が出来ず……。