十年前神隠しにあった過去を持つ17歳の香椎聖心。父親の事業の失敗で再びその地に行かなければならなくなった。しかし彼にはその時の記憶が一切ない。後から生まれた兄弟と共にその地で暮らし始めるのだが、忌まわしい風習に彼らは知らず知らず巻き込まれていくのだった……。
『作者挨拶』はじめまして。今回は今と昔を繋ぐ物語と言いましょうか。その地に生まれた人たちの定めみたいなものを書きたくて話を考えました。楽しんでいただければ幸いです。

田舎の役場に勤める笹は幼く見えるのが悩みの24歳。笹が密かに恋焦がれているのは直属の上司である42歳のバツイチ課長松崎だった。でも歳の差や身長差から告白なんてとんでもないと思ってた。そんな時、地域活性化を狙ったゆるキャラ制作でふたりだけで行動することに。チャンスは巡ってきた。今言わなくちゃ。だけど言うに言えない。笹は酒の力を借りて告白するのだが。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。

女子大生の叶には気になる人がふたりいた。ひとりはバイト仲間で客受けのいい一ノ瀬君。
そしてもうひとりは図書館勤務のインテリな西野君。
好きだけどそれだけで終わるはずだった恋なのに……。ふたりの愛に挟まれて叶の恋が今始まる。

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何不自由ない暮らしをしているお嬢様・篠田寧々。暮らしは何不自由ない代わりに結婚への選択の自由はない現実にちょっとナーバスになっている。そんな時、自分のお気に入りのメイド・桑野美波が野外で男とセックスをしているところを目撃してしまう。それを見逃すことが出来ずに咎めてしまう寧々。その日から一般メイドだった美波を自分の犬として生活させることにしたのだった。

突然会社が倒産して、たちまち生活に困窮してしまった佐山野絵。
ある日、乏しくなったお金を引き出そうと街中に出かけた時、偶然出会ったのは高校時代みんなの憧れだった男子・城島剣斗だった。彼の家は金持ちで、野絵の暮らしぶりを知った彼は「それならウチに来ればいい」と誘ってくれる。
迷ったけれど、結局それに甘えて彼の家のメイドとして住み込みで働くことになった野絵。だけど気持ちとは裏腹に失敗ばかりを繰り返し、ついにはメイド長から最後通牒を言い渡されてしまう。辞めたくはなかったけれど辞めなくてはならない。
屋敷を出て行く前にどうしても挨拶したかったのは、やはり自分をここに薦めてくれた剣斗だった…。
最後に彼に会ってからこの屋敷を出ようと決め、荷物片手に彼の部屋を訪ねるとそこには思ってもみなかった展開が待ち受けていた…。

※こちらの作品にはイラストが収録されていません。